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[sansha-ctr 35] 2002年春原子核パート議案
- Subject: [sansha-ctr 35] 2002年春原子核パート議案
- From: Koji Higashiyama <higashi @ riron.ged.saitama-u.ac.jp>
- Date: Tue, 19 Mar 2002 21:52:31 +0900
- Sender: owner-sansha-ctr @ yukawa.kyoto-u.ac.jp
原子核パートセンター校、埼玉大の東山です。
遅くなって申し訳ありません。
第57回年次大会2日目、3月25日に開かれる原子核パート総会の
議案書を配ります。(下のほうに添付しておきました。)
それと・・こちらの手違いで準備校、東工大の責任者の方の名前が
分かりませんでした。
分かり次第、名前を入れたものを再配布したいと思います。
(内容は変わらないハズです。)
パート総会に来てくれる方はプリントアウトして持ってきてください。
では。
埼玉大学大学院 理工学研究科 博士後期課程 物質科学専攻 1年
東山 幸司
e-mail higashi @ riron.ged.saitama-u.ac.jp
--------------------
\documentstyle[12pt]{jarticle}
\setlength{\textwidth}{17cm}
\setlength{\textheight}{26cm}
\setlength{\evensidemargin}{-1cm}
\setlength{\oddsidemargin}{-1cm}
\setlength{\topmargin}{-2cm}
\begin{document}
\title{\textit{NUCLEATE}\enskip\footnotesize{Vol.22, No.1}}
\date{2002年 3月25日 於 立命館大学びわこ・くさつキャンパス}
\author{}
\maketitle
\section{原子核パート準備校議案(東京工業大学)}
2001年度夏の学校について、原子核パート準備校から
これまでの決定事項、およびこれからの方針について報告します。
昨年度からの変更点は、講師・世話人,予算です。
\subsection{講義について}
講義日程、および内容は以下のように決定しました。
\
\begin{tabular}{lll}
8月2,3日 & 保坂\ \ \ \ 淳(大阪大学) & \hspace{-2.0em}
「クォーク・ハドロン物理におけるカイラル対称性」\\
8月4,5日 & 中田\ \ \ \ 仁(千葉大学) & \hspace{-2.0em}
「原子核の平均場と殻模型 --- 現状と展望」\\
8月6,7日 & 中村\ 隆司(東京工業大学) &
「中性子過剰エキゾチック核の構造」\\
\end{tabular}
\subsection{研究会}
2002年度の研究会およびポスターセッションは、昨年度と同様、
「構造・反応」と「クォーク・ハドロン」の2分野について1日ずつ
実施します。
\subsection{世話人}
研究会・ポスターセッションの世話人は、
「構造・反応」と「クォーク・ハドロン」の各分野につき,
それぞれ3人ずつ選出します。
新世話人は、現在以下の二名が決まっております。
残りの四人は、決まり次第yonupa-mlなどで連絡いたしますので、
研究会・ポスターセッションでの発表を希望される方は、各部門の
世話人までご連絡ください。修士課程の学生の発表も歓迎します。
奮ってご参加下さい。
\
◎構造・反応
\begin{tabular}{lll}
高原\ \ \ 悠 & (大阪市立大) & takahara @ ocunp.hep.osaka-cu.ac.jp\\
\end{tabular}
\
◎クォーク・ハドロン
\begin{tabular}{lll}
兵藤\ \ 哲雄 & (阪大) & sasaki @ nt.phys.s.u-tokyo.ac.jp \\
\end{tabular}
\
\subsection{Topics}
原子核パートでは独自の企画として、いずれか1日の午後を割いて
Topics講義を実施します。現在、講師を選定中であり、
日程は未定です。
\subsection{予算}
以下に掲げる予算案を三者センターに申請します。
\
\begin{tabular}{ll}
文房具代 & 3,000円 \\
コピー代 & 5,000円 \\
\hline
計 & 8,000 円
\end{tabular}
(今年度からReview Talker,Topics講師への補助は
三者センター校のほうで処理してもらうことになりました。)
\section{原子核パートセンター校議案(埼玉大学)}
\subsection{準備校のローテーション}
昨年(2001年) 8月3日、木島平に於いてパート準備校の
ローテーション作成について議論され、
「正式なローテーションとそのルールを来年度の議案に
盛り込み、決定をおこなう。」ことが可決されました。
ルール作りに関して、前パートセンター校(名古屋工業大学)が
案を募集したところ 3 つの大学から案が届けられたので、
それを紹介します。(東北大、千葉大の案は text 形式できたものを
