日記 (10月)


counter 主な予定

  1. 10/1: 授業開始
  2. 10/5-7: Kun
  3. 10/7-8: 河原
  4. 10/8: 論文出版、PRF
  5. 10/13: 研究室セミナー
  6. 10/20: 天体核セミナー
  7. 11/1: COE-PDF発表会
  8. 11/17-19: 数理研研究会
  9. 11/25-28: OCNN2004
  10. 12/16: 語ろう数理解析(数学教室)
  11. 1/10: 物性研究〆切
  12. 1/19-21: 「つくば冬の学校」
  13. 全然終らない本(〆切はとっくにすぎた。原稿はとっくに書いたのだが。。)

11月


10/28:

SST仕様のMDの報告があったが、圧力差は誤差の範囲内で何も見えない、ということで いささか拍子抜け。難しい問題のようだ。一方で齊藤君といろいろ計算するがまだ 先が見えて来ない。


10/27:

卒研。道は遠く、単にカイラリティをもった高分子の統計力学を扱った論文を 読んでいるだけ。卒論になるのだろうか?

午後はずっと西森ゼミ。砂丘の解析は割箸モデル(元祖はどうなったのだろう) によってかなり捉えられたのだろうか。むしろ今回感銘を受けたのは蟻の方。 2年程の間にロボット蟻を含めて様々な進展がある。西森ワールドにすっかり 浸かった。


10/26:

授業で野口英世とかSokal,Schoen等を取り扱ったが今一つ。レポートを出して 貰ったが力作が多い。しかし何故か皆プリゴジンにかぶれてミクロの時間反転 対称性は分からないという書き方になっている。


10/25:

授業にも昼食会にも特筆することはなかった。進まないのは相変わらず。


10/23:

Peierlsの自伝を読む。


10/22:

授業は最後のところで時間不足から走ってしまったかな。もう一回来週繰り返そう。

國仲君との議論。無散逸系で散逸を作るアイデアを思い浮かぶ。どうでもいいと 言えばどうでもいいのだが、やはりデモンストレーションの意味でそういうのが 欲しい。

午後は2つの会議で潰れる。どんどん京大もきっちりとした大学になってくるのには 違和感が残る。


10/21:

昨日はいくらなんでもやりすぎで一日アフターショックが残った。


10/20:

午前はまだ終らない準備。しかし卒研がある。詰まったのをいいことに打ち切って 貰い、また準備。とりあえず終了。

台風のせいで雨風が強くなって来た中、北部へ向かう。5人くらいの聴衆かと思って いたら(狭い)部屋に入り切らない位の聴衆が来て驚く。それで部屋を探して放浪。 しかし結局、どこも空いていないので元の部屋に戻り、ちょっと配置を変えて続行 となった。

三部構成なので休憩を2回入れたが、結局用意してきた内容を全部話した。総計 5時間のセミナーになった。部屋が狭いのが幸いして(スクリーンの邪魔にならない ように)ずっと座って喋ったためにスピーカーはそんなに疲れなかったが、聴いている 方は大変だったと思う。それでも皆眠りもせず、特に非弾性衝突の話には山の様に 質問が来たので有難かった。Boltzmannのところではさすがに犬塚さんの鋭い コメントや質問があったが、他の学生にはしんどかったかな。まあそれでも 落ちこぼれている風ではなかった。粉体ガスの実験のデザインの話は物性で話すよりは 受けたと思う。惑星のリング云々の話をしたら、それより惑星形成の話に使った方が 面白いというコメントが来て嬉しくなった。台風で暴風雨が吹き荒れる中のセミナー だったが、セミナーが終了した頃には大体収まっていた。

セミナー後、近所の新しい中華料理屋で犬塚さんや釜谷さん、学生連中の6人で 食事を取る。楽しい話を一杯聞けた。特に惑星形成物理のこれからが面白いという 点を熱く語っていたのが印象的。非常に刺激的なセミナーだった。


10/19:

セミナーの準備。非平衡のレビューや運動論の話の詳細をどこまで喋るか。三題噺 ということで準備していたらどう見ても量が多すぎる。まあ適当なところで打ち切れ ばよい。

文系の物理。不可逆性について情報の粗視化、カオスやリングモデル等について。


10/18:

発表準備を開始。結局、今までの発表をぺたぺた貼りつけているだけだが畑違い だけに気を使う。安定性に関してももう一つ自信がない。

授業は普通というかまあうまく行ったというか。昼食会。


10/17:

流体モードの安定性はこれでいいのかな。もう一つ詰め切らない。

アマオケの演奏を聴きに行く。


10/16:

ちんたら安定性のノートを作る。まだ完成せず。

学会シンポジウムの話。


10/15:

授業。調子良く進んだと思ったが、最後でちょっとばたばたしたので学生がついて いかなかったな。射影が分からんという質問には答えにくい。

線形安定性について考えるが一応仮の結論は出たようだ。Kim-Hayakawaの解は安定。

國仲君からLS-DYNAの話を聞く。あまりにも出来すぎでもう科学ではないな。


10/14:

Boltzmann方程式の安定性は一筋縄でいかない。Burnettが不安定というのは予想通り (高階微分を含む)流体方程式の不安定性にすぎないので、必ずしも 分布関数そのもの不安定性とは繋がらないと思う。

