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Volume 26 - 2

  1. 卒業論文
    2 - 初期宇宙の観測量について
    素粒子論研究・電子版 Vol 26 (2017) No. 2
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    概要
    本卒論では、インフレーションによるゆらぎが現在の物理量に及ぼす影響を解析した。初期宇宙の物理現象を理解するためには、初期宇宙で作られたゆらぎを知るだけではなく、そのゆらぎがどのように時間発展して観測されるかを調べる必要がある。まずインフレーションで作られた量子ゆらぎがどのように宇宙背景放射 (CMB) のスペクトル構造に効くか を半解析的に計算した。更に CMBでは見ることができない宇宙の晴れ上がり以前の宇宙を 直接観測することが可能な背景重力波 (Stochastic gravitational wave background: SGWB)について、現状での制限を調べた。またインフレーションの詳細について更なる情報を得 ることができるゆらぎのnon-gaussianity を計算した。
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