Volume 33-2
基研研究会報告「YITP Workshop Strings and Fields 2018」
畔柳 竜生 (ブリュッセル自由大学)、大河内 豊 (九州大学)、國友 浩 (基礎物理学研究所)、酒井 忠勝 (名古屋大学)、坂本 眞人 (神戸大学)、杉本 茂樹 (基礎物理学研究所)、高柳 匡 (基礎物理学研究所)、立川 裕二 (東京大学)、野海 俊文 (神戸大学)、橋本 幸士 (大阪大学)、浜中 真志 (名古屋大学)、疋田 泰章 (基礎物理学研究所、連絡責任者)、百武 慶文 (茨城大学)、細道 和夫 (防衛大学校)、山口 哲 (大阪大学)、吉田 健太郎 (京都大学)
素粒子論研究・電子版 Vol. 33 (2020) No. 2
2020年12月1日受理
概要
2018年7月2日から8月3日までの5週間、京都大学基礎物理学研究所湯川記念館パナソニック国際交流ホールにて、西宮湯川記念国際滞在型研究会"New Frontiers in String Theory 2018"を開催した。第5週は超弦理論や場の理論に関する話題を中心とした、国際研究会"Strings and Fields 2018"を行った。この研究会は毎年ほぼ同時期に開催しており、2018年度は滞在型の一部として行った。最近の話題のレビューを第一人者の5名に依頼し、一般参加者の講演としては口頭発表が37件、ポスター発表が20件あった。参加者の数は約120名(一日平均約100名)ほどであり、特に海外からの参加者との議論が盛り上がり有意義であった。招待講演の内容は、重力や電磁力のメモリー効果や機械学習、ホログラフィーにおける弦の効果、さらに、量子異常の一般化やリサージェンスに関してであった。現在どこまで明らかになっていて、将来の見通しはどうなっているかなど、貴重な情報を得ることができた。一般参加者の講演としては、超弦理論や場の理論、ホログラフィーに関して、昔から長く取り扱われている問題から最近の話題まであり、幅広い議論が行われた。