TeX 形式に手直ししました。)
今後、ローテーションとそのルールの決定はこれらの案を
元に進める方向で考えていますが、どのように案を
まとめたらいいか悩んでいます。
(正直、議案書を出す直前までは、ある大学の意見を元に
パートセンター校で草案を作り、それを元に議論する方向で
話を進めようと考えていましたが、その方法でいいという
確信が持てないので止めました。)
今後のルール作りの進め方や、今回紹介されたルールについて
意見がある方はパートセンター校(埼玉大学)東山まで
よろしくお願いします。
(夏の学校直前には、ほぼ完全な草案を作りたいので、
なるべく早くお願いします。)
このパート総会ではローテーションとそのルールの決定に関して
議決することはありませんが、多くの方と活発な議論ができれば
いいと考えています。
\\
もう 1 つ皆様にローテーションとそのルールの決定に関して
お願いがあります。
ローテーションとそのルールは(夏の学校が今の形のままなら)
どんな案であっても、全ての人が納得するものはできない
と思います。
ですから、筋が通っていて、ある程度妥協できる案であったら、
それを受け入れて欲しいと思います。
\vspace{3.0em}\\
\noindent
原子核パート準備校
\begin{flushleft}
代表者 東京工業大学
\end{flushleft}
\noindent
原子核パートセンター校
\begin{flushleft}
代表者 埼玉大学 東山幸司(e-mail : higashi @ phy.saitama-u.ac.jp)
\end{flushleft}
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
\newpage
\noindent
\setcounter{section}{0}
{\Large 筑波大学案}
\section{ローテーションに対する考え方}
\label{sec:concept}
ローテーションに対する考えを以下に述べます。
\begin{itemize}
\item ローテーションについて \\
ローテーションの制度の良い点は以下のものがあると考えられます。
\begin{itemize}
\item 役職をいつすることになるかという心構えができる。また、それにより各大学が
準備を行いやすくなると考えられる。
\item これまでは、準備校を選定することに対し、かなりの時間がかかっていたが、ロ
ーテーション制により、準備校の選定の時間を、大幅に減らすことができる。
\end{itemize}
\item ローテーションの位置づけ \\
ローテーションの位置づけとしては、大学がローテーションへの参加、離脱が容易であ
り、緩い規則であるものを考えます。
\item ローテーションの拡大について \\
各大学が役職を持ち回りするという事は、夏の学校をみんなで運営していこうというこ
とと考えています。しかし、ローテーションが拡大するにつれて、1つの大学に役職が回
ってくることが10数年に1回程度になる場合があると考えられます。このことは、特定の
人だけが役職をすることになり、その人の時間だけが削られ、結果として特定の人にだ
け研究などに支障がでると考えられます。 \\
このため、毎年の仕事の内容が僅かであっても、各大学に適当に仕事の内容を分散させ
るようにするほうが良いと考えられ、このようにすることで、役職を引き受けやすくな
ると考えられます。また、運営に対する不透明さも薄れると考えられます。 \\
\item 仕事の引き継ぎについて \\
準備校の仕事が各大学に回ってくるのは、上記にもあるように、5年以上になる場合が多
くなると考えられます。このため。仕事の引き継ぎは、その前年度の大学から行われ、
それぞれの大学の仕事に対する経験は、あまり関係がなくなる場合が多いと考えます。
\end{itemize}
\section{ローテーションの内容}
\label{sec:rotation}
\ref{sec:concept}での考え方から、以下のローテーションを提案します。パート総会で
は、準備校を1校にする方が良い、ということでしたが、多くの場合を考えると、仕事を
分散させる案もあっても良いと考えたため、準備校を複数にする案についても提案しま
す。
\begin{description}
\item[(1)] 毎年の担当校を1校だけにする場合 \\[10pt]
\begin{tabular}{cccccccccccc}
1年目 & & 2年目 & & 3年目 & & 4年目 & & 5年目 & & 6年目 & \\
& & 大学B & & 大学E & & 大学E & & 大学E & & 大学H & \\
& $\nearrow$ & & $\searrow$ & & & & & & $\searrow$ & & \\
大学A & & 大学C & & 大学C & & 大学F & $\nearrow$ & 大学F
& &大学F & $\cdots$ \\
& & & & & $\searrow$ & & & & & & \\
& & 大学D & & 大学D & & 大学D & & 大学G & & 大学G & \\
\end{tabular} \\[10pt]
\begin{itemize}
\item[※] アルファベット順に準備校を優先的に当てます。
