日記 (6月)


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主な予定

  1. 6/3: 13:00- 宇宙フォーラム
  2. 6/4: de Gennes
  3. 6/10: 物性研究
  4. 6/11: 凝縮系セミナー
  5. 7/3: 基研研究部員会議
  6. 7/23: 原田セミナー
  7. 7/28: 笹本セミナー
  8. 7/29: 御手洗セミナー
  9. 7/30-8/1: ソ フトマターの物理学2003−普遍性と多様性(基研)
  10. 8/2: 林セミナー
  11. 8月5日(東京)
  12. 8/20-22 プラズマ科学のフロンティア2003
  13. 8/24-27: 語ろう「数理解析」in 北海道
  14. 8/29: 会議。
  15. 9/2-5:院入試
  16. 9/17-19: 応用数理学会(京大)
  17. 9/20-23学会(岡山): 申し込み〆切6/8
  18. 9/24-26 集中講議(神戸大)
  19. 11/26-12/1:国際会議(Wales)
  20. 全然終らない本(〆切はとっくにすぎた。原稿はとっくに書いたのだが。。)

7月


6/30:

力学も電磁気学もストックがなくなってきた。休講を一回もしなかったから進度が 早いのか無駄を省きすぎたのか。電磁気は荷電粒子の輻射でもすればいいとして 力学はカオスでもするか?しかし動画とか見せるのは面倒なだけで意味がないの だが。それとも(本来力学続論で紹介する)実になる内容である コリオリ力とかにするか。

昼食の後、グループミーティング。金君は相変わらず不可思議なことを言う。 光藤君のYoung図形の解説。

ちょっと頭痛。


6/29:

Young率の起源についてあれこれ考察。ようやくと研究らしくなってきたがまだ おかしい。

プラズマの研究会 の講演依頼。迷ったが受けてしまったので日程がどんどんつまる。

子供用に「秘密の花園」を読み返したら「ハイジ」と共通する設定が多いことを 再認識した。ともに小学生時代の愛読書。


6/27:

午前図書館で文献を漁る。幾つか初等的な本を借りて来る。昼に一冊購入。

卒研。Sliding Friction(Perrson) のBrownian motion model。4年だとLangevin方程式を知らんからしんど そうだった。前半はともかく後半は事実の羅列だったし。後1回で前期は終了。 後期の卒論の具体的テーマを考えないといけない。去年みたいに論文になる ネタを考えたい。

セミナー後にPerrsonの 論文を読む。電子摩擦はdipoleによる2次摂動の寄与を計算、phonon摩擦は等温 弾性体に粒子が乗ったときの粒子運動と格子歪みの間の応答関数として摩擦を 導出していた。双方分かりやすい描像であったが特にphonon frictionはちょっと 不満。というのは弾性体のstress tensorと同じレベルでRayleigh's dissipation functionを導入できると思うのだが。


6/26:

undulationを弾性板の振動として考えるが芽が出ず。接触している時間が長いので そう考えるのが本当にいいのかは分からない。

学生と議論。(非)弾性衝突に関してはロシアの古い教科書に摩擦がある系でずりを かけたときの弾性変形がどうなるかが書いてあったことを発見。これを使えば おそらくはねかえり係数の増加は解析的に計算可能。それと接線方向もMaw et al の理論よりましなものができるのではないかと思う。後、2lanes ASEPの話。

多分熱流やずりが強い系では(平均としては粒子が)希薄でも外力の方向に粒子の 配向が揃うのでlong-range correlationが生まれてくるのだろう。結果として semi-dilute polymersのような状態になると思う。勿論希薄極限では相関そのもの が意味をなさないが。

高校ラグビー部の友人の訃報に接す。


6/25:

サイエンス社の人が原稿の督促に現われる。うーん、どうしようかな。

小貫さんのセミナー。ガラス転移の固体からのアプローチということで、 非線形弾性場を考慮してダイナミックスの数値計算とdislocation理論の拡張から の理論的解釈。DefectsはPeierls potentialに閉じ込められてmetastableになる ことが見事に示される。また後半ではfree volumeを新自由度として導入し、弾性場 とカップルした理論の準備的結果を紹介。素晴らしい。いろいろと見習わなくては いけない。

