====== 概要 ======
* 公式HPを見たほうが早いです。https://triqs.github.io/triqs/latest/install.html
* 自分が何したかの記録用です。
* ソースコードからコンパイルします
* Ubuntu 18.04で確認しています
* 以下の手順ではUbuntu 20.04にインストールできませんでした。公式のアナウンスがあるまで仮想環境でUbuntu18.04を作って、そこにインストールするのが良さそうです。
====== 準備 ======
必要なパッケージをインストールします
$ sudo apt install cmake g++ gfortran hdf5-tools \
libblas-dev libboost-all-dev libfftw3-dev libgfortran3 \
libhdf5-serial-dev libgmp-dev liblapack-dev libopenmpi-dev \
python-dev python-h5py python-mako python-matplotlib \
python-mpi4py python-numpy python-scipy
Intel Parallel Studio XE を使用する場合は libblas-dev, liblapack-dev, libopenmpi-dev, python-xxx は不要です
====== TRIQSのインストール ======
===== TRIQS 2.2.2 + Ubuntu 18.04 =====
* Python 2系にのみ対応しているので、必要ならばpyenv等でバージョンを変更してください
* TRIQSのバージョン2ではIntelコンパイラが使えないので注意してください
* Intel MPIにパスが通っている場合は、パスを削除してターミナルを再起動してください
TRIQSのソースコードをダウンロードしてきます
* https://github.com/TRIQS/triqs/releases/tag/2.2.2
作業ディレクトリを作成して、その中に入ります
$ mkdir triqs.build
$ cd triqs.build
インストールの設定をします
$ cmake ../triqs-2.2.2 -DCMAKE_INSTALL_PREFIX=/usr/local/triqs-2.2
* PREFIXにインストールされるので、適宜変更してください
インストールを完了させます
$ make
$ make test # エラーが出ないか確認
$ sudo make install
.bashrcにパスをとおします
$ echo 'source /usr/local/triqs-2.2/share/triqsvars.sh' >> ~/.bashrc
$ source ~/.bashrc
===== TRIQS 1.4.x + Ubuntu 18.04 =====
* Python 2系にのみ対応しているので、必要ならばpyenv等でバージョンを変更してください
TRIQSのソースコードをダウンロードしてきます
* https://github.com/TRIQS/triqs/archive/1.4.x.tar.gz
展開します
$ tar xzvf triqs-1.4.x.tar.gz
作業ディレクトリを作成して、その中に入ります
$ mkdir triqs.build
$ cd triqs.build
インストールの設定をします
$ cmake ../triqs-1.4.x -DCMAKE_INSTALL_PREFIX=/usr/local/triqs-1.4 #-DCMAKE_C_COMPILER=icc -DCMAKE_CXX_COMPILER=icpc -DCMAKE_CXX_FLAGS="-std=c++1y"
* PREFIXにインストールされるので、適宜変更してください
* コメント部分はIntel Parallel Studio XEを使うときのフラグです。
* Intel Parallel Studio XEを使う場合は、Pythonとして Intel Distribution for Python 2 を使う必要があります。3系だと動かないので注意してください。
インストールを完了させます
$ make
$ make test # エラーが出ないか確認
$ sudo make install