ele05 satoh

N枚ブレーンが重なった系の低エネルギー有効作用と非可換幾何


発表者: 佐藤 松夫(大阪大M2)
発表日時: 06/24(土) 16:30-17:00
N枚ブレーンが重なった系の低エネルギー有効作用は、Tseytlinらによって、共 変微分を生に含む項を無視するという近似のもとに、symmmetric traced DBI actionで記述できることが示されている。しかしこの近似は物理的に妥当なもの とは言えない。と、いうのも $[D_i,D_j]X=-i[F_{ij},X]$ により、F だけで書く ということの物理的意味が明白ではないことによる。弦理論が持つ、非可換幾何上の物 理と定数B背景の入った物理が対応するという事実を用いて、U(N) の場合の有 効作用に縛りを与え、物理的に妥当な作用とはどんなものかを探る。

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