その後、古川君と議論。摩擦については(多分最終的には小貫さんの理論を参考に しないといけないが)、とりあえず粉体層の自由度を考慮すればスリップが止まる のではないかという話。その他、紐がほどけて再び違う構造に変化するのはどう してかという議論。


6/24:

熱力学の講義はJoule-Thomson過程とGibbsの自由エネルギー。前者は分かりにくい。 後者は微分形式を使って説明したのでかなり早く進む。今年は休講を1回もしてい ないので進度が早く多成分系(浸透圧まで)の話もできる。その部分の講義ノートの 準備に時間がかかった。

学会の発表順。僕の名前のある手近の4つの発表は20pTQ,21aWF,22pWD,23pWF. 見事にばらばらだ。最後の2つは僕が発表するのだが同じセッションになるどころ か日も違う。どうなっているのだろう。

論文を読む。うーん、これではいけないのではないかと思う。


6/23:

授業2つ(電磁放射に入った電磁気と外積の導入をした力学) とレポート問題作成で時間が潰れた。そろそろ試験問題を考えないと いけない。一つは考えたがあと3つの科目は白紙。

結局は固有値を求めて固有関数を求めないとダメだろう。希薄からの展開だと 何とかなるという気がするのだが。


6/21:

昼に「量子場脳理論入門」という題名の本が笑いを取ったので買ってしまった。 前半はまともだから楽しめるだろう。

いろいろある課題の中で非弾性気体論をやってみるが難しくて芽が出ない。 Liouville方程式一つとっても弾性極限と随分違うから輸送係数を計算するためには formalな部分から整備し直す必要がある。(で結果はたいしたことないからやって いられない)。


6/20:

ストレス場がおかしい。テストランでは問題がないのに。。チェックが必要。 スピードも遅すぎるので組み直そう。

卒研生体調不良のため午後は理物での会議2つに出席。 やっぱり理物は会議が好きだと妙に感心した。 原案は(前回も議論されたらしいのだが)まっとうなのだからすぐ通るかと 思ったのだが議論が渦をまいていた。大事な案件だから皆が 意見を言うのは分かるがこれから定年の教授が続々と出て来るのだから この調子で議論をしていく訳にはいかないだろう。


6/19:

申請書を仕上げる。

教授会。S6の同窓生が助教授で赴任することが承認された。彼は教養の時から 下宿に蛇(それもマムシとか毒のある奴)を飼っていてハチュウ類の生物をこよなく 愛し、クラスの自己紹介用の名簿にもハチュウ類愛好会を作りませんか、と書いて いた剛の者である。教授会での彼の業績紹介を聞くと蛇の捕食の仕方とか ヤマカガシの毒の由来とか昔の彼そのままで笑わずにはいられなかった。と同時に ハチュウ類学会(?)の幹事?を勤めるようになった彼に羨望を覚えた程である。

院入試要項。4年で日記を読んでいるのはいないと思いますが。 付記。 こっちがもっと詳しい。


6/18:

本も買って昨日の論文を読み ぼんやり考える。だいぶイメージが明確になってきたのだがまだ形には なっていない。「下手な考え休みに似たり」というより休みそのものの様だ。 手を動かすのは何時の日か。

午前はBoltzmann方程式の成立条件についていろいろ復習。Mclennan, Cercignani, Reichel, Resiboisと一通り見たがあまりすっきりしない。Burnett方程式が線形 不安定であればすっきりするので安定性を見る必要がある。


6/17:

授業2つ。

論文を大量にダウンロードしてあれこれ考える。

希薄極限で残る相関の可能性についても考える。粉体ガスでは長距離相関がある がNavier-Stokes orderで一様状態は線形不安定である。従って全領域で希薄な 状態を保つことは不可能であり結果として非弾性Boltzmann方程式は長時間に渡って 使うことはできない。

創立記念事業の一貫としての三舩優子 リサイタルに行く。美人系を選ぶのは副学長の趣味のようだ。去年よりはしっかりした 技量がある演奏家でそこそこ楽しめた。


6/16:

