イタリア語 (Italian)

イタリア語のまとめ。

準備

発音 [リンク]

イタリア語の発音は基本的にはローマ字読みなので覚えやすい。他の細かな注意点は以下の通り。

発音規則
+母音abcdefghilmnopqrstuvzscchghgn
なしディエッフェアッカエッレエンメエンネエッレエッセティゼータ
aファヴァザ、ツァ(ン)ニャ
eチェフェジェヴェツェシェ(ン)ニェ
iディフィスィティヴィヅィ(ン)ニ
oフォヴォヅォ(ン)ニォ
uドゥトゥ(ン)ニゥ

(SY comment)
"w"が使われなければ英語で"w"を使う単語はイタリア語でどう扱うかというと、"v"で置き換えられている可能性がある。このことは、昨日(2018/4/16)レストランで店員さんから「ヴィーネ(vine)」と言われて、何を言っているか分からず聞き返したら、「ワイン(wine)」と言われたことによる。「ヴィーxxx」と言われて意味が分からなければそこを"w"で置き換えてみると意味が分かるかもしれない。

数字 [リンク]

数字
01234567891011121001000
zerounoduetrequattrocinqueseisetteottonovedieciundiecidodiecicentomille
ゼーロウーノドゥーエトレクアットロチンクエセイセッテオットノーヴェディエーチウンディチドーディチチェントミッレ

(SY comment)
ヨーロッパに行くといつも一人ではレストランに入りづらく感じ、イタリアに来た際にもこのことは例外ではないのだが、今回「Uno, posso?」と言って入ったら案外楽に入れた上にサービスもよかった。イタリアに単身で来た際にはお試しあれ。

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Come? = How?

会話で"Come?"と単体で使われると、英語の"Pardon?"を意味する。

Come si X? = How to X? [リンク]

「どうやってX(動詞)するの?」

Come si chiama? = How to call?

「どうやって呼ぶの?」-> 「あなたの名前は?

Come si sente? = How to feel?

「どういう気分?」->「気分はどう?」

Come si fa? = How to do?

「どうやってやるの?」

Come si legge questo? = How to read this?

「どうやって読むの?」

Perché? (パーシェ) = Why?

「なんで?」

Che? (ケ?) = What?

基本会話

挨拶

Buon giorno (ブォン ジョールノ) = Good day

buonは「いい」、giornoは「日」という意味で、「おはよう」と「こんにちは」を兼ねる。英語のhelloに相当。 "Buon[Buona] X."で「良いXを。」という意味。

Buona sera[serata] (ブォナ セーラ[セラータ]) = Good evening

seraは「夜」という意味で、「こんばんは」となる。

Buon appetito (ブォナペティート)

「良い食事を。」apptitoは「食欲」という意味。食事をする相手に対し使う。お返しに言う言葉は"Altrettanto" (アルトレッターント)「あなたもね。」

Buon viaggio (ブォン ヴィアッジォ)

「良い旅行を。」

Ciao! (チャオ) = Hi!

親しい相手に対する挨拶で「こんにちは」や「さようなら」の意味でも使える便利な表現。友達や仲良くなった人に使い目上の人には使わない。

(SY comment)
ローマの街を歩いていたら、小学校一年生くらいの男の子が興味津々という感じでこちらをじーっと見つめてきたので、こちらも少しはにかみながら"Ciao."と言ったら、向こうも"Ciao."と言ってきた。

Salve (サルヴェ) = Good day

「ごきげんよう。」ちょっと高貴な感じが出るらしい。

(SY comment)
酔っぱらって歩いていた時に知らない店員の人がお店を片付けていたので"Buona serata"と言ったらこの言葉を言われた。

Come stai? (コメ スタイ?) = How are you?

formalな場合には、"Come sta?"を使う。基本的な返答は以下の通り。

Come va? (コメヴァ?) = How's going?

「調子どう?」くだけた感じ。

Come va la vita? (コメ ヴァ ラ ヴィータ?) = How is your life?

「生活どうよ?」

E' tu[Lei]? (エ トゥ[レイ]?)= And you?

