第45回 中部夏の学校 (2025年8月)

講師

酒谷 雄峰 氏(京都府立医科大学)

テーマ

『超重力理論と超弦理論: 弦双対性に基づく定式化』

概要

超弦理論をトーラスコンパクト化すると、弦双対性と呼ばれる隠れた対称性が現れる。この対称性は、複数存在する超弦理論を統一的に理解する鍵となるだけでなく、さまざまなブレーンの性質を明らかにする上でも重要な役割を果たしてきた。近年では、弦双対性に基づく新たな幾何学を用いることで、トーラスコンパクト化を仮定することなく、弦双対性が明示的に現れる形で超弦理論および超重力理論を定式化する手法が発展しており、その多様な応用も進展している。 本講義では、弦双対性に基づく超弦理論および超重力理論の定式化を解説し、それがどのように応用されているのかについて、具体例を交えながら最近の研究動向を紹介する。

プログラム

講義ノートおよび集合写真など

小竹氏のサイト(限定公開)

研究交流・ショートトーク

会場

静岡大学理学部B棟211号室(静岡キャンパス)

アクセス情報: 静岡大学アクセス

最寄りバス停: 静鉄バス「静大片山」または「静岡大学」

会場地図

その他