Table of Contents
概要
タイムスケジュール
不動産情報サイト
主な不動産情報サイト
不動産仲介屋
契約時のオプション
引っ越し屋
引っ越し当日のスケジュール
近場(1日で引越しが終わる場合)
遠方
概要
今後のために、賃貸から賃貸への引っ越しをどのようなことに注意して行えばよかったかまとめました。
タイムスケジュール
引越しの日を基準としています。
(3ヶ月以上前)現在のアパートの解約条件を確認
いつまでに解約の連絡をすればよいか(解約予告期間)と、退去月の家賃は日割か満額かを賃貸契約書で確認する。
(1ヶ月半前まで)引越しの具体的な日を決定
引越し料金は平日の方が安いです
火=水=木<月<<金<<祝=日<<土
荷物の量にもよりますが、引越し先が近場(目安でおよそ200km以内)だと1日で引っ越しが終わることが多いです。
引越し先が遠方(目安でおよそ600km以上)だと中一日をはさむ可能性があります。
荷物の量(搬出・搬入にかかる時間)にもよります
いずれにせよ引越屋に見積もりの際に必ずスケジュールの確認をしてください
(3ヶ月〜1ヶ月前)不動産情報サイトによる引越し先の家賃相場の調査(暇を見て検索する程度)
(1ヶ月半前)不動産仲介屋の予約
(1ヶ月前まで)粗大ゴミがある場合はその申込み
(1ヶ月前)候補物件の内見、申込み
(物件決定後)連帯保証人の選定と連絡
安定した所得のある人に依頼する必要があります
通常は三親等以内の親族にお願いします
保証人がいなければ、保証人が不要な物件を探すか、保証会社を利用します
(入居審査通過後すぐ)現在の賃貸の不動産管理会社あるいは大家さんに解約日を連絡
解約予告期間(1ヶ月前までが多いが契約による)というのがありますので、引越し後も家賃を払い続ける可能性があります。
(入居審査通過後すぐ)引越し屋に見積もり依頼
(入居審査通過後すぐ)電気・ガス・上下水道・電話・インターネット・NHK・駐車場などの解約と引っ越し先での契約手続き。郵便の転送手続き
(引越し2週間前~前日)役所に住民票の転出届を提出(市区町村外に引っ越す場合)
(最後のゴミの日より前)荷物の梱包
(新しい賃貸の契約日)鍵の受け取り
(現在の賃貸の解約日)退去の立会、鍵の返却
(新しい賃貸の契約日以降)引越し
(引越し後2週間以内)役所に住民票の転入届(市区町村外の引っ越し)あるいは転居届(市区町村内の引っ越し)を提出し、その足でマイナンバーカードの住所変更。警察署で免許証・車庫証明書の住所変更。運輸支局で車検証の住所変更。加入してる保険や共済の住所変更。
携帯電話や銀行・証券会社・クレカなどの住所変更は急ぎでないので適宜(少なくとも郵便の転送期間が終わる前までに)
ふるさと納税でワンストップ特例を申請している場合、寄付先の自治体に住所変更手続き(年内に行う)
不動産情報サイト
この地域でこのくらいの広さならこの値段という相場感を養う程度で十分です。
実際に検討する賃貸物件の情報は、各不動産仲介会社のサイトで調べます。
管理費や更新料を含めた年間あたりのトータルの費用に注意して検討しましょう
主な不動産情報サイト
HOME'S
https://www.homes.co.jp/
掲載量が一番多い。
SUUMO
https://suumo.jp/
規模の割にCMとかで知名度が抜群に高い。
at home
https://www.athome.co.jp/
BtoBの方が強いけど、一般消費者向けも一応やっていると行った感じ
不動産仲介屋
引っ越し1ヶ月前に不動産仲介屋を通じて実際に物件を見に行きます。
勤務先の福利厚生で仲介手数料を負担してくれる場合もあるので、事前に確認しておきます
見学の1~2週間前に案内の予約を入れておいた方が確実です。
特に繁忙期(1~3月)は早めに予約します。
事前に物件の希望(家賃、間取り、周辺環境)を伝えます。
接客の質は店によって全く違うので、事前にGoogleマップなどで評判を調べておきます。
いろいろな視点から物件を見るために、不動産屋1つだけで決めないように。ただしたくさん回るのも大変なので、2つの不動産屋で案内してもらうのがベストです
ほとんどの大家さんは複数の不動産屋に登録しているので、逆にたくさんの不動産屋を巡ってもそれほど意味はないです。
また、そういう意味で不動産屋が大手か地元の会社かはほとんど関係ないです。
見学には半日かかるので、遠方への引っ越しの場合は1泊2日あるいは2泊3日で見学のプランをたてます。
空き部屋の場合は、入居しなくても申込みから2週間〜1ヶ月後が家賃発生日となるものが多いので、決めるのが早すぎるとムダに家賃を払う期間も長くなります。
ただし引越し日までの期間が短すぎると、現在の賃貸の解約予告期間の関係から引越し後も前の家の家賃をしばらく払う必要も出てきますので、契約のベストなタイミングは引越し予定日のちょうど一ヶ月前ということになります。
2週間くらい二重に家賃を払う期間ができてしまうこともありますが仕方ないです
交渉次第では家賃発生日を1ヶ月以上先に伸ばしてくれることもあります
一日で引っ越しが終わる場合は、契約日を引っ越し予定日よりも前にして、事前に鍵を受け取っておきます。二日以上かかる場合は荷物搬入の前日あるいは当日朝に鍵を受け取ります。
契約時のオプション
室内消毒費、害虫駆除費 … 不要な作業ですので断りましょう
前の住人の退去時に敷金からクリーニング代がしっかり取られているので、入居時に追加で消毒・消臭を行うのは無意味です