\item[※] 表に書かれている大学は、候補となる大学で、実際に担当する大学の順番は
、矢印で表しています。(表の大学の並べ方は、候補の優先順位には関係ありません。)
\item[※] この場合は、毎年の候補となる大学は3校です。
\end{itemize}
ローテーションの方法を以下に述べます。
\begin{itemize}
\item 毎年のパート準備校が1校である。
\item 候補となる大学は3校以上である。
\item 役職が当たる大学の順番(優先順位)は決まっている。
\item 人数が少ない、他の役職の担当校になっている、などの事情によって準備校の仕
事を引き受けることができない大学は、次の年度の準備校の最も優先順位の高い候補と
なる。
\item 新しく大学がローテーションに加わる場合は、ローテーションの一番後ろに加え
る。
\item これまでにローテーションに入っていた大学が、一度離脱した後、再びローテー
ションに入る場合は、元の位置に入るようにし、ローテーションから離脱していた時期
に準備校となっていた場合は、その期間スキップしていたものと考える。ただし、ロー
テーションが、その大学から1週した場合は、その大学を新しい大学として扱う。
\end{itemize}
%注意として、
%\begin{itemize}
%\item
%\end{itemize}
以下に、例を挙げます。 \\[10pt]
\begin{tabular}{cccccccccccc}
1年目 & & 2年目 & & 3年目 & & 4年目 & & 5年目 & & 6年目 & \\
& & 大学B & & 大学B & & 大学F & & 大学F & & 大学F & \\
& & & $\nearrow$ & & $\searrow$ & & & & & & \\
大学A & $\rightarrow$ & 大学C & & 大学E & & 大学E & $\rightarrow$ & 大学D
& $\rightarrow$ &大学H & $\cdots$ \\
& & & & & & & & & & & \\
& & 大学D & & 大学D & & 大学G & & 大学G & & 大学G & \\
\end{tabular} \\[10pt]
\begin{itemize}
\item[※] アルファベット順に準備校を優先的に当てます。
\item[※] 表にかかれている大学は、候補となる大学で、実際に担当する大学の順番は
、矢印で表しています。(表の大学の並べ方は、候補の優先順位には関係ありません。)
\item[※] この場合は、毎年の候補となる大学は3校です。
\end{itemize}
\begin{itemize}
\item[1年目] まず、1年目は大学Aが準備校とします。2年目の候補の大学は、大学B、大
学C、大学Dです。
\item[2年目] 大学Bの都合により、大学Cが2年目の準備校になる場合を考えます。この
時、3年目の大学の候補は、大学B、大学D、大学Eの順番に優先的になります。
\item[3年目] 大学Bが準備校をすることになりましたが、大学Dがローテーションを抜け
ることになり、4年目の候補は、大学E、大学F、大学Gとなります。
\item[4年目] 大学Eが準備校をするとします。ここで、大学Dが再びローテーションに入
ることになったとすると、大学Dをスキップしていたものと考え、5年目の大学の候補は
、大学Dが最も優先され、次に大学F、大学Gとなります。
\item[5年目] 大学Dが準備校をすることになり、6年目の候補の大学は、大学F、大学G、
大学Hとなります。
\item[6年目]大学F、大学Gの都合が悪く、大学Hが準備校をする。
\end{itemize}
\item[(2)] 毎年の担当校を1校以上にする場合 \\[10pt]
\begin{tabular}{cccccccccccc}
1年目 & & 2年目 & & 3年目 & & 4年目 & & 5年目 & & 6年目 & \\
大学A & & 大学D & & 大学G & & 大学J & & 大学M & & 大学B & \\
& & & & & & & & & & & \\
大学B & $\rightarrow$ & 大学E & $\rightarrow$ & 大学H & $\rightarrow$ & 大学K
& $\rightarrow$ & 大学N & $\rightarrow$ & 大学C & $\cdots$ \\
& & & & & & & & & & & \\
大学C & & 大学F & & 大学I & & 大学L & & 大学A & & 大学D & \\
\end{tabular} \\[10pt]
\begin{itemize}
\item[※] アルファベット順に準備校を優先的に当てます。
\item[※] この場合は、毎年の候補となる大学は3校です。
\item[※] ここでは、始めにローテーションに入っている大学は、AからNまでとしてい
ます。
\end{itemize}
このローテーションの方法を以下に述べます。
\begin{itemize}
\item 毎年のパート準備校が2?3校である。
\item 候補となる大学は、各年度の準備校の数と同じにする。
\item 三者準備校に対する窓口となる、原子核パート準備校の窓口校をつくる。
\item 役職が当たる大学の優先順位は決まっている。
