

素粒子論研究・電子版 Vol 14-15 - 2013年
Volume 14
2013年2月14日発行
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ひろば1 - 古市進博士の業績リスト素粒子論研究・電子版 Vol 14 (2013) No 12012年12月8日受理古市進博士(立教大学名誉教授)の単著と共著の論文リストをまとめた。これは主として学術雑誌に発表された論文と一部少数ながら国際会議のProceedingsに発表された論文を含んでいる。アブストラクト
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ひろば2 - 米澤穣博士の業績リスト(改訂版)素粒子論研究・電子版 Vol 14 (2013) No 22012年12月8日受理素粒子論研究電子版Vol. 9, No. 5 に米澤穰博士(広島大学名誉教授)の単著と共著の論文をリストを載せたが,これはその改訂版である.改訂は落としていた論文27 の収録と論文リストのデータの記載の順序を変えて,論文名,著者名の順としたことである。アブストラクト
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ひろば3 - 武谷三男博士の著作目録(第4版)素粒子論研究・電子版 Vol 14 (2013) No 32012年12月8日受理すでに第1版,第2版を「素粒子論研究」に,第3版を「素粒子論研究・電子版」に発表したが, 武谷博士のその後に見つけた著作および新たに出版されたものを合わせてまとめた.アブストラクト
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YITP-S-12-044 - 地域スクール「第35回素粒子論グループ四国セミナー」報告素粒子論研究・電子版 Vol 14 (2013) No 42013年1月17日受理2012年12月15,16日の両日に高知大学理学部にて開催された地域スクール「第35回素粒子論グループ四国セミナー」についての報告アブストラクト
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論文5 - 測定理論から見た超選択則素粒子論研究・電子版 Vol 14 (2013) No 52013年2月12日受理超選択則は,量子力学の理論に現れる自己共役演算子が, 原理的に測定可能な物理量と対応するための必要条件である. わざわざこのような条件を言うのは, 測定可能物理量と対応しない自己共役演算子が実際にあるからである. 超選択則は天下り的な要請と思われがちだが, 本論文では測定過程の力学における対称性の帰結として超選択則を演繹する. また,不確定性関係と超選択則の関係についても検討し, 両者は見かけが似ているが論理的には無関係であることを示す.アブストラクト量子論,超選択則,測定理論,対称性キーワード
1 - 古市進博士の業績リスト
矢野忠(愛媛大学名誉教授)
2 - 米澤穣博士の業績リスト(改訂版)
矢野忠(愛媛大学名誉教授)
3 - 武谷三男博士の著作目録(第4版)
矢野忠(愛媛大学名誉教授)
4 - 地域スクール「第35回素粒子論グループ四国セミナー」報告
石黒 克也 (高知大学総合情報センター)
5 - 測定理論から見た超選択則
谷村省吾(名古屋大学大学院情報科学研究科)
Volume 15
2013年7月16日発行
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シンポジウム報告1 - 日大理工・益川塾連携素粒子物理学シンポジウム素粒子論研究・電子版 Vol 15 (2013) No 12013年3月5日受理2012年11月2日-3日に、日大理工・益川塾素粒子物理学シンポジウムを開催した。アブストラクト日大理工、益川塾キーワード
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放談室用エッセイ2 - 50 Years of Y-T Relations素粒子論研究・電子版 Vol 15 (2013) No 22013年4月10日受理この度、Ward-高橋の恒等式で知られるカナダ Alberta大学名誉教授高橋康氏が逝去されました。この機会に、高橋氏について更に知りたいと思う人も少なくないのではと思われる。本稿は筆者が以前に書いた(口頭発表のみ)、いうなれば「高橋康論」であり、現在も本質的に意見は変わっていないので、そのまま披露することにした。 1950年に名古屋大学の‘E研’(素粒子論研究室)に入って以降今日に至る氏の経歴を辿り、その学風がどのように変わっていったかを中心に考察を進める。とくに11年間を過ごしたアイルランドのDublin Institute for Advanced Studiesでは、ヨーロッパ物理学の伝統とその真髄を体感する機会に恵まれたが、この経験が氏の学風の基礎となったと思われる。要するに氏は大器晩成型の理論家であった。アブストラクトY. Takahashi, Ward-Takahashi identity, generalized Ward relations , Dublin Institute for Advanced Studiesキーワード
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論文3 - 素粒子の理論はなぜローレンツ不変なのか素粒子論研究・電子版 Vol 15 (2013) No 32013年5月8日受理素粒子の場の量子論は,なぜローレンツ不変でなければならないのかを,重力場 の正準量子論に基づいて証明する. ローレンツ的計量符号の存在は一切前提としない.アブストラクトローレンツ不変性,ポアンカレ対称性,素粒子の理論,重力場の量子論,共変的正準量子論,一般線形変換,自発的対称性の破れキーワード
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修士論文4 - AdS/CFT対応に基づいたSchwinger効果の解析素粒子論研究・電子版 Vol 15 (2013) No 42013年5月14日受理AdS/CFT対応はMaldacenaによって提唱されて以来、強結合領域におけるゲージ理論の解明に役立っている。 近年になり、Semenoff-ZaremboがAdS/CFT対応の文脈でSchwinger効果を議論し、興味深い結果を得た。 本稿では、この論文を 読む上で必要となる基礎的事項から解説し、クォーク対生成、モノポール対生成、ダイオン対生成をAdS/CFT対応に基づいて解析した論文 のレビューを行う。アブストラクト
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講義録5 - 2012年度 原子核三者若手夏の学校 三者共通講義 講義録暗黒物質研究の現状 ~暗黒物質の正体解明にむけて~松本重貴氏(IPMU)素粒子論研究・電子版 Vol 15 (2013) No 52013年7月16日受理宇宙の暗黒物質問題は、素粒子、原子核、宇宙物理の理論および実験の分野 全てに跨る重要な問題の一つである。 暗黒物質研究の主目的は、暗黒物質を直接ないし間接的に検出し その正体を解明する事にあるが、現在さまざまな実験がこの目的に向かい進行中であり、 近い将来においても多くの実験が計画されている。 講義前半では、これらの実験について紹介し、 現在の段階で暗黒物質について理解している事をまとめる。 講義後半では、暗黒物質実験から示唆される暗黒物質像(暗黒物質を含む新物理模型等)について、 最近の理論的発展も含め解説を行う。アブストラクト
1 - 日大理工・益川塾連携素粒子物理学シンポジウム
梅津光一郎 (京都産業大学益川塾)
2 - 50 Years of Y-T Relations
亀淵迪 (日本大学理工学部)
3 - 素粒子の理論はなぜローレンツ不変なのか
中西襄 (京都大学数理解析研究所名誉教授)
4 - AdS/CFT対応に基づいたSchwinger効果の解析
佐藤芳紀(京都大学大学院理学研究科)
5 - 2012年度 原子核三者若手夏の学校 三者共通講義 講義録暗黒物質研究の現状 ~暗黒物質の正体解明にむけて~松本重貴氏(IPMU)
総合研究大学院大学(伊藤祐太、菊田遥平、小井塚裕己、佐藤智実、嶼田健悟、鈴木隼平、藤塚理史、松本良雄)
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