害虫が気になるなら自分でバルサンを買ってきて(荷物入れる前に)焚けば良いです。不動産屋に頼んでも同レベルのことしかしません
鍵交換 … セキュリティ上、行ったほうが良いです
国交省のガイドラインでは貸主が費用を負担することが相当となっています(強制力はなし)
契約書に鍵交換の費用負担に関する記載がない場合、不動産屋に大家と交渉してもらいましょう
安心サポート、24時間サポートなどの生活サポートサービス … 契約書に強制加入が記載されていなければ不要です
そのようなサービスを使いたければ、自分で探してきたほうが安いです
例:
イオンサポートサービス
例:
東京電力生活かけつけサービス
また、同等のサービスが火災保険に付帯していることも多いです
家の設備の修繕は(わざと壊したとかでない限り)大家負担なので、賃貸住宅でこういうサービスを使う機会はほぼないと思います
火災保険 … 面倒なら不動産屋の提案に任せる
火災保険に含まれる賠償責任保険の加入は普通は義務ですが、不動産屋の勧める火災保険へ加入する必要は契約書に記載がない限り強制ではありません
自分で探すと仲介手数料がない分だけ安くなりますが、節約できる額(年間数千円程度)の割にけっこう面倒です
引っ越し前は忙しくて保険を探す暇もなかなかないので、最初は不動産屋に任せて、保険の契約更新のときに自分で探すのが現実的かと思います
ただし前の住居でも自分で火災保険を契約している場合は、それを継続させれば良いです(住所変更などの手続きが必要です)
賃貸向け火災保険は主に以下のもので構成されます
家財保険 … 火災保険のメインで、火災・落雷・風災・漏水・盗難などによって損害を受けた自分の家財の保証に使います。補償金額は部屋においてあるものの合計金額程度に設定します。家具・電化製品・衣類・書籍など私生活を営むのに必要な品のみが対象です(どこまで対象になるかは契約する保険の注意書きをよく読んでください)
借家人賠償責任保険 … 入居者の不注意での火災や漏水などにより建物に損害がでた場合に使います。最低限の補償限度額を貸主が指定していることが多いので、不動産屋あるいは管理会社からそれを聞きます
個人賠償責任保険 … 入居者の不注意での火災や漏水などによりアパートの他の人の家財を損傷させてしまった場合に使います。火災保険の特約としてつけなくても、手持ちのクレジットカードのオプションとして格安で入れる場合もあります。
入居前までに加入を完了させます
引っ越し屋
業者によって値段が全然違うので(一番安いところと高いところで見積もりに2倍以上差がつくのが普通)、相見積もりは必須です。自動で見積もりを申し込んでくれるサイトを利用するのが便利です
おすすめはコレ!引越し見積もり予約サイト6つ比較してみた。 - 引越し女子部
タンス、テーブル、イス、ベッドなどの家具のサイズはメジャーで測って記録しておきます
電話で荷物の説明をしたり、場合によっては訪問で見積もりすることになるので、いろんな業者に頼みすぎると対応がすごく面倒です。3~5社くらいの見積もりで十分です
「この値段は今だけですよ」と言われても、とりあえず全部の業者の見積もりを聞いてから決めるようにします(再度電話して値段を釣り上げられた経験がありません)
洗濯機の取り付けは難しくないので素人でもできますが、不安であれば頼みましょう
今の洗濯機が設置できるかどうかは内見時にチェックします。忘れていた場合は不動産屋に連絡して設置可能なサイズを聞きます。
設置できない場合は事前に引越業者に処分をお願いし(処分費は5000円くらいです)、引っ越し当日か翌日に新居に新品が届くようにすると良いでしょう
洗濯機の取り付けは引越業者は直接行わず、電気工事関連の別の業者が来ます
取り付け業者に部品の購入が必要だと言われたら、引越業者に連絡して提示された金額が妥当であるかを必ず確認してください。勝手に取り付けられて部品代を請求された場合は支払う必要はないです(この場合もその場で引越業者に連絡・相談してください)。
ホースやニップル(蛇口に洗濯機のホースをつなぐパーツ)を交換あるいは新規に購入する必要があるなどと言われ、市価の数倍の値段で売りつけられるトラブルが多いです(これらはお店で買えば1000円以下で手に入ります)
設置のための追加工事を要求されるトラブルもありますが、賃貸の場合はそもそも勝手に工事を行ってはいけません。この場合も引越業者にすぐに連絡します
最初のうちは洗濯時に水漏れが発生しないか見守りましょう
代金は引越し当日に現金で直接渡すのが普通です。お釣りは出ないのでぴったりの金額を封筒に入れておいて、代金を請求されたらそれを渡します。領収書の受け取りを忘れないようにします
チップは基本的に不要です
引っ越し当日のスケジュール
近場(1日で引越しが終わる場合)
(前日まで)引っ越し先の鍵の受け取り
(当日)現在の家の荷物の搬出 → (移動)→ 新しい家での荷物の搬入
移動は自家用車、電車、タクシーなどで行います
引越トラックの同乗は法律で禁止されているのでできません
(翌日)ガスの開栓立会
(翌日以降)現在の賃貸の立会、解約
遠方
(搬出日)現在の家の荷物の搬出
(搬出日夕方かその翌日)現在の賃貸の立会、解約 → 引っ越し先へ移動
(搬入日朝かその前日)引っ越し先の鍵の受け取り
(搬入日)新しい家での荷物の搬入
(搬入日夕方かその翌日)ガスの開栓立会