日記 (7月)


counter 主な予定

  1. 7/4-9 STATPHYS at Bangalore, 7/11-13 Kolkata (Satellite meeting)
  2. 9/7-10: 大学院入試
  3. 9/19-23: 6th MAFPD(Kyoto)
  4. 全然終らない本(〆切はとっくにすぎた。原稿はとっくに書いたのだが。。)

8月


7/30:

投稿した。

Frictional granular gasの計算をすべきだという気分になる。


7/29:

論文書きは大体終了。後は文章のチェックあるのみ。

教務委員の仕事でExcelで文書を作ってセーブする段階でコンピュータがフリーズ する。幾つかプロセスを停止して何とかセーブできた。やれやれ。

御手洗さんの論文。Bagnold's scalingがkinetic theoryから出るというのは驚き。彼女らしい良い論文だ。

大学院志願者が分かる。今年は不人気。


7/28:

規格化に間違いを発見。直すとシミュレーションに少し近くなった。しかし油断が ならない。とりあえず図が完成したし、言い訳原稿を7月末に送ることは可能に なった。英語のチェックはまだだが、間に合うかな。

教務委員の仕事がまた一つ。仕方がない。

田崎さんからのforward mailは興味深い。


7/27:

同じ作業。前の表現ではうまく無次元化できないようにまとめてしまっていたが 今回はうまく無次元化できるような分布関数になった。

会議。景気よくどんどん経費削減。予算がないとはいえ、いいのかしらん。


7/26:

試験。出席率は良い。出来ている人とそうでない人がはっきり分かれた感じがする。

計算のチェックをしながら書き直す。遅々として進まず。

田崎さんの論文を教えて貰う。ダウンロードしたがまだ目を通す時間がない。


7/24-25:

図書館等に行く。

方針を変えてprojection operatorで攻めることにする。おお、一応求まる。 しかしどうも単純な比例ではない。おかしい。困った。ままよ。このまま 正直に書くか。


7/22-23:

外場がないときにまともに分布関数を求めようとする。級数解法は3項漸化式に なって解けない。うーん。ということで長時間近似を行なうと一応2項漸化式に 落とせる。しかしどうも固有値がどういう値を取るか分からないので、それだけだと 意味がない。困った。


7/21:

COEの会議。議論になる。


7/20:

教務委員会の会議。もめる。ともかく拡散係数を求めてみようと思い立つ。 実空間のと速度空間のとの間に本当に比例関係が成立するか。


7/17-19:

体調回復のため家でおとなしくしていた。同志社の寒梅館に行ってみる。


7/16:

体調が悪く何をしていたか覚えていない。


7/15:

不在時の事務処理や試験問題作成等。えらく低能率だった。


7/14:

Singaporeでルピーを換金したがおそろしく交換レートが悪かった。えらく損をした気分。 Singaporeからの飛行機は空いている。

何故か16時18分発のはるかが無くなっていた。家への帰宅は18時過ぎ。不在時の新聞を 読む。


7/13:

朝、Mehtaが挨拶をしてきて昔の論文でrefereeをしたという話をしてきた。そんなに昔の話を されても困る。Bettolo-Marconiも話しかけてきて、今度Noriのところに暫く滞在するから、 その折に京都にでもという話になった。今回、彼はdriven granular gasの話をしており、同好の 士が多いのよいことだ。

講演の主題はパターン形成がテーマに戻った。それなりの話が多かったがインパクトがある話は 少ない。その中で珍しく?Puriがtenary mixturesの解析で意味のあることをやっているような 講演をしていた。要チェックである。またSharmaのadhesion and debonding of elastic filmは 日本の戸田、山崎の研究を徹底的に系統的にやった話に思えた。後で文献を見る価値がある。 昨日、(私よりひどい)体調不良で会場に来れず、講演できなかったWieseのquenched random disorder の中の界面のダイナミックスは私が研究を手がけてうまくいかずに放棄した分野だけに いささかのほろ苦さを感じた。系統的なよい研究である。

夕方に講演が終わり、ルピーも殆ど使っていないので空港に早く行って買い物をして食事でも しようと思ったがあてが外れた。1200万の人口を持つ都市の空港なのにkioskみたいな店が一つ あるだけだった(レストランは潰れた形跡があり)。それではチェックインした後にduty free shopでもと思ったが、ものすごく小さな店で酒とたばこと茶くらいしかおいていないのでがっかり した。尚、悪いことにチェックイン後に換金できる場所がないことである。