ソフトマターは盛況だが、ポスターが1時間半しかないというのはクレージーな プログラムだ。

電磁気学続論で透過率を計算したら透過率と反射率の和が1を越えるという指摘。 透明媒質では両者の和が1になることはチェックしたのだが、やっぱり電磁気は 難しい。基礎論Aは星の重力で質点近似が使える理由と潮汐、クーロン散乱。どうも 学生に難しいかな。そもそもcot xとは何ですかときたものだ。一体高校の三角関数 はどうなっているのか。

非弾性ガスでは久保公式はだいぶ普通のものと違う。例えば熱伝導率ではエネルギー 流の時間相関の積分ではない。それはそうだろうと思うので先週の水曜の話は もうちょっと真面目に計算することが必要になった。


6/15:

図書館で本を借りて来る。優生学と遺伝学の関係を論じた「DNA伝説」や 「生命はRNAではじまる」とか。リヒテルのインタビューの本も借りた。 ところで複製は核酸(DNA。RNAでも可能)が担うのが普通だが、 プリオンみたいな蛋白質でも(不完全な) 複製をしているところを見ると生命の起源はRNAという話は本当なのかと思って しまう。蛋白質の方が合成は簡単だから。


6/14:

Pdfファイルに文書を張り付けようとしたが有料のソフトを使わないと駄目っぽい。 それで無駄に時間を潰した。財団の申請書類を書く。


6/13:

昨日に続き非生産的。いろいろ手がけたが稔らず。

卒研。Boundary lubrication等。stick-slipでslipした後を止めるにはWeightを 剛体として扱っては駄目で弾性変形が重要だと書いてある。本当かな。確かに そういう自由度は入っていなかった。英語の本で式もかなりきっちりフォローして 154p.まで進むのは学生の頑張りの賜。予想以上に進むゼミというのはあまり記憶 にない。

研究会での講演申し込み。今年の参加者は多い。去年の研究会は必ずしも 面白くなかったがこの参加人数があるということは、 こうした意見交換の場は貴重であるということだろう。ソフトマターの週は 連日講演会であり、議論する相手も多い。


6/12:

あまり生産的でない一日。つまらないミスで ストレス場のデータが取れていないし。数値計算が 解析モードに入ったのとちょっと間が開いたのと理論解析にアイデアが必要 なのとで小休止か。

懸案のレフェリーのレポートを書き上げる。今まで見た中で最も面倒な論文だった。 やはりちょっとでも外れた分野の論文の依頼が来た場合は瞬間的に断るべきだった。 そうでないと著者にも失礼だろう。

原田君の実験の概略については先週の水曜に一瞬だけ聞いて、如何にも佐々好み の実験だということは理解した。佐々によると極めてしっかりした実験かつしっかり した人物だということなのでセミナーをお願いしたところ快諾して貰った。佐々の 日記の勢いだったら1月経てば随分様子が変わっているだろう。楽しみである。

昼休みに「プリオン病の謎の挑む」という本を買ったが昼休みの間の 20-30分で読めてしまった。これで1100円は高い。立ち読みで済ますべきだったかも。

昨日書き忘れたがどうみても4年の後期かM1向けに書かれている山田さんの 本は案の定、教養の学生でも読めるというのが宣伝文句に入っているシリーズを 売っている 岩波の編集部からは評判が悪かったらしい。しかし既に第1刷を売りきり 増刷が決まったそうである。やはり売ろうという意識の強すぎる本よりきっちりと 著者が書くべきことを書くというのが大事だということだろう。


6/11:

午前はレフェリーのための文献整理。

午後は凝縮系でのセミナー。小貫研からや吉田南からも人が来て盛況だった。固体論 ベースの人にどうやって喋ろうと思ったのだが、(undulationを含めた 動画やはねかえり係数が1を越す という掴みが受けて)活発に質問がでてセミナーはうまくいった。少なくとも解くべき 問題が沢山あるということはちゃんと理解されたようだ。個別に見るとガスの運動論 よりは非弾性衝突の方が受けが良かった。まあそれはそうだと思う。セミナー後も 山田さん、藤本さん、池田(浩)さんを交えて雑談。統計力学に新基軸が必要という 話とか粉体も破壊と絡めてもっと皆で連絡を取って研究を進めるべきというエール も貰った。これで暫くtalkがないので研究に頑張らないと。

