日記 (9月)


counter 主な予定

  1. 9/7-10: 大学院入試
  2. 9/19-23: 6th MAFPD(Kyoto)
  3. 全然終らない本(〆切はとっくにすぎた。原稿はとっくに書いたのだが。。)

10月


9/30:

明日から授業なんだけど、どうもプランがまとまらない。一昨年に作ったノート でやると昨年の学生には難しかった感じだった。しかし内容は問題ないような 気がする。

太田さんから電話。来年の西宮シンポジウムを非平衡でやるという話。

太田さんからの電話でなんとなく OCNNに出ないと 悪い気がしたので参加することにした。もう一つの研究会(複雑流体)にも申し込んだ。

佐野さんや宇宙フォーラム、事務からの連絡が錯綜している。いろいろ混乱がある。

甲斐さんのセミナーに出る。相変わらずactiveにいろいろな実験をしている。 ホメオトロッピク相のソフト乱流をまとめて聞いたのは初めての気がする (去年も聞いたのかな)ので、さまざまな物理が絡み合ってパターンを作ることが 分かり面白かった。

PRLの論文のゲラとPhysical Review Focusのdraftのチェック。LougeとStrongeの インタビューが載っている。 Strongeが半信半疑なのがちょっとおかしい。


9/29:

Loveを読む。ここをきっちり抑えるとシミュレーションは難しくない。

西野君からKnudsen効果のシミュレーションの報告を受ける。温度分布や密度分布に は孔の影響が殆んど見られない。熱流や粒子流も殆んどないようだ。やはり勾配を かけないと面白くない。

長男の誕生日が近いので岩波の「史記列伝」のセットを買う。長男は最近、歴史に 凝っていてタキトゥスの「ゲルマニア」、カエサルの「ガリア戦記」、ヘロドトス の「歴史」、ホメロスの「イリアス/オデッセウス」あたりを読んだ。最初は ギボンの「ローマ帝国衰亡史」あたりにしようかと思ったが、あまりギリシア・ローマ に凝って(塩野七生の間違いばかり指摘されて) もついていけないので「史記列伝」にすることにした。


9/28:

こちらが使える宇宙フォーラムの予算が増えた。これで後2年半は心配無用。

光藤君の英文原稿に目を通す。

ちょっと煮詰まったので気分を変えて3次元の衝突の下調べをする。球の振動 の詳細はLoveに紹介されている。


9/27:

音沙汰がなかった論文はどうやら没か。時間をおきすぎたのがまずかったかも。

昼食会での光藤君の報告。2レーンASEPでのキンクの同期現象について。もう ちょっとなんだけど、詰めが甘い。Kink diffusionを入れてもう少しrefineする ことを示唆。

COE-PDFの発表会があるのか。

宇宙フォーラムの予算。


9/25:

在宅で計算。摂動解はどうもこの路線では決まりそうもない。


9/24:

教務委員会の会議の後ですごい豪雨になった。その続きで人事委員会の会議。 蔵本さんの後の人事が動き出す。割と早い流れ。議論があると思ったけど何も なかった。

夕食に叔父さんを招待。今春から(定年後の第2の職場として)京都の私大で勤務 している。定年まで勤めた大学の研究科で分野の専門家が全ていなくなったので、 そこでも非常勤をしているとのことであった。


9/23:

会議の最終日は子供の運動会と子守のため参加せず。

夕方、長男の友人が突如7人来訪。夕立ちで足どめ。


9/22:

朝からずっと講演を聞いていたが、これといった講演はない。強いて言えば 理想気体中のピストンの運動か。字が下手すぎて詳細は分からなかった。 GambaのIMMの話はつまらなかった。福本さんの渦の話は途中で落ちこぼれた。

休憩中に土井さん(鳥取)と議論していたら、曾根先生が乱入。曾根先生に よれば有限のKnudsen数ではuniversality等あるはずがない、とのこと。 Couette flow等では境界の形状にひどく依存することはよく知られているし、 全くnontrivialな流れを誘起したりする。Burnett方程式の不安定性も 含めて、Knudsen数の2次で普遍的な構造を期待することはできない。 (世の中にはそうでない人もいるようだが)。


