wien2k:構造最適化
Differences
This shows you the differences between two versions of the page.
Both sides previous revisionPrevious revisionNext revision | Previous revision | ||
wien2k:構造最適化 [2020/04/05 16:32] – [で、どっちが正しいの?] koudai | wien2k:構造最適化 [2023/04/25 17:30] (current) – [内部座標の最適化] koudai | ||
---|---|---|---|
Line 6: | Line 6: | ||
の2通りがあります。 | の2通りがあります。 | ||
どちらもエネルギーが最小になるような原子位置あるいは格子定数を探します。 | どちらもエネルギーが最小になるような原子位置あるいは格子定数を探します。 | ||
+ | |||
+ | スピン軌道相互作用を入れた場合は構造最適化することができないので注意してください。 | ||
====== 内部座標の最適化 ====== | ====== 内部座標の最適化 ====== | ||
Line 14: | Line 16: | ||
- 内部座標最適化用のオプション -min をつけてSCF計算を実行します。原子に加わる力を収束させるためにオプション -fc をつけて実行してください。< | - 内部座標最適化用のオプション -min をつけてSCF計算を実行します。原子に加わる力を収束させるためにオプション -fc をつけて実行してください。< | ||
$ init_lapw -b -numk 1000 -rkmax 7.0 | $ init_lapw -b -numk 1000 -rkmax 7.0 | ||
- | $ run_lapw -ec 0.0001 -cc 0.001 -fc 0.5 -p -min | + | $ run_lapw -ec 0.00001 -cc 0.0001 -fc 0.1 -p -min |
</ | </ | ||
* 構造緩和の途中でマフィンチン半径が隣の原子と重なるために、エラーが出て止まることがあります。< | * 構造緩和の途中でマフィンチン半径が隣の原子と重なるために、エラーが出て止まることがあります。< | ||
Line 20: | Line 22: | ||
</ | </ | ||
$ reduce_rmt_lapw -r 3 | $ reduce_rmt_lapw -r 3 | ||
- | $ run_lapw -ec 0.0001 -cc 0.001 -fc 0.5 -p -min | + | $ run_lapw -ec 0.00001 -cc 0.0001 -fc 0.1 -p -min |
- | </ | + | </ |
- | * 内部座標最適化後の結晶構造は | + | * 内部座標最適化の計算が終われば |
* もとのstructファイルは init_lapw 実行時に生成された case.struct_orig で見ることができます。 | * もとのstructファイルは init_lapw 実行時に生成された case.struct_orig で見ることができます。 | ||
- | * 中断したい場合は .minstop という空のファイルをおいてください。SCF計算終了後、原子位置を動かして次のSCF計算に入らないまま終了します< | + | * 構造最適化を中断したい場合は .minstop という空のファイルをおいてください。原子位置の変更が行われず、通常のSCF計算のみが続行されます< |
$ touch .minstop | $ touch .minstop | ||
</ | </ | ||
- | - setrmt_lapw case でマフィンチン半径を再計算してみて、違う値になるようであればm新しい半径で再びその構造で最初から(init_lapwから)最適化を行ってください | + | - setrmt_lapw case でマフィンチン半径を再計算します。違う値になるようであれば、新しい半径で再びその構造で最初から(init_lapwから)最適化を行ってください |
- k点数を変えて最適化を行い、収束を確認してください。 | - k点数を変えて最適化を行い、収束を確認してください。 | ||
Line 403: | Line 405: | ||
この質問はあまり意味がないかもしれません。 | この質問はあまり意味がないかもしれません。 | ||
- | なぜなら自然科学というのは「実験で得られたデータが正しい」というのが答えであり、我々は単に密度汎関数理論の枠組みでPBE汎関数を使ったときのエネルギー的に安定な格子構造を求めたにすぎないからです。 | + | なぜなら自然科学というのは「実験で得られたデータが正しい」ものであり、我々は単に密度汎関数理論の枠組みでPBE汎関数を使ったときのエネルギー的に安定な格子構造を求めたにすぎないからです。 |
実験で確実にわかっている量をもとにて、不確実な部分だけ第一原理で決める、というのが基本的な運用方法です。 | 実験で確実にわかっている量をもとにて、不確実な部分だけ第一原理で決める、というのが基本的な運用方法です。 |
wien2k/構造最適化.1586071954.txt.gz · Last modified: 2021/06/27 22:01 (external edit)