"tu"=「君。」formalな相手には、"Lei"=「あなた」を使う。

Arrivederci (アリヴェデールチ) = See you again

「またお会いしましょう。」友人にもformalにも使える。formalなときには、ArrivederLa (アリヴェデールラ) が使える。

Ci vediamo (チ ヴェディアーモ) = See you

「またね。」友人に対してのみ使う。明日会う場合には、これに続けて"A domani" (ア ドマーニ) = tomorrowを足してもよい。"A domani"は単独でも使える。

Addio (アッディーオ) = See you next time

もう当分会えなくなる、もしくは絶対会わないという場合にのみ使う。

自己紹介

Piacere (ピアチェーレ) / Piacere mio (ピアチェーレ ミーオ) = Nice to meet you

「はじめまして」/「こちらこそはじめまして。」Piacereは「好む」という動詞と「喜び」という名詞の使い方がある。

Sono giapponese (ソノ ジャッポネーゼ) = I'm Japanese

「私は日本人です。」

Sei italiano? (セイ イタリアーノ?) = Are you Italian?

"sei"が"essere"の二人親称単数形。

Sono di Miyagi (ソノ ディ ミヤギ) = I'm from Miyagi

"di"は英語の"of","from"にあたる。

Di dove è[sei]? (ディ ドーベ エ[セイ]) = Where are you from?

"è"がessereの二人敬称単数形。

Mi chiamo X (ミ キアーモ X) = I'm called X -> My name is X.

「私はXと呼ばれます。」->「私の名前はXです。」 "chiamo"は"chiamare" = call (呼ぶ)の一人称単数"mi"に対する活用形。

Come si chiama? (コメ シ キアーマ?) = How are you called? -> What is your name?

「あなたはどのように呼ばれますか?」->「あなたの名前は何ですか?」 "chiama"は動詞"chiamare"の二人敬称"si"に対する活用形。

よりくだけた表現にする場合には、"Come ti chiami?" (コメ ティ キアーミ?) "chiama"は動詞"chiamare"の二人称"ti"に対する活用形。

感謝

Grazie (グラーツィエ) = Thank you

「ありがとう。」日々の出会いに感謝しよう。

Grazie mille (グラーツィエ ミッレ) = Thank you very much

"mille"とは「千」という意味で「たくさん」の意になる。

La[Ti/Vi] ringrazio molto (ラ[ティ/ヴィ] リングラーツィオ モルト) = Thank you from the botom

「本当に感謝します(ありがとう)。」"La"の場合はformal、"Ti"の場合は友人、"Vi"の場合は複数人に対して使う。

Prego (プレーゴ) = Welcome

「どういたしまして。」「どうぞ」の意もあると思われる。

(SY comment)
道を歩いていた際"Scusi."と言って先を急ごうとした際"Prego, prego."と言われた。この際は、「どうぞ、どうぞ。」位の意なのだろう。

Grazie a te[Lei] (グラーツィエ ア テ(レイ))

「こちらこそありがとう。」"te"は友人に、"Lei"はformalな場合に使う。

Di niente (ディ ニエンテ) = Never mind

「なんでもないよ。」Grazieに対する返答。

Figurati/Si figuri (フィグーラティ/スィ フィグーリ) = Never mind

「想像してみてよ (なんでもないよ) 。」"Figurati"は普通に使い、"Si figuri"はformalな場合に使う。

応答

sì/no[non] (スィー/ノー[ノン]) = yes/no

Certo (チェルト) = Of course

Ho capito / Non capisco (オ カピート/ノン カピースコ)

「分かりました/いいえ、分かりません」

Come? (コメ) = How?

「えっ、何?」英語の"Pardon?"と言いたいときに使う。

Ma come! / Come mai! (マ コーメ! / コーメ マイ!) = But how! /

「しかし、どうやって! / いままでどうやって!」期待から外れてがっかりするような場合/純粋に驚いた場合に使う。

買い物・食事など

Scusi (スクーズィ)= Excuse me

「すいません。」使うタイミングも完全に"Excuse me"同じで、発音も近い(エクスキューズ ミー)。

Scusa (スクーザ)/ Scusate (スクザーテ)= Excuse me

Scusaは友達に、Scusateは複数相手に使う。

per favore (ペル ファヴォーレ) = please

「お願いします、ください。」使うタイミングもPleaseと完全に同じ。「X, per favore.」で「X、ください。」になる。

Questo, per favore (クエスト ペル ファボーレ)= This, please

「これ、ください。」

Un attimo, per favore (ウナッティモ ペル ファボーレ)= A moment, please

「少し時間をください。」

Un po'[Di piu'/Di meno], per favore (ウン ポ[ディ ピュー/ディ メーノ] ペル ファボーレ)= A little[more/less], please

「少し[もっと/少なく]ください。」

Quanto costa? / Quant'e? (クワントコスタ / クワンテ) = How much?

