非平衡系の物理 -非平衡ゆらぎと集団挙動

開催日時と場所など

■ 日時：2010年11月18日(木)-20日(土)

■ 場所：京都大学　基礎物理学研究所　湯川記念館　Panasonic国際交流ホール

■ 発表申し込み受付期間：2010年6月8日ー9月10日

■ 参加費：無料（当日参加は自由です）

■ 言語：日本語　

スコープ

「非平衡統計力学」を模索する研究には長く豊かな歴史があるが、幅広い状況に適用できる力強い理論体系は未だに見いだされていない。そもそも到達すべきゴールがあるのかどうかも定かではないが、各々の世代は、過去の蓄積を堅実にふまえつつその時点での最大限の努力を続けていくべきだろう。 非平衡系の近年の研究での特筆すべき流れとして、平衡から遠く離れたメソスコピックな系での新しい熱力関係式や非自明なゆらぎの挙動などが理論的・数理的な研究で明らかにされ、また、それらに対応する実験がさまざまな物理系で実現されつつあることがあげられる。 この研究会では、このような近年の進展をふまえ、最新の研究成果や研究計画について情報交換するとともに、非平衡系の研究の今後の方向について踏み込んだ議論をおこなうことを目指す。幅広い非平衡系の実験物理、生物物理、計算物理、理論物理、そして数理物理におよぶ幅広い分野の研究者に参加してもらい、活発な議論がおこなわれることを期待している。

テーマ

-非平衡基礎論
-非平衡への数理物理的アプローチ
-非平衡ゆらぎ（ソフトマターおよび量子系）
-集団挙動と自己組織化
-非平衡相転移、界面成長
-複雑流体・粉体のレオロジー
-非平衡生命（分子モーター、細胞運動、生物流体などに関する理論と実験）

組織委員（五十音順）

北畑裕之（千葉大理）
斎藤圭司（東大理）
佐野雅己（東大理）Chair
田崎晴明（学習院大理）
早川尚男（京大基研）
和田浩史（京大基研）事務局 E-mail:yuragi_at_yukawa.kyoto-u.ac.jp

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