|compphys|

● Directory について



UNIX のディレクトリとは何か?
「ディレクトリ」とはファイルの収納場所です。実行ファイルやプログラムを収納するのはもちろんですが、ディレクトリの中にさらにディレクトリを作ったりする事もできます。Windows や Mac を使いなれている人には「フォルダ」と言った方が分かりやすいかも知れません。
ただ、Unix の中では Win や Mac のように「アイコン」でディレクトリを表すという事がありませんから、各人がしっかりとしたイメージを持つことが大切です。
UNIX のディレクトリ構成は下の図の様になっており、その形から「逆さツリー構造」と言われたりします。
色が付いているのがディレクトリで、灰色のがファイルです。

image of directory

皆さんが自分のファイルを作ったりするディレクトリは /home にあります(図のオレンジの部分)。
例えば、根本先生のディレクトリの下の tmp1.f というファイルは、このファイルシステムの中では /home/根本/tmp1.f という位置を占めていますし、TAのディレクトリの一番下にある home.png というファイルは /home/TA/www/image/home.png という位置にあることになります。
また上の図では根本先生とTAの2つの個人ディレクトリしか書いていませんが、実際には生徒の数だけ、それこそ何千という個人ディレクトリが /home の下にあります。
更に、青で書かれたディレクトリは、様々なコマンドや UNIX のシステムを動かすためのファイルが収納されているところで、一般学生はこの領域のファイルを操作することは出来ないように設定されています。
いかがでしょうか、簡単な説明でしたが、これでディレクトリとファイルの関係が大まかにつかめたことと思います。
個人のホームディレクトリは、言ってみれば勉強机の様な物です。ディレクトリを上手に使って、ファイルが迷子にならないようにときどきは整理整頓してみましょう。