空港ではかなり長い時間をGoldhirschと一緒になった。他に日本人3人もいたので突っ込んだ 話をするというよりずっと馬鹿話をしていた。全く気のいいおっさんである。愛煙家であるのに セキュリティーチェックでライターを没収されていた。一足先に彼の飛行機が出た後に香港のTong と一緒になった。彼は勉強よりも実践、ともかく外に出て英語を話し、仕事をするべきという ことを強調していた。同時に(いろいろな意味で) 日本はこれから苦しいだろうというコメントをしていた。


7/12:

午前はまだひどい下痢だったが、昼飯時に占部さんから頂いた薬のせいか午後は持ち直した。 体調がだいぶ回復したので講演を集中して聴くことができたし、議論にも参加できたのは よかった。

talkのresponseは今一。もっともtalkの後に個人的な議論に来た人は少なくなく、同じ箇所に 疑問を持った人が多かったのでちょっと説明の仕方に工夫が必要だったと反省。一番のポイント である粉体以外の系での適用可能性を認識して議論してくれたのは志波さんだけだった。

GoldhirschはどうやらMicropolar fluid mechanicsをkinetic theoryから導出することに成功 したらしい。もうちょっと時間をかければと悔やまれる。まあでも回転はあまり効かない場合 が多いのだけど。

Stinchcombeの講演に多くの質問が集中していた。詳細は分からないが簡単なモデルで多くの 粉体の特徴を捉えているようだ。


7/11:

体調最悪の日。朝起きたら下り超特急であった。折角のサテライトの会議で興味深い話が並んで いたのに冷房のあまりの強さに眩暈がして吐き気を催し、最初の講演の中途で退席し、外のソファ でくたばっていた。その後、若干持ち直したものの最後まで講演を集中して聴ける程までは回復 せず。聴いた講演の中では小貫さんの講演が光っていた。質問も多数出て、聴衆の関心も高かった。

部屋に戻ったり、講演会場に行ったり。食欲は勿論なく、議論する気力もあまりなかった。 それでもGoldhrischとAlamと簡単な議論は行う。明日には体調を戻さないといけない。


7/10:

歯痛で眠れなかった。朝、無事にタクシーが迎えに来て空港へ。早々にチェックインを済ましたら 、続々とSTATPHYSの参加者が現れた。Kolkata到着後にprepaid taxiのチケットを買い、タクシー に乗り込もうとしたときにチップのことで一悶着。タクシー代の3倍のチップを要求するというの は法外である。

Kolkataの道を走るとBangaloreがあれでもいかに秩序立っていたかが分かる。そもそもタクシーの 運転手はなかなか目的地を理解できず、何度も道を聞いている有様。それでも何とかS.N. Bose centerに到着。お湯が出なかったり、ムカデが出たりで部屋はさすがにぼろい。3泊何とか頑張ろう。

一服して半分うたた寝をしていたら光藤君と南君が来る。部屋にいても仕方がないので近郊を 散歩。インターネットカフェを見つけたのでそこでアクセスしたがWindows98なので日本語が 読めない。その後、どうするかという話になって若い学生はダウンタウンに行きたいとのことで 従う。しかし道中の排気ガスにやられて目は痛いし、頭が痛い。博物館をざっと見て、街を歩いて いたところ勝木君に出会う。それでホテルで食事。しかし私は頭痛のせいで食欲はなく、光藤君に 譲る格好になった。その後、タクシーで帰還。


7/9:

いよいよ本会議の最終日かつ発表日。自分の発表はまあまあで質問も幾つか出たが、response としては物足りなかった。大御所が一杯聴いていたので緊張したのだが、その割に肩すかしか。 体調はやや持ち直した気もするがその分、歯が痛くなってきた。

