「素粒子論研究」 創刊当時の歴史

1948年10月

「素粒子論研究 I 」　日本物理学会第３回素粒子論分科会 (1948年10月16〜17日, 東京大学) 講演（一部）の予稿集として出る。

1948年12月

「素粒子論研究 II 」　同分科会の他の講演アブストラクトに海外通信 12通 (1948年4月14日〜11月25日) を併載する。

1949年3月

「素粒子論研究 No. 3, IV 」　日本物理学会年会 (1949年4月27日〜5月2日, 東京大学) 素粒子論関係講演予稿集（海外通信併載）として出る。

1949年8月5日

「素粒子論研究 Vol. 1 No. 1 」創刊。当初は日本物理学会発行とし、東大（代表者：中村誠太郎）と京大（井上健）のグループが交代で編集を担当した。

1952年 1月

1952年度より、日本物理学会素粒子委員会の下で毎月刊（20日原稿締切・次月10日発行）となる。

（「本誌の性格について」（荒木源太郎） 素粒子論研究 3/6 (1951年12月), pp.166-167; 「素粒子委員会報告」（荒木源太郎） 素粒子研究 4/1 (1952年2月), pp.99-100; 「おしらせ」 素粒子論研究 4/2 (1952年3月), p.67 参照。）

1952年7月

「素粒子論研究 Vol. 4 No. 7 」より表紙に「湯川記念館」の文字を加え、日本物理学会と併記する。発行業務は湯川記念館に移り、原稿送付宛先は「湯川記念館内日本物理学会素粒子委員会」。

1957年10月

「素粒子論研究 Vol. 16 No. 1 」より表紙記載の「湯川記念館」を「基礎物理学研究所」に改める。

1960年4月

「素粒子論研究 Vol. 20 No. 2 」より、「基礎物理学研究所・日本物理学会」の表記を削り、［素粒子論グループ」とし、表紙裏に雑誌の性格・引用・投稿に関する注記を置いて、素粒子論グループの機関誌としての体裁を整える。

（参照：「素研についてのお知らせ」（福留秀雄） 素粒子論研究 20/1 (1960年3月), pp.130-131）

Reference

「特集 25周年をむかえた素粒子論研究」 素粒子論研究 48/2 (1973年10月), pp.194-223; 特に pp.215-223.

「『素粒子論研究』の50年」 素粒子論研究 100/2 (1999年11月)

「 紙の雑誌『素粒子論研究』の終焉」 素粒子論研究 119/4C (2012年2月)

「『素粒子論研究』の65年」 素粒子論研究 119/4C (2012年2月)

「時代の変化に翻弄された 10 年」 素粒子論研究 119/4C (2012年2月)

「『素粒子論研究』の最終号によせて」 素粒子論研究 119/4C (2012年2月)