\item 新しく大学がローテーションに加わる場合は、ローテーションの一番後ろに加え
る。
\item これまでにローテーションに入っていた大学が、一度離脱した後、再びローテー
ションに入る場合は、元の位置に入るようにし、ローテーションから離脱していた時期
に準備校となっていた場合は、その期間スキップしていたものと考える。ただし、ロー
テーションが、その大学から1週した場合は、その大学を新しい大学として扱う。
\end{itemize}
注意として、
\begin{itemize}
\item 仕事の内容は、連絡を取るのに支障がないように、分散させる仕事の内容が関連
しないようにする。
\item 窓口校は、分散させた仕事を受け持つ大学の把握と取りまとめを行う。窓口校の
仕事は、具体的な仕事を受け持つ大学(以下「作業担当校」とする)との連絡だけとし、
仕事の進み具合いなどの状況を把握しておくようにする。
\end{itemize}
以下に、例を挙げます。 \\[10pt]
\begin{tabular}{cccccccccccc}
1年目 & & 2年目 & & 3年目 & & 4年目 & & 5年目 & & 6年目 & \\
大学A & & 大学D & & 大学G & & 大学H & & 大学N & & 大学L & \\
& & & & & & & & & & & \\
大学B & $\rightarrow$ & 大学E & $\rightarrow$ & 大学I & $\rightarrow$ & 大学K
& $\rightarrow$ & 大学A & $\rightarrow$ & 大学C & $\cdots$ \\
& & & & & & & & & & & \\
大学C & & 大学F & & 大学J & & 大学M & & 大学B & & 大学D & \\
\end{tabular} \\[10pt]
\begin{itemize}
\item[※] アルファベット順に準備校を優先的に当てます。
\item[※] 表に書かれている大学は、候補となる大学です。この場合は、毎年の候補と
なる大学は3校です。
\item[※] ここでは、始めにローテーションに入っている大学は、AからNまでとしてい
ます。
\end{itemize}
\begin{itemize}
\item[1年目] まず、1年目は大学A、大学B、大学Cが準備校とします。2年目の候補の大
学は、大学D、大学E、大学Fです。
\item[2年目] 候補の通りに準備校が決定しましたが、大学Hの都合のため、3年目の候補
は、大学G、大学I、大学Jとなります。
\item[3年目] 3年目の準備校が、候補通になったとすると、4年目の候補は、大学H、大
学K、大学Mとなります。
\item[4年目] 大学Lがローテーションから抜けたため、5年目の候補は、大学N、大学A、大学B、となります。
\item[5年目] 大学Lが再びローテーションに入ったとします。この場合、6年目の候補は
、大学L、大学C、大学Bとなります。
\item[6年目] 大学L、大学C、大学Bが、準備校を担当しています。
\end{itemize}
\end{description}
ここで、ローテーションの大学の順番ですが、三者の仕事と重なりにくいようにするた
めに、三者のローテーションをふまえて作るべきだと考えられます。また、候補となっ
ている大学が、どの大学も準備校をできそうにない場合は、候補にする大学の数を、そ
の時だけ増やしても良いと考えられます。
\section{この案の利点と問題点}
\label{sec:problem}
これらの案の利点としては、以下のものがあると考えられます。
\begin{description}
\item[(1)] 毎年の担当校を1校だけにする場合
\begin{itemize}
\item 1校で仕事をするため、作業についての連絡が簡単である。
\item 制度が簡単なものになると考えられる。
\item 仕事が少ない場合には、1校だけで済ませても個人にかかる負担は少ないと考えら
れ、1校で仕事をする方が効率が良いと考えられる。
\end{itemize}
\item[(2)] 毎年の担当校を1校以上にする場合
\begin{itemize}
\item 最悪の場合、1校で準備校をすることになるが、その場合は窓口校は必要でなく、
従来通り1校で(現在の内容の)仕事ができる。
\item 仕事を各大学に分散させることができ、個人が負担する仕事が減る傾向になると
考えられる。
\item ローテーションに参加している大学が多い場合には、大学がローテーションに入
ったり、ローテーションから抜けることが比較的簡単にできる。
\item その年の準備校や、候補となっている大学が、突然準備校としての仕事ができな
くなった場合に、
\begin{itemize}
\item 仕事についての把握をしている大学があれば、担当校の仕事を引き継ぐことがで
きる。
\item 担当校が複数あると、トラブルに対応しやすい。
\end{itemize}
という点である程度対応がしやすいと考えられる。
\item 今後、仕事が増えた場合でも、対応が取りやすいと考えられる。
\end{itemize}
\end{description}
これらの案の問題点としては、以下のものがあると考えられます。
\begin{description}
\item[(1)]毎年の担当校を1校だけにする場合
