Table of Contents

概要

インストール

検証環境

準備

事前にGCCのインストールを済ませてください。

入手

以下のサイトからダウンロードできます。

記事執筆時点での最新版は4.0.2です。

インストール

ダウンロードしたファイルはホーム・ディレクトリにおいてください。 これを展開します。

$ tar xzvf openmpi-4.0.2.tar.gz
$ cd openmpi-4.0.2

インストール前に、インストール先とコンパイラを指定します。

$ ./configure --prefix=/usr/local/openmpi-4.0.2 CC=gcc CXX=g++ FC=gfortran

ビルドします。

$ make all
$ sudo make install

環境設定

~/.bashrcを開いて、ファイルの最後に次の文を付け加えます。

MPIROOT=/usr/local/openmpi-4.0.2
PATH=$MPIROOT/bin:$PATH
LD_LIBRARY_PATH=$MPIROOT/lib:$LD_LIBRARY_PATH
MANPATH=$MPIROOT/share/man:$MANPATH
export MPIROOT PATH LD_LIBRARY_PATH MANPATH

編集が終わったら

$ source ~/.bashrc

で再度読み込みます。

$ mpif90 -v
$ mpicc -v

などで、インストールが成功したか確認できます。

コンパイルと実行

コンパイルは、

でできます。 コンパイルオプションの付け方はgfortranやgcc, g++のときと同じです。 MPIで実行する場合は

$ mpirun -n 2 test

ここで-nで指定してるのはプロセスの数(並列数)です。

注意

参考資料