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電子版 Volume 19
2015年3月9日完結
Volume 19-1
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2014年9月12日受理
素粒子理論の宇宙論への適用に関する疑問
中西 襄
概要
ビッグバン宇宙論によれば,宇宙は最初非常に高温だったが,膨張するに従い次第に冷えたとされる.この際,相転移が起きて,対称性が高い状態から自発的に素粒子の標準理論で記述されるような対称性の低い状態に移行したという解説がよくなされる.だが,これは場の量子論的にきちんと定式化された理論に基づく主張なのであろうか.どなたかこの件に関する原理的疑問に答えて頂けないものだろうか.
Volume 19-2
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総説、講義ノート
2014年10月31日受理
超弦理論における時空のコンパクト化
木村 哲士
概要
これは平成26年(2014年)10月14日から16日にかけて実施した茨城大学大学院での集中講義用のノートである。このノートでは、1985年以来のヘテロティック弦理論におけるCalabi-Yau空間を用いたコンパクト化という、超弦理論ではもはや古典的ともいうべきコンパクト化の議論を行う。超弦理論における時空のコンパクト化では超対称変換と幾何学に深い関係があるため、超対称性とKilling方程式、特殊ホロノミー群多様体なども合わせて紹介する。ここまでは標準的な教科書でも紹介しているテーマだが、さらに最終章では2014年現在の発展を紹介する。
キーワード
超弦理論、コンパクト化、Calabi-Yau空間、フラックスコンパクト化
Volume 19-3
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2020年3月17日受理
湯川秀樹先生の初めての一般講演
大久保 茂男
概要
湯川秀樹先生は大阪帝国大学助教授で31歳の秋、その名と中間子論が一般の世に知られる前に、徳島の中学の深井源治校長に依頼され、はじめての一般向けの講演を中学生に対して行った。その記録を深井源治校長は湯川先生に送付し、湯川先生が大事に保管していたことがこのほどわかった。湯川先生の最初の社会的活動である。講演受諾の経緯、講演の内容、定年退官後の両氏の講演に対する述懐などが紹介される。
キーワード
湯川秀樹、四国の秋、中間子論、科学の社会還元、はじめての一般講演、渦の音、徳島中学講演、深井源治校長
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