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Mule の使い方 (初級編)

Mule の機能のうち、基本的なものを説明します。


アンドゥ (Undo)


削除


カーソル移動


コマンドを指定した回数だけ繰り返す


補間

    Mule では mini-buffer で file 名などを入力するとき、 適当に途中まで打って space or TAB を押せば、 補間をすることが出来ます。 と言われても何のことか分からないでしょうから、 これも例で説明しましょう。

    自分の directory が

    Mail/ temp@ work/ www/ tmp.f

    となっていたときに、Mule で tmp.f を開きたいとします。 mini-buffer で

    Find file: ~/

    と Mule から聞かれたら、 tm Space と打てば、tmp.f まで Mule が補ってくれる、つまり 補間してくれます。

    では、 t Space と打ったらどうなるでしょうか? この場合、

      In this buffer, type RET to select the completion near point.
    
      Possible completions are:
      temp                               tmp.f
      
    などと出ます。これは、 t で始まる file (directory) が、 temp と tmp.f の 2つあるけど、どちらを開くのか? という、Mule からのメッセージです。 そこで、続けて m Space と 打てば、tmp.f と補間されます。

    補間は非常に便利な機能です。ぜひ使えるようになりましょう。


まとめ

キー操作 機能の名称 機能の説明
C-x u undo 直前の操作を取り消す。繰り返せば、(Mule が記憶している限り) 過去に遡って操作を取り消すことが出きる。
C-d delete-char カーソル位置の一文字を削除する。
C-k kill-line カーソル位置から行末までを削除する。
C-u universal-argument C-u の後に数を入力すると、その回数だけ、 直後の操作を繰り返す (繰り返せない操作もある)。
カーソル移動
C-a beginning-of-line 行頭移動
C-e end-of-line 行末移動
M-< beginning-of-buffer 文頭移動
M-> end-of-buffer 文末移動
C-p previous-line カーソル・キーの↑と同じ
C-n next-line カーソル・キーの↓と同じ
C-f forward-char カーソル・キーの→と同じ
C-b backward-char カーソル・キーの←と同じ


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