齊藤君の報告と議論。道は遠い。

仙台の話はややこしいことにならなくて済んだ。


10/13:

Leiblerのセミナーは忘れていた。自分のセミナーがあるのでそれどころではない。 自分のセミナーはもう一つ盛り上がらなかった。でも疲れる。 卒研の方針を議論。ストーリー的には大体分かったが、卒研レベルでどう解析 するのか不明。とりあえずアミロイド線維としての helixができるメカニズムに着目することにした。

仙台方面からややこしい話が来る。うーむ。


10/12:

朝に授業のチェック等。明日のセミナーの準備も並行して行う。授業は先週に 比べて、もう一つ反応が乏しかった。どうも喋りすぎか。帰宅後、更にセミナー 準備。

研究会のプログラムで議論。


10/11:

スカ。


10/9:

台風が来るというので在宅。たいしたことはなかった。思い立って概論の授業で 科学者の倫理を扱うことにしてノートを書く。


10/8:

授業。面密度の考え方に馴染んでくれない。無理もないかな。曲線座標くらい スルーしてほしい。

國仲君との打ち合せ。境界条件だけではちょっと足りない。3次元のFEMのコードが 手に入るという耳寄りな話があった。

とりあえず16年前のノートをチェックしつつTexにしてKun氏に送る。


10/7:

眠くて頭が働かない。もう少しでいけそうな気がしているのだが、手と頭が 連動していない感じ。

河原君が来る。彼にこれから粉体ガスのプロジェクトはどうあるべきかという 意見を聞きつつ、こちらの研究の進展状況とつまっているところを紹介する。 明日のセミナーは授業で聴けないので急拠、こちらでやってもらう。 これからも有意義な意見、情報交換をしたい。


10/6:

Physical Review Focus の記事。PRLのベストセレクション?ということで多少目立つだろう。

今日は朝からKun氏と議論。彼も衝突(による)破壊を研究しているので興味 深い議論になった。また折しもPRFの公開だったので我々のPRLの仕事にも 細かい質問をしてきた。

午後は彼のセミナー。Dipole interactionをする粒子系のシミュレーションと 実験。リングの構成は印象的だった。実はde Gennes and Pincusの古典的論文 はよく知っていて、aggreationの計算も実に16年も前に実行していたのである。 その折はEmoryに行く直前でばたばたしていて、向こうでも論文にすることを いろいろ考えてVicekの意見も聞いたりしたのだけど、結局面倒で没にした。 Kun氏に聞いたら面白いし、必要とのこと。16年も死蔵していたものを 使ってくれるのであれば有難いのだが。とりあえずノートにまとめ直そう。

卒研の打ち合せ。プリオンをやる。アイデアはあるようなないような。まあ 論文収集は大昔に済ませてあるので、ちょっと考えてみよう。来年M1として 研究室に来る学生が訪問。卒研をどうするのかをこちらの研究を紹介しながら いろいろ議論する。結構時間がたってしまったのが、その間Kun氏は部屋で 論文を読んでいた。

Kun氏と夕食。Raczが偉くなったという話も聞く。彼はfriendlyで興味も近く、 訪問してもらったことは有意義だったと思う。

だいぶ伸ばしていた数学のセミナーを12月に引き受けてしまった。 来週は研究グループセミナー、再来週は天体核でのセミナー。死にそうである。


10/5:

Hungaryからの客人Kun氏が訪問する。もっとも授業直前だったので、ホテルに 案内して放置になってしまった。

2年ぶりの文系物理の授業でパワーポイントで授業をする。どうも喋り一方に なってしまって調子がうまくいかない。しかし授業後の質問は極めて多かった。 うまくいったのかいかなかったのか。

授業後、ホテルに行き、Kun氏と一緒に食事。


10/4:

授業:金曜に比べて人数が少ない。どっちかと言うとこの程度が常識的か。 やはり2つめだから進行が早い。

昼食会は西野君のKnudsen effectのMD simulationの報告。もうちょっと解析が 甘い。そこの突っ込みを厳しくいれすぎたかも。

だいぶ時間を置いて摂動論にトライするとうまく行く気がする。しかしやはり それはちょっと勘違いのようだ。Chapman-Enskogって特殊なんだと痛感。


10/2:

来週は河原君が別件で京都に来るとのことで大変である。天体核セミナーは 10月になってしまうかもしれない。また宇宙フォーラムの予算が変わって 変更した分を佐野さんに提出。打ち合せを何時するのか。

物理学概論の準備。Webに公開しているのをパワーポイントに移しているだけ だがものすごく時間がかかる。写真とかを貼っているせいだろう。


10/1:

久ぶりの授業で疲れた。妙に出席者が多く、立見が出た。去年は一回目から ひどく少なかったのだが。講義はまだイントロ。

火曜の物理学概論をパワーポイントに移す作業に手間取る。

西森さんにセミナーをお願いする。山本量一さんが工学部へ。他にも移動の話が 飛び交う。去る人が多い。

伊藤氏から F.Kun氏の京都でのホストを頼まれる。

宇宙フォーラムで混乱。あれは受託研究なんだそうだ。

犬塚さんからセミナーの依頼。 10月に入って急にばたばたしてきたような気がする。

Daniel Hongの先駆的研究の 有効性が実証されると何とも言えない。


9月