日時: 2015年11月18日(水) 〜 11月20日(金)
場所: 京都大学 基礎物理学研究所 パナソニックホール
主催: 京都大学 基礎物理学研究所

開催趣旨
 近年、観測をベースにしたボトムアップ的な宇宙論研究の進展は目覚ましく、日本国内でも、X線衛星観測プロジェクト(ASTRO-H)、すばる望遠鏡による銀河観測プロジェクト(HSC, PFS) や宇宙背景輻射の偏光観測プロジェクト (LiteBIRD) 、さらに大型電波干渉計による観測プロジェクト(SKA)など、観測的宇宙論に関する課題を主目的とした大型観測プロジェクトが進行中です。
 こうした観測から得られる豊富なデータにより、インフレーション、暗黒物質、暗黒エネルギー、さらにニュートリノなど、宇宙物理のみならず素粒子物理分野において重要な問題についての手がかりが得られると期待されています。
 本研究会は、大学院生を含む若手研究者を中心に、宇宙論・素粒子論両分野にまたがる主要な研究テーマについて総括し、広く意見交換することを目的としています。議論の対象は、理論から観測までを含む観測的宇宙論一般です。研究会を通して、新たなアイデアに基づく研究や観測プロジェクトの立案、さらには観測プロジェクトへのフィードバックが生まれることを期待しています。2012年より、東京大学、国立天文台、名古屋大学と場所を変え毎年開催してきましたが、特定の観測プロジェクトにとらわれることなく、幅広いテーマについて議論できる場として、多くの方が参加し、活発な議論が行われてきました。第4回となる2015年は基礎物理学研究所にて開催します。研究会では、招待講演者の方々に専門分野の進展や未解決問題、将来的な観測プロジェクトについての講演をして頂く他、一般講演者には各人の研究を目一杯話して頂く予定です。観測的宇宙論の研究を目指す若手の大学院生や、若手研究者の積極的な参加をとりわけ期待しています。

招待講演者(敬称略)
井上開輝(近畿大)
北山哲(東邦大)
高田昌広(カブリIPMU)
田中貴浩(京都大)
戸谷友則 (東大)*
西道啓博(カブリIPMU)
林航平(カブリIPMU)
( * ): TBD

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会場案内
講演会場は、京都大学 基礎物理学研究所 パナソニックホールです。
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世話人: 大栗真宗、樽家篤史、浜名崇、日影千秋

問い合わせ
obscosm2015"at"yukawa.kyoto-u.ac.jp  ("at"は@)