概要

本研究会は、現象論的な側面を念頭に置き、 素粒子物理学の発展を意図した研究交流を目的としています。 近年、素粒子物理学の細分化が進んでおりますが、 本研究会では素粒子物理学の広範な話題をカバーし、 分野を超える総合的な討論を行えるものを目指しています。 また同時に、個別分野の専門家だけでなく、 専門分野を特定していない若手の方々の積極的な参加をサポートしたいと考えています。

主題

本研究会でとりあげる主なテーマとして、
* 標準模型の物理
* LHC・次世代の加速器の物理
* 宇宙論と素粒子物理の関わり
* 素粒子物理における非摂動計算
* 標準模型を越えた物理の探求
等を念頭に置いています。

招待講演(予定)

招待講演は以下の方々を予定しています (敬称略)。
田窪 洋介 (KEK) LHC-FASER実験における新粒子探索
風間 慎吾 (名古屋大学) Xenon1T
仏坂 健太 (東京大学) 重力波天文学の進展
黒柳 幸子 (名古屋大学/IFT Madrid) 重力波宇宙論の展望
広島 渚 (富山大学) ガンマ線による暗黒物質の探索
中山 和則 (東京大学) 軽い暗黒物質検出のための固体物理入門
三浦 光太郎 (Helmholtz-Institut Mainz) Lattice QCD Precision Science for Muon g-2
富井 正明 (Connecticut U.) K -> pipi 崩壊における epsilon' の格子計算
富谷 昭夫 (理研BNL) 機械学習と理論物理
米倉 和也 (東北大学) Anomaly matching in QCD thermal phase transition
本郷 優 (UI at Chicago/理研) 流体力学におけるアノマリーマッチング
竹内 道久 (名古屋大学) HL−LHCでの新物理探索
飛岡 幸作 (Florida state U.) K中間子崩壊による新粒子探査
張ヶ谷 圭介 (IAS) Physics beyond the standard model from Higgs Parity
福田　朝 (UC Berkely) Superconductivity on the axion string
向田 享平 (DESY) Baryo/Leptogenesis from Axion Inflation
以上

講演募集

また招待講演の他に、内容に関連する講演(講演希望者が多数の場合、 ポスター発表に変更いただく可能性があります)を募集致します。 ふるって御応募下さいますようお願い致します。
※ 講演希望者が多数の場合、ポスターに回っていただく可能性があります (逆の場合もあります)。 どちらかの発表「のみ」をご希望の場合、登録の備考欄へ 「ポスター不可」あるいは「講演不可」とお書きください。

今年度は新型コロナウィルスの感染拡大およびその感染防止のためオンラインでの開催となります。 Zoomにおいて口頭発表とその質疑、Slackを用いたポスター発表と議論を行います。
参加者の方にはオンライン環境の準備をお願いいたします。

世話人

松崎 真也 (吉林大学・連絡責任者)
阿部 智広 (名古屋大学)大木 洋 (奈良女子大学)大村 雄司 (近畿大学)
鎌田 耕平 (東京大学) 高山 史宏 (京都大学基研)津村 浩二 (九州大学)
永田 夏海 (東京大学) 檜垣 徹太郎 (慶應義塾大学) 三島 智 (KEK)
柳生 慶 (大阪大学)
　連絡先 : ppp@yukawa.kyoto-u.ac.jp