素粒子論サブグループのメンバーの皆様 今年5月末から2ヶ月(締切7月31日(水))に渡って 素粒子論サブグループのMLにより、 企画WGの第1回アンケート調査[sg-hep13](5月27日付)を実施しました。 回答は3件あり、項目は以下のようなものでした。(詳細は巻末を参照) (1)武者修行 (2)素粒子理論を一般世間に広く知って貰えるようなビデオ企画。 (3)素粒子論グループ若手の賞 更に前回の秋の学会(立教大学)での素粒子論懇談会で 「素粒子論グループ若手の賞」について グループ内での意見を広く調べるために 企画WGのアンケート調査を利用することが了承されました。 (素粒子論グループ事務局報[sg-l 1652]参照) 従って、この3件の企画について、(賞WGの質問項目を追加して) SG企画WGの第2回のアンケート調査を行います。 アンケート調査の目的: 1.新SGになって会費を集め、それがかなりの額になりましたが、  会員の会費が財源のため遠慮してなのか、  講演会、研究会、教材作成等のような  予算措置が必要な企画がSGのメンバーから出ていません。  そこで、どのような企画であれば多数のコンセンサスを得られるかを  ML[sg-hep]によりアンケート等により調査し、  WGや懇談会で検討した上で公表すれば、  そのような企画が出易くなるのではないかと考えた次第です。  (将来的には企画を公募し、懇談会の承認を経て、  企画を実施できればよいと思います。) 2.「素粒子論グループ若手の賞」についてグループ内での意見を広く調べ、  この結果を参考にして検討を進める。    アンケート調査の対象: 素粒子論サブグループ(ML)のメンバー アンケート調査の方針: 調査は2つに分けて行なう。 第1回はメンバーが将来SGの会費を使って行ないたい(或いは行なっても良い) 企画(内容、必要な予算、参加人数(内SGメンバーの割合)等)を調査する。 第1回の調査で提案された企画に対するSGメンバーによる評価を 第2回の調査で行なう。 更に賞WGからの委託により、「素粒子論グループ若手の賞」について グループ内での意見を収集する。 アンケート調査の注意事項: メールによる調査ですから差出人(氏名、メールアドレス等)がわかりますが、 公表する際は個人が特定できる内容のものは伏せて行ないます。 ただし、企画の内容等で個人が特定できる場合はこちらでは対応できませんので、 回答される際に御留意下さい。 また、“武者修行”については、これ以外に地方大学懇談会事務局が SG全員にML[sg‐l]でアンケート調査をしていますが、 別の調査ですので、両方にお答え下さい。 アンケート調査の回答方法: アンケート項目の回答部分(A1a〜A3e)に回答を書き入れたものを カット&ペーストでメールに貼り付け、 yajima@aster.sci.kumamoto-u.ac.jp    又は yajima@sci.kumamoto-u.ac.jp    のアドレスに送って下さい。 締切は 平成15年1月20日(月) とさせて頂きます。 皆様の御協力をお願い致します。 SG企画WG 矢嶋 哲 ###################################### 矢嶋 哲 (Yajima Satoshi)    熊本大学 理学部 物理科学科   〒860−8555    熊本市黒髪2丁目39番1号    Tel: 096−342−3354(直通)    Fax: 096−342−3351(物理事務室) e-mail: yajima@aster.sci.kumamoto-u.ac.jp    ###################################### %%%%%%%%%%%%%% 第2回アンケートはここから %%%%%%%%%%%%%%%%%% “予算措置が必要な企画のガイドラインについての調査と検討”のための アンケート調査(第2回) (1)武者修行(希望予算額 50万円) Q1a:SGの予算から“武者修行”にいくら位使っても良いとお考えですか? A1a: ○千円  Q1b:この企画にご意見等ありましたら、お書き下さい。 A1b: 「(ご意見等があれば、お書いて下さい。)」 (2)素粒子理論を一般世間に広く知って貰えるようなビデオ企画   (希望予算額 100万円) Q2a:SGの予算からこの“ビデオ企画”にいくら位使っても良いとお考えですか? A2a: ○千円  Q2b:この企画にご意見等ありましたら、お書き下さい。 A2b: 「(ご意見等があれば、お書いて下さい。)」 (3)素粒子論サブグループの若手を奨励する企画   (賞WGの調査項目、巻末の【参考1,2】参照) Q3a: この企画に関して、以下のような意見があります。あなたの意見に     一番近いものを選んで下さい。 A3a: A. 若手の論文を対象とした、いわゆる「奨励賞/新人賞」を設ける     B. 物理学会等で、若手を対象として、本人の応募による特別講演枠を       設ける (特に「賞」とは呼ばない)     C. その他の企画     D. 賞、または特別講演等の企画の新設は特に不要     (理由があればお書き下さい)     E. その他 【Q3b,Q3c は A3a で “A” または “B” を選んだ方だけお答え下さい。】 Q3b: 受賞者/講演者を選考する方法に関するご意見がありましたら、     お書き下さい。 A3b:「(ご意見等があれば、お書いて下さい。)」 (回答例:     現行の「素粒子メダル」と共通/別個の、一般選挙による選考委員会、     素粒子論委員会が選ぶ選考委員会、学会世話人を中心とした選考委員、     サブグループでの一般投票 ......... )      Q3c: 1回当りの受賞者/講演者の人数はどれぐらいが良いか、     お書き下さい。 A3b: ○人 (普通なら1-3人だが、10人程にするという提案もある) 【Q3d は A3a で “A” を選んだ方だけお答え下さい。】 Q3d: 賞の形態に関しての意見をお願いします。 A3d: 「(ご意見等があれば、お書いて下さい。)」 (主な論点: *賞金の有無(賞金有の場合、いくら位が適当か) *本人の応募のみ/推薦も認める *受賞者の範囲:どこまでが「若手」か ) 【Q3e は A3a で “C” を選んだ方だけお答え下さい。】 Q3e: 企画の具体案があれば、お書き下さい。 A3e: 「(具体案があれば、書いて下さい。)」 【回答者全員にお聞きします。】 Q3f: その他、関係するご意見等がありましたら、お書き下さい。 A3f: 「(ご意見等があれば、お書いて下さい。)」 %%%%%%%%%%%%%% 第2回アンケートはここまで %%%%%%%%%%%%%%%%%% ご協力ありがとうございました。 ################################################### SG企画WG 第1回アンケートの結果(詳細) %%%%%%%%%%%%%% 回答(1)はここから %%%%%%%%%%%%%%%%%% Q1:将来SGの会費を使って行ないたい   (あるいは行なっても良い)企画名をお書き下さい。 A1: 武者修行 Q2:その企画には、いくら位の予算が必要だとお考えですか? A2: 500千円 Q3:その企画への参加者はどの位だとお考えですか? A3: (対象者?)素粒子論グループ全員 Q4:その企画への参加者の内、素粒子論グループの参加者は    どれ位だとお考えですか? A4: 100% Q5:その企画の特色がありましたらお書き下さい。 A5: 「かつてあった武者修行の制度を復活させる。科研費が手に入らなかった 研究者へ研究活動の手助けをはかってもよいと思う。」 %%%%%%%%%%%%%% 回答(1)はここまで %%%%%%%%%%%%%%%%%% %%%%%%%%%%%%%% 回答(2)はここから %%%%%%%%%%%%%%%%%% Q1:将来SGの会費を使って行ないたい   (あるいは行なっても良い)企画名をお書き下さい。 A1: 素粒子理論を一般世間に広く知って貰えるような企画。 例えば、小林益川両氏在任中に彼らの業績に関する記録ビデオ。 弦理論のおもしろさを伝えるようなビデオ。 Q2:その企画には、いくら位の予算が必要だとお考えですか? A2: ビデオをとって、それを中学や高校に配ることを考えると 100万円ぐらいでしょうか?