素粒子論グループの皆様、

2025年度(第20回)素粒子メダル奨励賞に関して、
素粒子メダル奨励賞選考委員会から選考結果報告書を戴きましたので報告させていただきます。
受賞理由については添付PDFをご覧ください。

よろしくお願いいたします。

2025年度 素粒子論委員会
委員長 北野龍一郎

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第20回素粒子メダル奨励賞の授賞論文として、以下の3編を選出したことを報告いたします。

2025年度素粒子メダル奨励賞選考委員会:
遠藤基(委員長)、松本重貴(副委員長)、阿部智広、永田夏海、大野木哲也、北原鉄平

授賞論文:"A strategy for proving the strong eigenstate thermalization hypothesis: chaotic systems and holography"
Journal of High Energy Physics 01 (2025), 095
著者:川本大志 (Taishi Kawamoto)

授賞論文:"Horizon causality from holographic scattering in asymptotically dS3"
Journal of High Energy Physics 12 (2024), 199
著者:Victor Franken, 森崇人 (Takato Mori)
*Victor Franken氏は素粒子論グループ会員でないため、授賞対象としない。

授賞論文:"Transmuted Gravity Wave Signals from Primordial Black Holes"
Physics Letters B 782 (2018), 77
著者:Volodymyr Takhistov

総評:
今回は10件(すべて自薦)の応募がありました。各応募論文に対して複数の選考委員が査読を行い、適宜外部の専門家にも意見を伺いました。それらの報告にもとづいてオンラインの委員会を開催しました。そこで候補として上がった論文を選考委員会で再度査読し、全員一致で今回の3件の論文に対する授賞を決定しました。今回は昨年度よりも多くの応募がありました。一方で、審査員の専門分野が偏っていたため、選考が難航した場面もありました。質の高い論文であっても惜しくも授賞に至らなかった場合もありましたので、来年度以降も引き続き、若手研究者の方には自信作を積極的に応募して頂ければと思います。