「いくら?」

Posso (X)? (ポッソ (X)) = May I (X)?

「(Xしても)よろしいですか?」

(SY comment)
レストランで店員の方からワインを開けてもらった後に"Posso?"と言われた。もちろん「注ぎましょうか?」という意味である。

Posso entrare? (ポッソ エントラーレ?)

「入ってもいいですか?」

Posso fotografare? (ポッソ フォトグラファーレ?)

「写真を撮ってもいいですか?」

Dov'e il gabinetto? (ドーヴェ イル ガビネット) = Where is toiletto?

「お手洗いはどこですか?」"Dove il X?"で「Xはどこですか?」になる。

Vuole sacchetto? (ヴオレ サケット) = Want plastic bag?

「レジ袋入りますか?」"Vuole[Vorrei] X[?]"で「Xが欲しい/したい[?]」になる。

Vorrei un caffe. (ヴォレイ ウン カッフェ) = Want a coffee.

Vorrei gelato. (ヴォレイ ジェラート) = Want ice-cream.

デザートは"dolce"

succo (スッコ) = juce

succo di pera = juce of pear

「洋ナシジュース」

succo d'arancia

「オレンジジュース」

その他

Mamma mia (マンマ ミーア) = My mom

「私のママよ。」-> 「なんてこった。」 英語の"Oh, my god."である。

(SY comment)
日本人でもどこかで聞いたことがあると言えるほど有名なフレーズ。しかし、1か月ほどのイタリア滞在でたった一度しかこの言葉を聞くことは出来なかった。本場の「マンマミーア」が聞けたときはうれしかった。

Auguri (アウグーリ)

「おめでとう。」

Pazienza (パツィエンツァ)

「仕方がない。」本来は「我慢」を意味する。

盗難・危害

盗難や危害に合っている際に使えるかもしれない表現をまとめておく。もちろんこれらを覚えたところで実際に使うべき場面に遭遇した際に使用できるかどうかは別の問題ではある。

(SY comment)
危険に出くわした時「キャー」などと大声で叫べる本能が備わっていればそれに越したことはないが、そのような本能は男性には備わっていないことが多く、特に男性は以下の項目を覚えておくと良いかもしれない。

Polizia! (ポリツィーア!) [困ったときのイタリア語]

「警察を!」実際に被害を受けたら大声で叫ぶ。

Chiamo la polizia! (キアーモ ラ ポリツィーア)

「警察呼ぶぞ。」悪人が行動に移す前に大きな声で叫ぶ。容赦する必要はない。先んじて悪人を制せよ。

(SY comment)
雑記で内容は詳述するが、悪人(=犯罪を企図する人)が先に「警察だ」と自称することはよくある手口で、私はこれでやられてしまった。日本人はヨーロッパの観光地で鴨に思われていることは体感的にも間違いなく、被害に会っても泣き寝入りさせられてしまう場合が多い。犯罪が罰せられなければ犯罪は減らせない。観光地で悪人から自衛できるような効果的な防犯グッズの開発し犯罪に対する抑止力を働かせ犯罪の芽を摘むことが望まれる。

Ladro! (ラドロ)

「泥棒!」

Smettila!(ズメッティラ!)

「止めろ!」これを言った後に"Chiamo la polizia!" と叫ぶとさらに効果的だろう。

(SY comment)
とは書いたものの実際これらの表現を使う機会に遭遇しても、実際に使えるとは限らない。


主要参考文献・サイト ⇧ top ⇧

『イタリア語講座(Parliamo in italiano)』
『旅行で使える簡単なイタリア語』
『らくちんイタリア語会話』 本ノートではあまり参考にはしなかった様々な表現が掲載されている。
『イタリア語入門の部屋』