\begin{itemize}
\item 作業の内容が多くなると、特定の人にだけ負担がかかりやすくなる。
\item 1つの大学が準備校となる年が、10数年に1回となる可能性がある。
\item 準備校にトラブルがあった場合、対応が難しい場合がある。
\end{itemize}
\item[(2)] 毎年の担当校を1校以上にする場合
\begin{itemize}
\item ペアを組むことに反対の意見もあり、その方たちが考える運営の方法や、これま
での夏の学校の経緯と相容れない可能性がある。
\item 「窓口校」という仕事が増える。
\item 窓口校と作業担当校の連絡がうまく行かない場合、窓口校が、三者準備校の窓口
として機能しない可能性がある。また、連絡の効率が悪くなる。
また、実際の作業担当校の状況と窓口校が把握する状況が、異なる場合があると考えら
れる。
\item 規模が小さい大学でも、このローテーションに入ることができ、センター校を担
当している大学と区別する必要が無くなると考えられる。しかし、個人の負担を減らす
という事から考えると、人数がいつも少ない大学がこのローテーションに入るのは避け
たほうが良いと考えられる。
%\item 上記のことと関係して、
\item 制度が複雑になる可能性がある。
\end{itemize}
\end{description}
\section{まとめ}
\label{sec:det}
これまでのことについてまとめます。
\begin{itemize}
\item ローテーションに対する考え
\begin{itemize}
\item ローテーションは、大学の準備の行いやすさ、準備校の選定時間の節約など、良
い点を含んでいる。
\item ローテーションは緩い規則とする。
\item ローテーションの拡大を考えると、仕事の内容を適度に分散させた方が良い。
\end{itemize}
\item ローテーション案
\begin{description}
\item[(1)] 各年度の準備校が1校
\begin{itemize}
\item 準備校は1校。
\item 候補となる大学は3校以上。
\item 役職が当たる大学の順番は決める。
\item 都合により、準備校の仕事を引き受けることができない大学は、次の年度の最も
優先順位の高い候補の大学になる。
\end{itemize}
\item[(2)] 各年度の準備校が複数
\begin{itemize}
\item 準備校は複数(3校程度)。
\item 候補となる大学は準備校の数と同じ。
\item 三者準備校に対する窓口校をつくる。
\item 役職が当たる大学の優先順位は決める。
\item 都合により、準備校の仕事を引き受けることができない大学は、次の年度の最も
優先順位の高い候補の大学になる。
\end{itemize}
\end{description}
両方の案に共通して、
\begin{itemize}
\item 新しくローテーションに加わる大学は、ローテーションの一番後ろに加わる。
\item ローテーションへの大学の再加入の位置は、その大学の元の位置とする。離脱し
ていた時期は、スキップしていたと考える。その大学からローテーション1週以上の間、
離脱した場合は、その大学を新しい大学として扱う。
\end{itemize}
\item ローテーション案の利点と問題点
\begin{description}
\item[(1)] 各年度の準備校が1校
\begin{itemize}
\item 利点
\begin{itemize}
\item 連絡が簡単。
\item 制度が簡単。
\item 仕事が少ない場合には、個人にかかる負担は少なく、かえって効率が良い。
\end{itemize}
\item 問題点
\begin{itemize}
\item 仕事が多くなると、特定の人にだけ負担がかかりやすい。
\item 各大学の準備校の担当が、10数年に1回。
\item トラブルがあった場合、1校では対応が難しい。
\end{itemize}
\end{itemize}
\item[(2)] 各年度の準備校が複数
\begin{itemize}
\item 利点
\begin{itemize}
\item 準備校が1校の場合は従来通り。
\item 仕事が分散し、個人が負担する仕事が減る。
\item ローテーションへの参加が多い場合には、大学がローテーション辺の参加、離脱
が簡単。
\item 突然仕事ができなくなった大学の代わりに、他の準備校が仕事をできる。また、
準備校が複数で、トラブルに対応しやすい。
\item 今後、仕事が増えた場合でも、対応が取りやすい。
\end{itemize}
\item 問題点
\begin{itemize}
\item 夏の学校の経緯と相容れない可能性。
\item 「窓口校」という仕事が増える。
\item 窓口校の、各方面への連絡の状況によっては、窓口として機能しない。
\item センター校を担当している大学を区別する必要が無い。(しかし、個人の負担考え
ると、常に小人数の大学がこのローテーションに入るのは避けたほうが良い。)
\item 制度が少し複雑。
\end{itemize}
\end{itemize}
\end{description}
\end{itemize}
\vspace{5pt}