  • Balibar (plenary): 臨界Casimir効果とcritical wetting: Casimir効果は純粋な量子効果ではなく臨界現象 でも観測できるというのは古くから指摘があるが、それに関する新しい実験。詳しくないのだが 通説と違うということでWidomをはじめ厳しいコメントが飛ぶ。
  • Werner(plenary): 2次元臨界現象の数学の話。何を今更と思ったが数学者の発表だった。 面白くは思えず。
  •  Priezzher: Bethe ansatzを使って周期系のASEPの厳密解を求める話。彼の論文をみたとき は驚いたので楽しみにしていた講演。しかし周期系の特性をもろに使っているのでopen boundary に適用するのは難しい。
  • Couder: 破壊のパターンの話。昔、はやった話から何が進展したか不明。
  • Makse: 粉体のFDT. Noriの実験の精密化。ただ拡散係数と易動度の比で有効温度を導入する のは安易すぎると思われる。
  • Kumaran: 振動層で速度を床の平均自乗速度とすることでFroude数を導入し、解を分類した。 何が新しいのか不明。
  • To: Jamming pattern in 2D hopper. アーチとjammingの関係を実験から解析した。まと まっているけど今一つインパクトに欠ける。
  • Menon: 粉体振動層でのFluctuation theorem。エントロピー生成率をエネルギー流束で 置き換えるとFTが成立するという話。また有効温度は拡散係数と易動度の比. 後で議論をしたが 釈然としない。
さすがに講演の聴き疲れが激しい。鵜川さんと議論した他、本屋に行くが、停電で真っ暗だった。 格安で本が入手できるのだが暗くてよく本の選定ができなかった。

次回はイタリアのジェノバ。今回のStatphysの潮流は私の普段考えている題材と大きな差がな かった。電子系、生物系、非線形動力学の話が少なかったと感じるのは、それらの研究者が サテライトに分散して本会議に参加しなかったためか。粉体は相変わらず堅調。Glass transition との絡みで、plastic flow,摩擦といった問題がますます重要になっていく感じである。また 可解な非平衡確率モデルの発表も目に付いた。一方で熱伝導等の非平衡定常状態を調べる研究は 数も少なく、煮詰まっている感じもした。何人かがFluctuation theoremの重要性を指摘していたが どの程度意味があるのかは分からない。


7/8:

朝、バスの出発が遅れてLubenskyの講演に10分遅れる。またホテル代の追加料金をがっぽり 取られる。騙された気分。体調(特に胃腸関係)は下降気味。講演中に眠ってしまうことも何回もあった。

  • Lubensky: 回転の寄与があるrod,liquid crystals, rattleback gasの構成方程式の紹介。 解は一切求めず、ひたすら現象論のモデル方程式はどうあるべきかを紹介していた。Proceedings が手にはいると辞書として使える。
  • Puri: パラレルセッションで何を聞くべきか迷ったが昔のよしみでPuriの話を聞く。パラレル のTsallisに聴衆を取られて客が少なかった。内容は昔からの進展がないと思う。
  • van Zon and Cohen: Fluctuation theoremが電気回路の力学的仕事に対しては成立するが熱に関しては 全く成立しないという話。不成立には非ガウス性が効いているとのこと。
  • Leyvraz; Lorentz gasでは局所非平衡性が強すぎて、scattersに回転の自由度を持たした モデルのシミュレーションから輸送問題が正常になり、ほぼ局所平衡が充たされ、Green-Kuboが 成立し、Onsagerの相反定理も成立するという話。昼食のとき、同じテーブルにいたので確認した のは非ガウス性は弱いながらもあるということ。結局のところ射影をしたようなことになっている ので熱伝導のような散逸定常状態を作りやすいのであろう。
  • Dhar: 期待外れだった。
  • 岡(poster):リング系のHubbard modelに電場をかけるとLandau-ZenerプロセスによってMott転移が 生じる話。そこまでは12月に聴いていたが、今回はその特徴を量子ウォークを使って見事に 解析した話。綺麗で分かりやすい実にいい仕事である。
  • SchadschneiderのHubbard modelを解析したポスターを聴きに行く。器用にいろんなことを やっている。彼は6週後に龍谷に来るので議論する機会もまたありそうである。
  • Schuetz: 彼から送ってもらった2レーンASEPモデルの解析など。このモデルは可解であるが 面白い解を持つ。しかし2レーンと言いながら単にもう一つのレーンの情報を参照しながら 動く擬1レーンモデルという方が相応しい。彼の講演の折にスコールがあり、皆笑う他になかった。 講演後、光藤君を交えて議論。やはりちゃんとした2レーンモデルはまだ誰も解を構成していない とのこと。レビューも貰っていろいろコメントを頂き有意義だった。
  • Nagel: Jammingをどう特徴づけるかという話。Hamilton系に限定したのでいろいろクリアに なった面もあるが、状態密度のω->0の値でjammingを特徴づけられるという点は秀逸。散逸が 入るといろんな意味で解析は使えそうもない。とりあえず状態密度の話はコロイド系で考える べきであるというのが質問の答えであった。後で議論したが、議論したがる人が多くてなかなか 議論できなかった。しかし刺激的なトークであった。

7/7 :

Boltzmann lecturesと2つのplenary talksの後、excursionとbanquet.

