99年度の夏の学校では、以下の講義が行われます。
「K中間子を使ってCPの破れを探ろう」
(7月21、22日)
山中 卓 氏(大阪大)
概要 粒子/反粒子と左右の入れ替え(CP)に対する対称性は、弱い相互作用では破れている。 K中間子はこのCPの破れの発見に役立ったのみならず、今でもB中間子とならんで CPの破れを探る道具となっている。ここでは、不思議な性質を持つK中間子の説明、 CPの破れ、世界の最前線の実験の結果、そしてその将来について、分かりやすく説明したい。
「ATLAS検出器とシミュレーション」
(7月23、24日)
藏重 久弥 氏(神戸大学)
予稿集(html形式)
予稿集(tar.gz の形にまとめたもの)
概要 ATLAS検出器は、CERNのLHC(Large Hadron Collider )で行われる陽子・陽子衝突実験の一つであり、ヒッグス粒子の発見を目指している。この講義では、LHCでの物理とATLAS検出器の概要を説明する。特に解析に不可欠となる検出器シミュレーションについて詳しく説明する。