細かい点についてまで提案を致しましたが、これらの点についても議論していくべきだ
と思います。 \\
最後に、ローテーションについて議論する際に、どのような点が最低限必要であるか、
また、運営に適しているかについて、明確にしたほうが良いと思います。
%\appendix
%\section{ローテーション以外の案}
%\label{sec:sug}
%ローテーションを作ることは、パート総会で決定していますが、今後の参考のために、
%ローテーション以外の案も参考のため提案させて頂きます。筑波大学としては、ローテ
%ーションに賛成であることを断っておきます。
%\begin{center}
% {\Large ローテーション以外の案について}
%\end{center}
%各大学で研究室の人数が一定でないことから、ローテーションを作ることに無理がある
%と考えることもできます。このため、2001年度のパート総会ではローテーションを作る
%ことに決定致しましたが、以下の案を提案致します。
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
\newpage
\noindent
{\Large 東北大学案}\\
パート総会の意見を思い出すと、まず決定事項は
\begin{itemize}
\item ローテーションを組む。
\item ローテーションは常に拡大する。
\end{itemize}
でした。それで、最終的には、どういうルールでローテーショ
ンを回すかという事を各大学まとめて提出しなければいけない
という事でした。
そこで、総会で上がった重要な意見
\begin{itemize}
\item 榊原さんの提案したローテーション\\
\hspace{2.0em} 東工大 -- 筑波大 -- 九大 -- 阪大 --\\
\hspace{6.0em} 新潟大 -- 北大・大阪市立大 -- 東北大 -- 東大 -- 京大
\item 人数の少ない学校はやれるという確証が無い。
\item 3校くらい候補をあげておいて、その中で来年度できそうな大学
を話し合って決めてもらう。
\end{itemize}
をもとに次のようなルールを提案します。(提案者2の感想:はじめはわかりやすく
書こうとしたのですが、誤解を生まないように正確に書いたので、長くてわかりに
くくなったことが非常に残念です。提案者も読みたくないと思ってしまいます。)\\
\noindent
**************************** 提案内容 *********************************\\
以下の文章において、前年度・本年度・次年度という言葉は、一番最近行われ
た夏の学校の年度を「前年度」として使います。また、"?" が付いている部分
(主に人数について)については東北大の主観的な見積りなので、特に検討して
頂きたいと思います。\\
\noindent
----------- パート準備校になる条件 --------------\\
次年度のパート準備校になる条件は全ての研究室での次々年度の予想最低実働人
数が、6 人(?)以上いることとする。ただし、予想最低実働人数とは、本年度の
理論の方々の D1・D に残るM の人数と、実験の研究室 1 つを 2人(?)として
数えた人数との和と考える。
6 人(?)とした理由はこれまでのパート準備校の仕事を考えると、5、6 人いれ
ば十分であると考えた結果である(テープ起こしをしないという条件で)。
また、理論系と実験系での人数の数え方を変えたのは以下の理由による(実験系
の人間としての意見だが)。実験系では実験のたびに長期にわたり、しかも突然に
校外に出る可能性が十分にある。その場合、連絡を取りづらくなったり、最悪の
場合、夏の学校に参加できなくなることもあるためである。\\
\noindent
----------- ルール -----------------------------\\
以下の順番に沿って、本年度のローテーション(次年度準備校の候補校を決定する
優先順位表のもとのこと)、および次年度のパート準備校を決定する。\\
\noindent
1、本年度のローテーションの決定:\\
\noindent
\begin{tabular}{ll}
(1-1) & 本年度のパート準備校を前年度のローテーションの最後尾にまわす。\\
(1-2) & 前年度、前々年度の候補校になっていて、かつパート準備校になる条件 \\
& を満たさなかった大学を(1-1)のさらに後ろにまわす。\\
(1-3) &「調査2」を行い、新しくパート準備校になりえると判断される学校は、\\
& 本年度のローテーションの先頭に付け加わえる。
\end{tabular}\\
\noindent
これによりできたローテーションを本年度のローテーションとする。\\
\noindent
2、次年度パート準備校の決定 :\\
\noindent
\begin{tabular}{ll}
(2-1) & 次年度の全体の役職校にあたっている大学を調べ、ローテーションから外し、\\
& 優先順位表を作る。\\
(2-2) & 次年度のパート準備校候補校(以下、候補校)は(2-1)で作った優先順位表の\\
& 上位3校とする。\\
(2-3) & 候補校はパートセンター校から「調査1」を受け、パート準備校になる基準を\\
& 満たさなかった学校は候補校からはずれる。ただし、原則としてこの後に\\