  • E.G. D. Cohen: 彼がBoltzmann medalを貰ったのはWidomの説明を聞いてもよく分からない。 Kinetic theoryに関してはKawasaki-Oppenheimが出るまでの主役の一人だが、勿論ビリアル係数 の発散を示したChoh-Uhlenbeckには及ばないし、ヨーロッパのDorfmannやErnstといった人達と 同様の脇役に過ぎない。主役のKawasaki-Oppenheimにしても川崎さんの仕事としては3番目の 重要度しか持たない。Boltzmann講演もBoltzmannとEinsteinの次に何故かTsallisをもってきて 見識を疑わせるものだった。
  • Stanley: 彼の受賞は数回前から懸念されていたので遂に来たかというものだった。私は 彼の受賞には反対だが、Cohenに比べたら批判はあるにせよ、いろいろな仕事をし、潮流を作って 来たことは事実である。講演は3部に分かれ、第3部のβアミロイドのシミュレーションは興味 をもって眺めた。
  • Derrida: plenary talkとして最も注目を集めていた。主として一次元系の非平衡定常状態 についてLarge deviation theoryやASEP等の可解モデルの厳密な結果を用いて説明していた。特に 定常状態の分布関数や自由エネルギーを論じていた。(自由エネルギーの存在はその関数形が ちゃんと境界条件に依存する結果に なっているので驚くには値しない)。
  • Parry: Wettingとwedge fillingについて様々な立場から現状を精力的にレビューした講演。 講演はよくまとまっていたがwetting自体が古いテーマなので興味はもう一つ持てなかった。

Excursionは市内観光だったが、今ひとつ観光地としては物足りない上に妙に警備が厳重で疲れた。

Banquetは日本人でお気楽に食事をとるつもりだったが、食べ物を取っている間に隣にLubenskyが 座ったので緊張した。もっともGaspardのように気むずかしい感じの人ではなく、粉体を含めて 物理の話を交わしたので有益な議論となった。

ホテルに帰って洗濯。力仕事で疲れる。


7/6:

散々五つ星のホテルに泊まっているPDをからかっていたら罰が当たったのか、いきなり電源が 落ちて部屋が真っ暗になった。石鹸の補充はないし、全くもう、の世界である。

  • 小貫明:Plenary talkとして上手に最近の彼の研究をまとめて紹介した。大筋は昨年の 研究室でのセミナーで話した内容で、それに最近の研究をプラスしたもの。
  •  Dasgupta: plenary talkでglass transitionの話をするというので期待したが、全く 期待外れ。ちゃんとした内容がなかった。
  •  Luding: 話の仕方はこなれていたが、内容自体には目新しさはなかった。percolationと 話を繋げた点は間違いだろう。
  • Epstein and Finberg: Faraday波のいろいろ実験をしていたが散漫な印象。
  • 南暁彦: M2でoralというので注目されていたが、堂々たる発表だった。
  •  Frey: Biopolymerのrhelogyということだが、そもそも弾性紐のダイナミックスしかやって いないし、解析はblobを持ち出した似非de Gennesみたいな話だった。
  • Dauchot: glassesとgranular materialsのアナロジーは成り立つかということだが、最も 大事な結論の式が間違っていて、肝心な点がうまく伝わらなかった。しかし要検討。
  • Marcetti: 小貫さんと似たアプローチでvortex latticeやCDWに適応した話。彼女の論文では もっとしっかりしたモデルも扱っているが、今回はとりわけ直感的ないくつかのモデルを紹介した のに留まった。しかしslidingとpinningの共存状態は調べる必要がある問題であろう。
Sid Nagelと一緒にdense flowのポスターを聞く。彼が一緒にいたのでポスターの発表者も丁寧 だった。その後、彼を占部さんのポスターに誘導。
7/5:

