開催趣旨
天文学・宇宙物理学においては,理論研究者と観測との協力により,それぞれの分野において研究者同士のコンセンサスが得られた「標準理論」が形成されてきている.その一方で, 標準理論では説明が難しい問題も多々あり,分野によってはその刷新が迫られている.本シンポジウムでは, 様々な分野のエキスパートに,その「標準理論」を概説し,さらにそこに残る問題点と,新たな理論を構築する指針などについて議論してもらう.
なお,理論天文宇宙物理学の幅広いトピックの口頭講演およびポスター発表も例年通り募集する.また,今年度博士取得見込み者は優先的に発表の機会を与えられ,最も優秀な発表をした者には若手発表賞が授与される.
開催場所・日程
[場所]: 京都大学 基礎物理学研究所 パナソニックホール
[交通・宿泊情報]
[日程]: 2018年12月19日(水)- 21日(金)
(12月19日は午前10時30分頃から開始,21日は午後4時頃に終了予定です.)
参加登録
こちらからお申し込みください.
講演登録および旅費補助申請 2018年11月16日 (金) 締切
参加登録 2018年12月7日 (金) 締切
(旅費補助に関して,財源が限られているためご希望に添えるとは限りません.あらかじめご了承ください.)
招待講演者
(敬称略)
素粒子と暗黒物質をつなぐ橋 | 野尻美保子 | (KEK) |
一般相対論とその拡張 | 小林努 | (立教大学) | 物理学は宇宙大規模構造の起源を明らかにできるのか? | 早田次郎 | (神戸大学) |
宇宙の夜明けから再電離が起こるまで:これまでの理解と残された課題 | 長谷川賢二 | (名古屋大) |
宇宙大規模構造理論予言の現状と展望 | 西道啓博 | (東京大) |
銀河形成とダークマター | 長峯健太郎 | (大阪大) |
星間媒質のダイナミクスと星形成 | 井上剛志 | (名古屋大) |
星形成理論の構築に向けて:近年の発展と今後の課題 | 町田正博 | (九州大) |
超新星爆発の標準理論と標準外の超新星 | 守屋尭 | (国立天文台) |
Missing links of high-energy astrophysical phenomena | 樫山和己 | (東京大) |
連星合体からの重力波で探る高密度天体 | 関口雄一郎 | (東邦大) |
宇宙線の標準理論:未来へ向けての再考 | 大平豊 | (東京大) |
太陽大気でのエネルギー輸送の理解と現状ーコロナ加熱と太陽風加速ー | 松本琢磨 | (名古屋大) |
原始惑星系円盤から惑星系へ | 野村英子 | (東工大) |
懇親会
12月20日(木)
[場所]: 京都大学北部生協会館2階 [map]
[会費]: 学生 3500円, スタッフ/PD 4500円
宿泊
宿泊予約は各自で手配願います.[京都市内の宿泊施設] (北白川学舎宿泊は締め切りました.)
SOC/LOC
- SOC
仙洞田雄一(弘前大),當真賢二(東北大),大須賀健(筑波大),滝脇知也(国立天文台),浅野勝晃 [chair](東大宇宙線研),鈴木建(東大),斉田浩見(大同大),井上剛志,市來淨與(名古屋大),諏訪雄大(京産大),山田良透,田中貴浩(京大天体核),樽家篤史,木内建太(京大基研)
- LOC
木内建太,嵯峨承平,高橋和也,樽家篤史 [chair],西村信哉,藤田龍一(京大基研),諏訪雄大(京産大)
参加登録システム協力: 格和純 (京都大学 飛騨天文台)
リンク
理論懇シンポジウム 理論懇シンポジウム若手発表賞 京都大学基礎物理学研究所
問い合わせ先
rironkon2018 -at- yukawa.kyoto-u.ac.jp
( -at- をアットマークに変えて下さい)