Volume 21-3研究会報告
日大理工・益川塾連携素粒子物理学シンポジウム
渡邊 篤史
素粒子論研究・電子版 Vol. 21 (2015) No. 3
(編集部で巻号の表記法を統一した結果、素粒子論研究・電子版 Vol. 21 (2016) No. 3 の表記に変わりました)
2015年12月26日受理
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概要
第4回日大理工・益川塾連携素粒子物理学シンポジウムが、日本大学理工学部物理学科素粒子論研究室と京都産業大学益川塾の連携の下、上記の日時・場所において開催された。本シンポジウムは、私立大学が連携して素粒子物理学に関する研究交流を図ることを目的とし、「素粒子と時空」および「現象から探る素粒子」の2つをテーマとして企画され、計15件の講演が行われた。講演は場の量子論から素粒子現象論にわたる理論に関するものが中心であるが、格子QCD、暗黒エネルギーと修正重力理論、Bの物理、及びCMB偏光観測実験に関する招待講演を含め幅広い内容であった。参加者は日本大学と京都産業大学を中心に、大阪大学、近畿大学、京都大学、高エネルギー加速器研究機構、摂南大学、東京理科大学、奈良女子大学、理化学研究所などから36名であり、大変に有意義なシンポジウムとなった。なお、本シンポジウムは、京都産業大学の援助を受けて開催された。