  • Barbasi: いろいろなネットワークモデル等のべき分布。何が新しく嬉しいのか分からない。
  • Juelich: Physics of active processes in living cells. いろいろ現象論を導入して多くの ことを説明しているのだが、やっていることが雑多ですっきりしない。
  • Zippelius: 臨界現象と絡めてRouse model, Zimm modelを解析して見える緩和現象の異常。  そもそも臨界現象と絡めているのに安定相しか論じないのは片手落ちか。
  • 鈴木増雄:Zippeliusの次に喋るのは場違いだが、相変わらず元気。
  • Spohn: 笹本さんの仕事を考えると最新の結果を喋っていない様だ。
  • Evans: ここでもASEP=zero range modelとBose condensationのアナロジーを使っている。
  • Wang: 1次元熱伝導のシミュレーションとMCTによる解析。味噌は横に動く自由度をいれて その効果の有無で伝導率のシステムサイズ依存性が変わるということ。射影演算子法も 使っているが横モードの一致が悪いのは理由があるのか。
  • Baskaram, Dufty and Brey: 単純な久保公式が粉体ガスでは使えないという話のより系統的かつ 最新の仕事。問題はHCSを仮定していること。そこをはずせるか?
ポスターセッションでは格子の熱平衡モデルで粉体のタッピングによる充填化を論じた論文が 目を引いた。光藤君にはそこそこ客がつき、無難に説明していたようだった。 7/4:

Alam氏から連絡があるかもしれないというのでRamanashreeで朝11時半近くまで作業をしていたが、 (予想通り)一向に連絡がないのでVijay Residencyに移動。3輪タクシーを使ったが、ちょっと スリリングだった。ホテルは若干Vijayの方がいいかもしれない。少なくともコンセントの位置は ずっと便利なところにある。

Ramanashreeは運動公園のそばの郊外にあったがVijay Residencyはまさにdowntownにある。 その様子を見るためにちょっと歩いてみたが、あまりの騒音、人、排気ガスで頭が痛くなってきた。 ショッピングセンターは人がごったがえしているだけでなく何故かエスカレーターが止まってい たりしてものすごく埃っぽい。ハイテクシティーという感じはせずchaotic cityと呼ぶに相応しい。 Tata Instituteあたりとはずいぶん様子が違う。

ホテルからのバスに乗り、会場へ。登録手続き等を済ました後、主に日本人と駄弁り。その中で 面白かったのは西森さんがいきなりデジカメで写真を撮って記録している伊藤伸に向かって質量が 増えるのでは、と疑問を発したこと。とりあえずの答えは等価なパターンの中から最終的な画像 パターンを選択し、凍結しているので別にエントロピーが変化した状態が終状態になっているの ではないということ。中間状態では熱の散逸はあるだろうが。。その後、オープニングセレモニー と長い音楽(寒かった)。その後、welocome dinner. Luding他数名としか外人と喋らないのは いかんと思う。 7/3:

朝普段通り起きて関空へ。関空では小貫研の面々と我が研究室の学生や礒部氏等と会う。 Singaporeへの飛行機はあまり眠れず。Singaporeでは礒部さんと麺を食べる。機内食が出たので 結果として無駄な出費だった。Bangaloreへの飛行機は真ん中の席なので窮屈だった。その分 よく眠れたので不便さは感じず。Bangaloreへ到着したがシステムが他国と違うので戸惑う。 STATPHYS参加者用の臨時オフィスが出ていてそこでホテルまでのタクシーを手配してもらう。 ホテルから別の業者がきている約束だったが確実なのでそちらにのる。飛行場は小さく、ビル から出たところに出迎えの業者が並んでいた。道すがら牛を何頭か発見。三輪車のタクシーや ノーヘルのバイクが多数走っていた。ちょっと台湾をパワーアップした感じである。 本日の宿泊のRamanashree は建物はぼろく照明も薄暗いが、シングルルームなのに2部屋あって その部屋が十分広い。


7/2:

非平衡統計の最終講義。旅行支度もあって、ばたばたして準備不足だったが、丁寧に 計算を追って書いたので授業は崩壊せずにすんだ。授業が終わらないうちに次の授業 の教員が入って来て準備を始めるのは失礼なことだ。

レフェリーを済ます。学会は飛行機がないのでキャンセル。

午後は会議。


7/1:

インドの準備でばたばた。本会議の方は講演時間内におさまりそうもない。 サテライトの方は理論計算とシミュレーションのずれが大きく、うまく使えそうも ない。(定性的な傾向は一致しているが、プロットすると見事にずれている)。


6月