こちらに戻って、國仲君との議論。その後、河原田、金の両君と修論の議論。 長距離相関の直接的な影響が大きく現われる筈という合意が得られ、そこを きちんと調べることになった。我々が予想した通りだったら(業界に) かなり大きなインパクトを与えることになる。


6/10:

熱力学は1コマ目でちょっとつまる。いつも2コマ目は流暢に進むので今日はいつも よりスピードに差が出て困った。1コマ目でいつも時間がかかるのは準備不足か。

物性研究の編集会議。会議終了後に明日のセミナーは式が多い方がいいと言われる。

それでメインを昨日再投稿した論文にした。しかし2/3はイントロで構成はどうしても 散慢だな。固体論の人にそういう研究をいきなり紹介するとちょっとインパクト に欠ける。一方で 粉体を知らない人用に厚めのイントロが必要だから仕方がないのかもしれない。 undulationの動画も貼りつけた。 ちょっとスライドの枚数が多い。全くの素人向けだと式はない方が歓迎されるのが 普通だがそうではないというのが話を混乱させる。


6/9:

授業2つ。用意してきた内容が尽きて来た。電磁気学続論は誘電率の周波数特性等、 電磁波の入射、反射、透過について説明しているうちに時間がなくなった。基礎論 Aは惑星の運動。かなり初等的なところが分かっていないという感じもするがどう だろう。

昼食会で河原田君の進展状況の報告。単純に固有値、固有関数を求めるところにもう 4ヵ月もかかってかなり苦しんでいる。読んだ限りではNoije and Ernstの Physica Aの論文はFluctuation hydrodynamicsを越える内容は含まれておらず、 肝心なところを誤魔化している。(これは僕が大昔に読んだときの理解の通りである)。

論文は再投稿した。

明後日の講演のストーリーが固まらず、明日に持ち越し。固体物理ではどういう 内容が受けるのか、式を沢山出した方がいいのか分からない。


6/8:

授業準備。

深夜に新しいネタ?(あるいは個人的な趣味)の情報収集。水曜の雑談で思わず 口にしたネタだが思ったよりもwell-definedなのでひょっとすると面白い かもしれない。


6/7:

午前中は同志社中学のオープンキャンパスに行く。経営的に死活問題に 関わってくるだけにさすがに気合いの入ったものが用意されていた。重要文化財である チャペルでの礼拝に始まり、オーケストラの実演やコマを作らせて重心を理解 させる模擬授業とか、理科の模擬実験等子供の目をひきつける配慮が行き届いて いた。そもそもチャペルの他にも中学内に彰栄館というもう一つの重要文化財があって 大学に併設されている中学は魅力的に見えるだろう。少なくとも子供は気にいった ようだ。

午後は論文の改訂。Refereeのコメントは本質的には一つのことしか言っておらず、 そのことは3月末の日記を見ると分かる通り、混乱するのはもっともなので慎重を 期して改訂をした。ちょっと時間を置いてもう一回チェックしてから再投稿しよう。

ASEPの論文は完全にacceptされた。

永弘君と最後の挨拶。彼は京都を楽しんだのかどうかを聞くのを忘れた。


6/6:

ストレスの計算をコードに組み込んだらますます時間がかかるようになった。 いかんな。

午前は改訂のためにrefereeが紹介した論文を読む。その論文は熱浴もBoltzmannで 解こうという意欲的な論文で、またSantosか、と一瞬嫌な 予感がしたが、今度はこっちの勝ちだな。読み直すうちにとてもいい論文に 思えて来た。まあrefereeも勘違いしているが悪気はないので紹介された論文と のちがいをdiscussionに加えて、さっさと書き直して 再投稿しよう。

卒研。今週は頑張ってよく進んだ。wetting等なつかしい話題も満載だった。潤滑剤 の話もいつかやりたい。殆んど粉体と同じだが何が違うのか。もっとも手が回らない。

卒研の後、永弘君と京都最後の打ち合せをする予定だったが2時間以上遅刻して きた。全く時間観念が欠如している。やはり1月は短い。しかし彼はここでの ネタを学会で発表するとのこと。地盤の液状化は大事なテーマだからうまく いけば面白い。2流体モデルでいけるのではないかという古川を交えて今後の方針 について議論をする。

