Table of Contents
概要
手順
ラックレールをサーバーラックとシャーシの両方に取り付け
電源を固定
マザーボードを設置
CPUを設置
メモリ、M.2 SSDを設置
フロントパネルコネクタの配線
残りの配線
概要
なんだかんだ言って、普通の自作パソコンと同じです。
コンピュータのパーツを触るときは、必ずケースに触れて静電気を放電してからにしましょう。
手順
ラックレールをサーバーラックとシャーシの両方に取り付け
ラックレールTC-RAIL26は、サーバーラックに取り付ける部分とシャーシに取り付ける部分に分離します。
ラックレールを付属のネジを使ってラックに固定していきます。
六角ナットで固定するのでスパナがあると便利です。
シャーシの方にもネジで取り付けます。
電源を固定
最初に電源を取り付けます
電源ケーブルが着脱式の場合、固定する前に必要なものを接続しておきます。
マザーボードを設置
ケースにマザーボードのためのスペーサーを設置します
マザーボードの穴の位置に対応するところにはめていきます。
間違ったところにつけてしまうと、マザーボードの裏の基盤がスペーサーに触れてショートを起こして動かなくなります。
逆に、マザーボードの穴がある箇所にスペーサーを設置することができない箇所は無視してください。
スペーサーが設置できたら、マザーボードを設置します。
固定にはインチネジを使用します。
最初は全箇所をネジで仮止めして、最後にギュッと締めます。
CPUを設置
CPUのソケットがLGA3647の場合を説明します。
CPUクーラーに付属しているアタッチメントにCPUを取り付けます。
CPUの一つの角に金色で印刷されている三角形のマークが、アタッチメントの三角のマークと同じところに来るようにします。
下の写真でいえば、右上の角がそれです。
アタッチメントにCPUをとりつけたら、今度はヒートシンクをとりつけます。
今回使用したDynatron B5はCPU接触面にすでにグリスが塗ってあります。箱から取り出すときに触らないように気をつけましょう
CPUファンがヒートシンクの横についている場合、ケースファンや電源ファンも合わせて見て、空気がケース内で一方向に流れるように設置します
ここを読み飛ばして適当に設置し、CPUを爆熱にする人が跡を絶たないので太字にしました
CPUファンがヒートシンクの上についている場合は特に考慮する必要はありません
CPUの角に印刷されている三角形と、マザーボードのCPUをはめるところに印刷されている三角形が同じところに来るようにCPUを設置することに気をつけます。
CPUにクーラーを取り付けたらマザーボードに設置します
トルクスドライバーでCPUクーラーに書いてある順番に締めていきます
強く締めすぎるとCPUやマザボを破損する原因となりますが、弱すぎるとCPUとクーラーの接触が悪くなって冷却効率が落ちます
締める時の適切なトルクの大きさはマザーボードの説明書に記載されています。
X11DPi-NTの場合は 12 lbf・in でした。アメリカ人はポンドとかインチを使うからダメですね。
換算すると
1.4 N・m です
気になる人はトルクが調整できる空転式トルクドライバーを使いましょう(一万円くらいしますが、サーバーの値段を考えたら誤差みたいなものでしょう…)
デュアルCPUの場合は、下の写真のようにして2つとりつけます。
CPUファンの電源をマザーボードに差し込みます
メモリ、M.2 SSDを設置
メモリとM.2 SSDを設置します。
設置するメモリの数がスロット数よりも少ない場合は、メモリをどこに挿すか説明書に書いてあるのでよく読みます。
フロントパネルコネクタの配線
フロントパネルコネクタの配線(スイッチ、LED、USB)をマザーボードに接続します。
この場合ですと、次の配線が必要です
電源スイッチ(POWER SW)
リセットスイッチ(RST)
ネットワークインターフェースコネクタ1のアクセスランプ(NIC1)
ネットワークインターフェースコネクタ2のアクセスランプ(NIC2)
HDDのアクセスランプ(HLED)
電源ランプ(POWER LED)
どのピンが何に対応するのかマザーボードの説明書をよく読みましょう。
挿し終わったら次のようになります。
残りの配線
マザーボードやCPUの電源コネクタ、フロントパネルのUSBのコネクタ、ケースファンを接続していきます。
サーバーラックに設置する前に、電源を入れて動作確認を行います
ラックに隙間なく並べて設置するなどでケース内にホコリの混入の心配がなければ、ケースの蓋は外しておきます