良く理解していません。 Q3:その企画への参加者はどの位だとお考えですか? A3: 業者の人にどれくらいお願いするかによると思います。 あるいは、テレビ局などに協力してもらうとかなどがあると 思います。 Q4:その企画への参加者の内、素粒子論グループの参加者は    どれ位だとお考えですか? A4: 出演者は主にグループ内の人になると思いますが、 Q3と同様で、具体的な数字はわかりません。 Q5:その企画の特色がありましたらお書き下さい。 A5: 「NHKを始めとするテレビなどのメディアでは、今宇宙論が もっぱら取り上げられていますが、観測に関する新しい情報 でているときなので、理解できるところでもあります。 しかしながら、素粒子論もいろいろな発展を続けているわけで、 とくに、弦理論の発展などは、インフレーションに比べて、 見劣りがしない、非常におもしろいことであると思います。 このような情報をもっている我々が世間にその情報を伝える必要が あると感じます。」 %%%%%%%%%%%%%% 回答(2)はここまで %%%%%%%%%%%%%%%%%% %%%%%%%%%%%%%% 回答(3)はここから %%%%%%%%%%%%%%%%%% Q1:将来SGの会費を使って行ないたい   (あるいは行なっても良い)企画名をお書き下さい。 A1: 素粒子論グループ若手の賞 Q2:その企画には、いくら位の予算が必要だとお考えですか? A2: 500千円 Q3:その企画への参加者はどの位だとお考えですか? A3: (対象者?)素粒子論グループ全員 Q4:その企画への参加者の内、素粒子論グループの参加者は    どれ位だとお考えですか? A4: 100% Q5:その企画の特色がありましたらお書き下さい。 A5: 「若手の研究を奨励する論文賞のようなものがあってもよい。 もらえれば張合いがわくだろう。そもそも純粋科学をやっているだけで 落ち込むような現在の日本の状況で、若手が少しでも希望が持てる明るい ニュースを提供してもよいのでは?」 %%%%%%%%%%%%%% 回答(3)はここまで %%%%%%%%%%%%%%%%%% ################################################### 【参考1】: 「素粒子メダル奨励賞」に対する、これまでの経緯 素粒子論委員会では、若手研究者を激励するため、1999年度頃から 「素粒子メダル奨励賞」の導入を検討してきました。しかしながら、 以下のような賛成、反対の両論が相次ぎ、素粒子論サブグループ内での意見が 二分したままであるため、現在まで保留状態となっています。 *賛成意見 グループ内での業績の自己評価は意味がある 対外的に成果をアピールする意味を持つ 賞がないと他分野との競争に不利(特に就職の際) おおげさに考えずに、もう少し気楽に賞を出してもよい 賞をもらえれば張合いがわくだろう いつまでも議論をひきのばすな *反対意見 特に導入の意味なし 業績のちゃんとした評価ができるのか 賞をもらえなかった人をdiscourageする 素粒子論グループに権威的機構を導入するべきではない 「ボス支配」を助長する恐れ *その他の意見 若手を励ますような、「賞」に代る企画案が必要 今年行われた企画WGの第1回アンケートで、若手の賞が改めて提案されたのを 機会に、賞WGでは、グループ内での意見を広く調べ、今年度中に「奨励賞」導入の 是非に決着をつけることを目指しています。 %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% 【参考2】: 関連分野である、核理論・高エネルギー物理・宇宙線物理では、 数年前から、以下のような規定による奨励賞・新人賞が運営されています。 *対象: 「若手」による論文 学位取得後5年以内(核理論) 35歳以下、学位論文を重視(高エネルギー・宇宙線) *自薦・他薦による応募者から選ぶ *受賞者: 年数名 *選考: 各グループの委員会、またはそこで選出された選考委員が行う *受賞者は物理学会で特別講演を行なう *賞金: 10万円(高エネルギー・宇宙線)、 なし(核理論)