& 新たな候補校を加えることはしない。\\
(2-4) & 候補校は「調査1・2」をもとに話合いを行い、次年度パート準備校を決め、\\
& 決まったらパートセンター校に報告する(期限は6月末 ?)。ただし、正当な\\
& 理由が無い限りパート準備校は優先順位で決まるものとする。\\
\end{tabular}\vspace{1.0em}\\
\noindent
\begin{tabular}{lll}
[調査1] && \\
目的 &:& 候補校が次年度のパート準備校となり得るかの情報を得ること。\\
& & 候補校の中での話し合いを円滑にするための情報を得ること。\\
対象校 &:& 候補校\\
調査項目&:& 本年度の D1 、D に残るM2 、M1の人数。理論/実験。\\
\end{tabular}\vspace{1.0em}\\
\noindent
\begin{tabular}{lll}
[調査2] && \\
目的 &:& ローテーション拡大をはかる。\\
& & (パート準備校となる条件を満たしていたら第1候補校になる。\\
& & ルール(1-3)。)\\
対象校 &:& 前年度の夏の学校の参加者が4人以上(?)の大学(4 人という基準\\
& & に大きな意味はないが、これくらい参加していれば条件を満た\\
& & す可能性が高いと思う)\\
調査項目&:& 調査1と同じ
\end{tabular}\vspace{0.5em}\\
\noindent
罰則 (例 ?):
\begin{itemize}
\item 調査該当校であるにもか関わらず、返答をしなかった大学は候補校の中の
話し合いで次年度のパート準備校に決まっても文句はいえない。
\item
以上のルールをもとに決められた次年度パート準備校が、正当な理由も無しに、
その役職を放棄、拒否したり、候補校が話し合いに応じなかった場合には罰則を
負わせる(その内容は ???)。
\end{itemize}
\newpage
\noindent
-------------- センター校の役目 ------------------\\
センター校に以下の 7 つの役目を付け加える
\begin{enumerate}
\item 「調査2」を該当校に打診する役目。
\item 本年度のローテーションをルール 1 に従って作成する役目。
\item ルール 2 に従って候補校を決定する役目。
\item 「調査1」を該当校に打診する役目。
\item 調査結果をメーリングリストで公開する役目。
\item 候補校にも直接メールで調査結果を報告し話合いの促進を行う役目。
\item 今までの調査結果本年度のローテーションを次年度のセンター校に
引き継ぐ役目。
\end{enumerate}
\noindent
------------------------ 複雑な例 ------------------------\\
\noindent
1、本年度のローテーションの決定について例を示す。前年度のローテーションを\\
\hspace{2.0em}
H大 -- A大 -- B大 -- C大 -- D大 -- E大 -- F大 -- G大\\
\noindent
とし、前年度のパート準備校はH大とする。A大は前年度、前々年度と候補校に
上がったが、パート準備校となる条件を満たせず、その都度「調査 1」で落され
たとする。また、「調査2」によって新たにX大がパート準備校としての条件を満
たしたとする。\\
\noindent
(1-1) 前年度のパート準備校H大をローテーションの最後尾につける。\\
\hspace{2.0em}
A大 -- B大 -- C大 -- D大 -- E大 -- F大 -- G大 -- H大\\
\noindent
(1-2) 前・前々年度に候補校でありながらパート準備校の条件を 2 回満たせなかっ
たA大を\\
\hspace{2.3em}ローテーションの最後尾につける。\\
\hspace{2.0em}
B大 -- C大 -- D大 -- E大 -- F大 -- G大 -- H大 -- A大\\
\noindent
(1-3) 「調査 2」を行う。その結果、新たに条件校としての条件を満たしたX校
をローテー\\
\hspace{2.3em}ションの最初につける。\\
\hspace{2.0em}
X大 -- B大 -- C大 -- D大 -- E大 -- F大 -- G大 -- H大 -- A大\\
\noindent
これを本年度のローテーションとする。\\
\noindent
2、次年度のパート準備校の決定について例を示す。B・D大が本年度の他の役
職校に就いているとする。また、E大はパート準備校になる条件を満たしていな
いとする。\\
\noindent
(2-1) 上で決まったローテーションから他の役職校に当たっているB・D大を
削除する。\\
\hspace{2.0em}
X大 -- C大 -- E大 -- F大 -- G大 -- H大 -- A大\\
\noindent
(2-2) (2-1)の結果を踏まえ、X・C・E大が本年度の候補校とする。\\
\noindent
(2-3) 「調査 1」を行う。この結果、E大は候補校から外れる。\\
\noindent
(なお、この時点でパートセンター校は X・C大に
\begin{itemize}
\item 正式に候補校に上がったこと。
