2010年7月20日(火)〜7月24日(土)
湯川記念館 Panasonic 国際交流ホール
および 会議室(Y206, Y306)
(改築に伴い中庭に新設されたホールです。以前の大講義室はございません。)
現在確定しているレヴュー講演は以下の通りです:
弦理論、場の量子論は、幅広い分野にまたがる様々な研究が互いに密接に関連し合いながら発展を続けており、新たな研究成果を常に取り入れ、それを基に新たな研究の方向を探っていくことが不可欠です。本研究会は、この分野の研究者が一堂に会し、様々な研究成果を発表すると共に議論を深めるための交流の場を提供することを目的としております。また、若手の育成のために、若手研究者が成果を発表し、最先端の研究に触れ、シニア研究者を含む他の研究者との議論を深める貴重な機会となることも目指しております。
本研究会は、新たに大きな進展のあった話題、あるいは、大きな発展の期待できる話題に関するレビューを含む招待講演、及び、公募により講演者を募集する一般講演からなります。具体的なテーマとしては、
1. 弦理論および重力理論: ブラックホール、量子重力、弦の場の理論、弦理論の現象論や宇宙論への応用、行列理論、膜理論、特異点の問題、タキオン凝縮、等
2. 場の量子論における進展: 超対称ゲージ理論、高次元ゲージ理論、ゲージ理論の双対性、ラージN展開、格子ゲージ理論、繰り込み群、
3. 弦理論と場の理論の交流: AdS/CFT 対応、共形場理論、Chern-Simons理論、Holographic QCD、AdS/CFTの物性物理への応用、非可換時空上の場の理論、位相的場の理論と弦理論、可解模型と弦理論、ツイスター弦理論
などを予定しております。
宿の手配について
宿泊手配は各自でお願い致します。
(
宿泊情報)
基研研究会の開催は、基礎物理学研究所の共同利用活動の大きな柱の一つになっています。現在、基礎物理学研究所では、このような共同利用活動の必要性を誰の目にも分かりやすいものにするために、研究会の成果を具体的なかたちで残していく取り組みをおこなっております。その一環として、基研研究会に触発された研究論文に関して、その旨を謝辞で言及して頂くことをお願いしています。更に当該論文を基研に報告して頂き、Web 上、及び、Annual report にプログラム、論文 list を公開することで、成果がわかりやすいものになるように努めます。以上の主旨をご理解の上、研究会参加者皆様のご協力をお願い申し上げます。
基研のホームページ http://www.yukawa.kyoto-u.ac.jp/dbsystem/contents/public/ronbun/account/regist/ から登録可能です。
(本研究会の研究会番号はYITP-W-10-02。)
登録データの修正・削除は
http://www.yukawa.kyoto-u.ac.jp/dbsystem/contents/public/ronbun/
から行うことができます。
今村 洋介(東工大)、 太田 信義(近畿大)、 加藤 光裕(東京大)、 国友 浩(京大基研)、 酒井 忠勝(名古屋大)、坂本 眞人(神戸大)、 杉本 茂樹(IPMU)、 寺嶋 靖治(京大基研)、 橋本 幸士(理研)、 浜中 真志(名古屋大)、森山 翔文(名古屋大)、吉田 健太郎(京大理)、 高柳 匡(IPMU、連絡責任者)