次元が違う2つのブレーンをつなぐ弦(p-p'string) からはタキオンがでるこ とがあります。ところが、ブレーンの上にB場(磁場)を入れてやることによって、 そのタキオンの質量をコントロールすることができるようになります。 また、B場を入れたことによってある低エネルギー極限では ブレーン上の空間は非可換空間になります。
今回はそのようなタキオンを含む弦の散乱振幅の計算とそれに必要な グリーン関数の導出とその性質、またそれから得られる非可換時空に おける低エネルギー有効理論に関する最近の研究成果について報告します。