Volume 46-5解説記事
地球における生命誕生と量子力学
森田 健 (静岡大学理学部)
素粒子論研究・電子版 Vol. 46 (2026) No. 5
2026年3月17日受理
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概要
今から約38億年前に地球で最初の生命が誕生したとされている. しかし, 生命のような複雑なシステムが自然に生じる確率は絶望的なほど低い可能性がある. そのように低い確率でも, 量子力学の多世界解釈に基づくと, 地球における生命誕生を自然に説明できることを解説する. また, そのような生命誕生のシナリオは, 量子コンピュータにおける暗号解読のアイデアと類似していることを紹介する.
キーワード
RNAワールド、多世界解釈、学部生向け