Volume 6-1論文
余次元は物理として意味があるだろうか
中西 襄
素粒子論研究・電子版 Vol. 6 (2010) No. 1
2010年10月25日受理
[PDFDVI]
概要
余次元理論の歴史を簡単に述べた後,このような考え方が物理の理論としていかに不自然なものであるかについて議論する.さらに,カルーツァ・クライン型の余次元理論はすでに明白に観測結果と矛盾していて,実際上すべて排除されたと考えてよいという最近の結果を報告する.
キーワード
余次元、高次元時空、カルーツァ・クライン、場の量子論、超弦理論、近日点移動