サーバコンピュータはUNIXという種類のOS (Operating System, 新聞報道などで言う基本ソフトウェアというやつですね) で動いています。私たちはいろいろなコマンドをこのOSに渡して作業を行います。その橋渡しがコマンドプロンプトなのです。
以下では入力する部分を赤色で表示します。最後にEnterキーを入力してください。
たとえば、ファイルの一覧を表示する ls (エルエスです)コマンドを実行してみましょう。
xz0000% ls
これが横に並んだファイル名の一覧です。
何も表示されなかった人も、された人も次のようにやってみてください。
xz0000% ls -a
なにか表示されましたよね。a というのが lsコマンドのオプションと呼ばれるもののひとつで、この場合は隠しファイルも表示するという機能を加えたことになります。このようにコマンドには - (マイナス)を使ってオプションをつけることが出来ます。
lsには他にもオプションがたくさんあります。たとえば
xz0000% ls -l
(英字のエルです)とすると、ファイルの詳細表示がでます。aと同時につけることもできて、
xz0000% ls -l -a
または
xz0000% ls -la
とします。順序はこの場合 -al でも構いません。
コマンドにどんなオプションがあるか、あるいはどんなことが出来るかを表示するコマンドが man です。
xz0000% man ls
とすると、lsコマンドのオンラインマニュアルがでてきます。表示が途中で止まったらスペースバーを押してください。また、ENDが出たら(あるいは途中で止めるときにも)q のキーを押してください。コマンドプロンプトに戻ります。
manコマンドもコマンドですから、そのマニュアルは
xz0000% man man
となりますね。