9/21:

一個目の2次元上のstringの話(MHDと関係がある。排除体積の問題)の後、Garzoの セミナーを化学教室に聞きに行く。Inelastic Maxwell modelやInelastic Boltzmann に対する彼の認識を確認したかったのだが、時間がなく質問を差し控える結果と なった。それでもはっきりしたのは彼の認識はかなり甘い、ということである。 同時にその楽観性の故に研究が進み、思いがけず物理的に意味のある結果に結び つきうるということも感じた。またはっきりしたのはIMMではHCSでも(長距離)相関 や構造は生じないということである。

少人数担任の仕事。


9/20:

会議2日目。午前は(時代遅れの交通流の話等で)相変わらず面白くない。 Garzoと議論するが普通の物理屋と随分感性 が違う気がした。午後はそのままずばりの面白くて重要な話が目白押し。Burnett equationが不安定だという講演が直前で2つ続いたので焦る。(犬塚さんも指摘して いたから有名な話なのだろう。Burnett方程式は激しい時間変化に不安定。 super-Burnettは空間的にも不安定)。肝心の僕の発表は講演後に幾つか質問があった くらいで何時もの通り、あまり反応がない。もうちょっと準備に気合いをいれる べきか。運動論はpresentationも含めて難しい。


9/19:

会議の一日目。参加者が数学者ばかりであることに驚く。岡本さんの話は面白かった が、それ以外は今一。参加者が数学寄りであることを勘案して早めに退散して パワポを作り変える。


9/18:

長男の中学の文化祭に行く。同僚のSさんに会ったのは驚かなかったが、神戸の時に 一緒だったIさんに会い、そのIさんが長男の学校の教師をしているのには驚いた。 学園祭は下手な大学のそれより活気があったように感じる。次男は将棋をさしたり、 子供広場で遊んだり。午後には合唱を聴く。


9/17:

講演準備。


9/16:

Windowsのupdateをしたら不具合が生じた。

Physical Review Focusに紹介されることが決まったようだ。いろいろな質問や アニメのありかなどを聞かれている。物性研究の記事も真面目に書かないと。


9/15:

来年は久しぶりに熱力学の講義をすることにしよう。

計算は破綻している。


9/14:

元の話はどう考えてもおかしいので、困難な方法を採用。当然うまくいかない。

事務仕事。


9/13:

計算が破綻しているな。元に戻って考え直すべきか。

昼食会で西野君によるKnudsen効果のシミュレーションの報告。


9/11:

計算。面倒。

昨日の論文は 量子化の仕方によって結果が違うとかKubo公式と一致しないといろいろおかしい。


9/10:

終日、院試の会議。昼飯の際にQuantum Fluctuation Theoremの疑問のつく論文を 教えて貰う。


9/9:

院試の会議等。


9/8:

どうも基底を設定できない。HCSの安定性を空間とdecoupleして考える のは変だということなんだろう。

河原田君の練習2。改善はあった。しかし肝心の計算が間に合わなかった。


9/7:

河原田君の練習。そもそも発表時間を勘違いしている。

警報が出たので早めに自宅に戻り、そこで計算。


9/6:

yuragiの調子が悪い。

昼食会で肝心の学生が来ていなかった。

詳細にまとめたノートを作って検討する。どうやら間違いはないようだが、賦に落 ちない点は残る。


9/4:

次男を連れて総合博物館での「貝」についての子供向けセミナーに出る。先週は 子供向けによく準備されていたが今週は大人もターゲットになっていたので相手が 絞り切れていなかった。それでも新しい知見はあった。


9/3:

会議。全学科目についての説明等。長かった。


9/2:

延々と固有値、固有関数を求めようとしているのだが、ちょっとずつおかしいので なかなか進展が見られない。だいぶ改善したのだが、まだ流体力学の要請から来た 固有値とこの枠組で求めた固有値が微妙にずれている。

ようやくweb serverが直る。

Andelmanのセミナーに出席したが時間の無駄だった。目的がよく分からない。解析は 中途半端等、いいところがなかった。


9/1:

占部さんのセミナー。だいぶ形になってきたけどまだまだ。彼女には論文を書く という難しい作業が残っている。


8月