学会の申し込みがうまくいっていないことが判明したのでもう一回行なう。それでも 応答が遅いのでメールを出す。


6/5:

ストレスの計算プログラムは多分これでいいのだと思う。変な振舞はしないし、 まあ期待通りかなという結果を出す。しかし本当に正しいかと問われると 分からないと答えるしかない。ベンチマークテストがないからである。 まあとりあえずそれで計算してみよう。

そのテストランで2次元でも層厚を上げて、パラメータを調整するとそれなり の感じのものが出来ることを発見。奥行きの自由度を減らしてみよう。

物理学会講演申し込み。登壇は2件(undulationとガス)だから重複してお金の請求が 来そう。登壇しない共著講演は今のところ把握しているので4件で、もう一つ増える かも。ちょっと多すぎるが何とかなるだろう。夏休みに地獄を見るかもしれない。


6/4:

午前はストレス計算のプログラム作り。完成せず。

午後はde Gennes夫妻の講演会。夫人の方を先にしないで欲しい。講演はde Gennes 一流の解析の面白さもあったが生物の物理としては面白いものではないし、ソフト マターの物理としては問題が特殊すぎた。ここ3年程で随分老けた印象がある。

講演会の後、基研のサロンで雑談と議論。その後でde Gennesを囲んでの夕食会。 どうもお疲れの様で、前のように話で魅了されることはなかった。 、生物物理に批判的だったのにやり始めた理由、とか固体物理の現状に批判的な 理由を尋ねる等したが今一つ満足した答えではなかった。例えばfractional quantum hall effectsの後に固体物理の面白い話はないというが、soft matter physicsが それより後に何かを生み出したかと言うとないと答えざるを得ないのでは?統計 力学も質的な発展はない。

小貫さんとの局所的な話もあった。教室内運営は大変そうだ。出られなかった人事 会議で結構踏み込んだ議論があったようだ。その他、いろいろな噂話を入手。

家に戻ると4月に投稿した論文のreferee's reportが来ていた。 修正の要求箇所は多くなかったので一安心。しかしだいぶ忘れているぞ。


6/3:

今週の授業は無難に終った。しかし2コマ目の終盤ではお腹がすいていた。

宇宙フォーラムの鈴木さんが1時に来訪。事務的な説明と分厚い書類を置いて いく。

幾つかシミュレーションのジョブを放りこむがCPUが僕のところに回って来ない。 応力解析は取ったデータだけでは復元できないことが分かったのでこれを機に 最初から組み込んだジョブプログラムを作ろうとするがまだ出来ず。

鵜川さんからundulationに見えるというコメントを貰った。もうちょっと計算 時間が必要だろう。

武末さんとの論文のコメントが来る。条件付acceptなのかな。

そう言えば蛍が家の窓にとまっていた。そんな季節か。


6/2:

午前の授業。誘電体のClaussius-Mossottiの式から電磁波の話(表皮効果)へ。 力学は円錐曲線と極座標による惑星運動の記述。

昼食会の後、光藤君が学会に出せるかどうかを話して貰う。幾つか面白い結果 があるので出すことを促した。カレントのある系では境界条件次第で結果が 全く違うということは当り前であるが重要である。むしろバルクなんかより 重要であると言ってもいい。

犬塚さんのセミナーを数理研に聴きに行く。acceretion diskでの MHD乱流の分かりやすい話。次元によって結果が質的に違うことはよく分かる。 直接手を出せる話ではない。

それやこれやで進展はない。


6/1:

午前は授業参観。次男は算数の授業で先生の意図が読み取れていないようだった。 もうちょっと質問の意図を明確にして欲しい。そもそも何で算数の授業できりんや 車を管と箱で作らないといけないのかを伝えていないのがよくない。長男(6年)の 授業では学生の間の学力差が顕著に見えた。

午後は市民オーケストラの本番。実は腹痛で辛かった。曲目はベートベンの4番 と、タンホイザー序曲、レスピーギの「ローマの松」。最後のものはコンサート で聴くのは初めてだったがいろいろな楽器が現われる他に 趣向がこらしてある楽しい曲であった。素人受けのする曲が並んでいないので どうなるかと思ったが客の入りもよく、演奏自体もまずまずであった。


5月