\item「調査 1」の結果。
\end{itemize}
について報告する。)
\noindent
(2-4)X・C校は調査結果を踏まえて話合いを行い、パート
準備校を決める。話合いの結果は\\
\hspace{2.3em}パートセンター校に報告する。\\
\noindent
----------- 2002年度のローテーションについて -----------\\
まず、北大、大阪市立大の人数が少ないという事でこの 2 校を榊原さんのロー
テーションから外し、これを 2002 年度のローテーションの元とする。2002年度
のパート準備校は東工大で、このローテーションでは一番後ろにまわす。\\
筑波大 -- 九大 -- 阪大 -- 新潟大 -- 東北大 -- 東大 -- 京大 -- 東工大\\
\noindent
\hspace{2.0em} 第1候補校 筑波大\\
\hspace{2.0em} 第2候補校 九大\\
\hspace{2.0em} 第3候補校 阪大\\
なお、すでに候補校に決定している上記 3 校は 2002 年度のパートセンター校
である埼大に話し合いの結果を報告する。\\
\noindent
----------- このルールでわかっているバグ --------------------------\\
\noindent
バグ 1. ルール(1-3)で、新しくパート準備校になりえると判断される学校が
2 校以上だった\\
\hspace{2.3em}場合に優先順位が決まらない。\\
\noindent
バグ 2. ルール(1-3)で、新しくパート準備校になりえると判断される学校が
4 校以上だった\\
\hspace{2.3em}場合に候補校が決まらない。\\
\noindent
バグ 3. ルール(2-3)で、3 校ともパート準備校になる基準を満たさなかった
場合にパート準\\
\hspace{2.3em}備校に成り得る学校がなくなる。\\
\noindent
これらのバグを取り除く最良の方法は話し合いであると考える。
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
\newpage
\noindent
{\Large 千葉大学案}\\
\noindent
まず、可決された事項から、基本路線は
\begin{itemize}
\item 常に拡大をはかる方向でのローテーションをつくりたい。
\end{itemize}
ということである。
また、議論されたことから、
\begin{itemize}
\item その年その年で、研究室の人数やその構成(学年など)は変化し、
長期で予想しにくいので、ある程度融通のきくローテーションで
あったほうがよい。
\item その年その年で、研究室の人数やその構成(学年など)は変化し、
長期で予想しにくいので、ある程度融通のきくローテーションで
あったほうがよい。
\item 少なくとも役職が回ってくる1年前くらいから、研究室内で引き
受けるかどうかの議論(心の準備)ができたほうがよい。
(夏の学校当日来ている人のみに、引き受けるかどうかの決定を
迫らないようにする)
\item センター校はできるだけ、今まで役職についていない大学にお願い
するのが望ましい。
\end{itemize}
を満たすような、ローテーションであることが望ましいと考えます。\\
\noindent
そこで\\
\noindent
\hspace{2.0em}「表型ローテーション」をつくる\\
\noindent
ことを提案します。\\
\noindent
表の形のローテーションとは、今年のパート総会で榊原さんが提示し
た役職校の回り具合を整理した表を毎年作る。そしてその表を参考に
して、次次期役職校(準備校)候補を3校ほど選んでおき、来年の夏
の学校パート総会までに、引き受けるかどうかを研究室で考えてもら
う。\\
\noindent
センター校は、できる限り今まで役職についたことのない大学にお願
いし、その大学は次回からの表に組み入れられる。
(つまり、表型ローテーションの拡大!)\\
\noindent
というものです。\\
\noindent
このローテーションの実際を、例で示すと\\
\noindent
◎2002年(来年の)夏の学校のパート総会では・・・
\begin{enumerate}
\item 筑波大、阪大、九大(2001年の総会でお願いしていた大学)から
次期準備校を1校決定する。
\item このパート総会で提示される表型ローテーションには、センター校
を引き受けた埼玉大学が、あらたに加わっている。(拡大!)
\item 表を見ながら、次次期準備校候補を3校選ぶ
\item センター校を、できるかぎり今まで役職をやったことの無い大学から
選ぶ。
\end{enumerate}
\noindent
◎2003年\\
上記操作の繰り返し・・・・\\
\noindent
となります。\\
\noindent
このローテーションのメリットは
\begin{itemize}
\item 役職を決める一年前から、心の準備(引き受けるかどうかの話し合
い)が可能。
\item センター校をやった大学を表に組み入れておくので、ゆくゆく期が
熟せば、その大学にも役職(準備校)をまわす可能性が開ける。
→ローテーション拡大!
\end{itemize}
があげられます。
\end{document}