日本物理学会若手奨励賞 素粒子論領域規約

0.(目的)
  若手研究者による優れた素粒子論の研究を評価し、奨励することを目的とする。

1.(授賞対象)
 査読付き雑誌に掲載(または掲載決定)された3編以内の論文の業績を対象とする。
  ※複数の論文を対象とする場合は、互いに研究目的の関連性があるものとする。
  ※共同研究に基づく業績の場合、候補者が重要な役割を果たしたものとする。

2.(応募資格)(*4)
 a) 受賞年の4月1日の時点で、博士の学位を未取得または取得後6年未満
   であること。ただし学位取得後に産休・育休および看護・介護・病気治療
   による休業に入った場合には、学位取得後6年に「産休・育休および看護
   ・介護・病気治療期間」を加えた年数未満とすることができる。一回の
   「産休・育休および看護・介護・病気治療期間」の上限は1年半とし、
   その事情を説明する書類を提出すること。
 b) 他の領域の募集に重複応募していないこと。

3.(応募)
 a)応募方法:
  自薦または他薦による。
  ただし、同一回の募集で応募できるのは自薦または他薦の一件のみとする。(*1)
  他薦の場合、審査委員は推薦者となることができない。

 b)提出書類:
  自薦の場合
  (1)応募申請書(自薦用) 1部
      ※ 対象論文に共著論文が含まれる場合は、候補者の果たした役割に
       ついて記載した文書と、対象論文の共著者による若手奨励賞応募
       に対しての同意書(書式自由)を添付のこと。(*4)

  (2)発表論文リスト(うち、応募対象とする論文を明示のこと)1部

  (3)対象業績の目的・要旨(約1500字まで(*2)、日本語)1部
         ※ 物理としてのねらいや意味、関連する重要な文献の中での
      当該業績の位置付け、優れて独創的な点、展望、発展性についての
      記載を含めること。

  (4)(論文の提出方法を「別刷りまたはコピー」とした場合のみ)
     対象論文の別刷りまたはコピー 各1部

  他薦の場合
  (1)申請書(他薦用) 1部
         ※ 対象論文に共著論文が含まれる場合は、候補者の果たした
      役割について記載した文書を添付のこと

  (2)対象業績の要旨及び推薦理由(約1500字まで(*2)、日本語)1部
         ※ 物理としてのねらいや意味、関連する重要な文献の中での
      当該業績の位置付け、優れて独創的な点、展望、発展性についての
      記載を含めること。

  (3)(論文の提出方法を「別刷りまたはコピー」とした場合のみ)
     対象論文の別刷りまたはコピー 各1部

 ※審査委員会の判断により、提出書類を追加する場合がある。 

 c) 提出先、募集期間:
     素粒子論領域ホームページ、sg-l メーリングリスト等において告知する。

4.(審査委員)
 a)選挙で選ばれた審査委員6名により審査する。
  選出規定(*3)(*4)は別途定める。
  (※2008年3月受賞の回の審査は、2007年素粒子メダル奨励賞選考委員会 が担当する。)
 b)審査委員会の判断により、さらに若干名の審査委員を加えることができる。
  外部レフェリーを依頼することができる。
 
5.(その他)
  物理学会員でなくとも応募できるが、応募時に入会手続きを行い(*2)、
  受賞時には物理学会員であること。
  素粒子論委員の中から世話人を選ぶ。世話人は募集の手続き、取りまとめ、
  審査委員会との連絡等の手続きを行う。


(*1) 2011年9月18日、弘前大学での素粒子論懇談会において規約改正が承認された。
(*2) 2015年9月27日、大阪市立大学での素粒子論懇談会において規約改正が承認された。
(*3) 2016年3月21日、東北学院大学での素粒子論懇談会において規約改正が承認された。
(*4) 2019年9月19日、山形大学での素粒子論懇談会において規約改正が承認された。