====== 概要 ======
QuantumESPRESSOやWIEN2kの入力(あるいは出力)ファイルから、結晶構造を3次元的に表示するソフトです。
====== 環境 ======
Ubuntu 16.04
====== インストール方法 ======
===== aptによる入手 =====
Ubuntuならaptで入手できます。
$ sudo apt install xcrysden
この場合、/usr/share/xcrysden/にインストールされます。
===== ソースコードから自分でコンパイル =====
==== 事前に必要なもの ====
Xorg, OpenGL, FFTW3が必要です。 入れてない分に関してインストールしてください。
$ sudo apt install xorg-dev
$ sudo apt install xorg-docs
$ sudo apt install xutils-dev # いらないかも・・・
$ sudo apt install libgl1-mesa-dev
$ sudo apt install libglu1-mesa-dev
$ sudo apt install fftw3
$ sudo apt install fftw3-dev
==== ソースコードの入手 ====
* [[http://www.xcrysden.org/Download.html]]
xcrysden-1.5.60.tar.gzをダウンロードします。 最新バージョンは1.5.60です。
==== コンパイル ====
ダウンロードしてきたファイルを解凍し。そのディレクトリに入ります。
$ tar xzvf xcrysden-1.5.60
$ cd xcrysden-1.5.60
インストールの設定をするため、systemディレクトリからMake.sys-semisharedをコピーしてきて、Make.sysというファイル名にします。
なにをしているかわかる場合は、他のファイルをもってきて編集してもよいです。
$ cp system/Make.sys-semishared Make.sys
Make.sysでコンパイラはデフォルトでgccとgfortranになっていますが、Intelコンパイラを使いたい場合は次のように変更します。
(略)
CC = icc
(略)
FC = ifort
(略)
これで準備ができたので、ソースコードをmakeします。
$ make all
==== 環境設定 ====
次にコンピュータの環境設定をします。
$ cd scripts
$ ./xcConfigure.sh
質問に答えていきます。
自動的にbashrcを書き換えてくれるので、終わったら
$ source ~/.bashrc
で設定が反映されます。
====== 使用方法 ======
ターミナルから
$ xcrysden
で起動できます。