Mainz3(10月14日(土)、15日(日))

ここでは2006年10月9日から15日にかけて、ドイツのマインツに滞在しHyp2006に出席したときの模様を中心に、雑多なことを書きます。

10月14日(土)

Kankou1 本日は観光の予定。マインツの名所、グーテンベルク博物館と大聖堂くらいを見て、あとはお土産探し。今日は曇っていて少し寒い。

これまでに何度か大聖堂のあたりまでも来たことがあるので、とりあえずそっちの方へ。昼間のグーテンベルクさん。前の広場で市場みたいなのをやっている。売っているのはほとんど食料品。実験のH先生を観測、ここにいらっしゃってよいのだろうか。

市場のせいか大聖堂の入り口が、若干わかりにくく、ぐるっと一周まわってしまったが無事中に侵入。横に拡張していった部分があるのか、中庭があったりする。気分はドラクエである。つぼとか割ったらなんか出るだろうか。回廊を歩いていると、杖をもってぷるぷるしたおじいちゃんがあらわれた。英語がほんの少しできるようで、一生懸命なにかを説明してくれる。ここから見た塔がきれいなんだ、とか。たぶん。

ひとしきり協会を堪能してから、すぐ近くのグーテンベルク博物館へ。ふるい建物の入り口、の向こうにモダンなのがあって、そこが博物館。グーテンベルク時代の印刷機のみならず、印刷物全般が展示の対象である。日本をはじめアジアの部屋とかもあって、おもしろい。ワイルドのサロメにつけたビアズリーの挿絵とか、近代の版画とかまで網羅されている。博物館のとなりのミュージアムショップでは、ブラームスがかかっていた。さすがドイツ。ちいさなお土産を購入。

Kankou2 歩き疲れたので、博物館についてたカフェに入って休憩。ミルクコーヒーをたのむと、Lotusのビスケットがついてきた。ちょっと前に梅田のロンドンで「ヨーロッパでは定番なビスケットをはじめました」と言ってたが、まさにそれがでてきてちょっとびっくり。ほんのりしっとり食感もそのまま。これがヨーロッパか。

観光をひとしきり楽しんだので、ここからスーパーでお土産を買い漁る。スーパーはわりとたくさんあって、店によって自然食品に強いところや化粧品や薬品に強いところなど、差があるのが面白い。大きい物が多いのであれだが、食べるものなどをいくつか購入。お土産は折りたたみ式の変な色バッグに収納。ちなみにこの街には犬が多い気がする。

昼食は大きなデパートの中の食堂の、ビュッフェスタイルみたいな所で食す。ロールピーマンみたいなやつで、芋が横にたっぷりついている。大量である。デパートで高級なお土産も購入し、もうすこしうろうろ。中心部にある教会(おそらくAugustinerkirche)にふらっと入ると、豪華な内装であった。

夕食は、東工大S.Y.氏といっしょに最近マインツにこられたらしいK夫妻宅にお呼ばれする。駅で待ち合わせのあいだ、ふらふらしていたら、ノルトゼーでSUSHIが売られているのを目撃する。

S.Y.氏のメモに従ってバスに乗る。バスは閑静な住宅街に到着。おりて歩いているとKさんがお迎えに来てくれる。少しあるいて歴史のある建物らしい家に到着。まだ日本の地を踏んだことがないらしい娘さんにご挨拶。ドイツ滞在最後にして和食をいただく。薄い肉を手に入れるのが難しいそうで、今日は最近購入したマシーンによってスライスされた豚肉をいただく。米は鍋で炊いているそうです。昨日の赤い人たちはサッカーの人らしい。あと、ワインはMit Praedikatみたいなのが良いらしい、という情報を入手。空港でお土産を買うときに注意することにする。

いろいろお話して、バスで帰る。遅くまでやってるみたいです。正しいチケットの買い方を教えてもらう。自販機がどこでも同じということはこういうとき便利。おいしかったです、ごちそうさまです。

10月15日(日)

airplane 最終日、飛行機は13:45の予定。朝8時頃起床し、軽い朝食をとって準備。電車が遅れる可能性が高いらしいので、早めに出発し空港で待機することに。

駅で昨日教えてもらったように切符を購入。掲示板でホームを確認し、駅員にも聞いてみる。25分遅れの電車を駅で待っていると実験の人に遭遇。電車がやってくるも、予定のホームと反対側。それでいいのかドイツ鉄道。電車の中ではまた検札が来る。3Heターゲットはお値段が高い。空港ラウンジに入るためには、年間約4回ヨーロッパを往復する必要があるとか。それはちょっと無理ですかね。

結局空港に出発の3時間前くらいに着いてしまう。荷物が重いのでチェックインしたいが、時間がすこし早すぎる。とりあえずそのへんの人に聞いてみると、Hall Aに向かえ、と言われる。行ってみると、エコノミークラスのカウンターに行列ができている。しかし横にあるquick check-inというカウンターがは空いている。手動でタグを貼ったり荷物をのせたりしないといけないが、こっちでもチェックインできるようなので、中にいる人に教えてもらいながらやってみる。人件費削減でしょうか。しかしやり方がわからない人を助けるために職員を配置しているので、結局あまりかわらんかもしれない。

身軽になったところで、時間もあるし空港探検。なんとなく見覚えがあるところをうろうろしているうちに、以前スペイン帰りに立ち寄ったとおぼしきスーパーにたどり着く。昨日教えてもらったようにワインを選んだ他、いくつかお土産を買い込み、派手な色の袋につめこむ。これは機内に持ち込み、あまり使ったことのない頭の上に収納するつもり。それでも時間があったので、カフェに入って小麦ビールを注文。この段階で0.5リットル注入しておき、機内で眠る作戦。もちろん成功の保証はない。

一服して搭乗時間も近づいて来たのでゲートに向かう。人が多いなあ、と思っていると「オーバーブッキングです、明日のに乗り換えてくれたらお金あげます」というアナウンス。お金は欲しいがそれはちょっと。結局誰かが名乗り出たのか、搭乗が始まる。予定時刻を少し遅れて離陸。

飛行機は行きと同じ型のAirbus A340-600。トイレは階段を下りたところについていた。飛行中はやっぱりずっと起きていたのだが、映画の途中で突然モニターが収納されたり、電気がついたりつかなかったり、不審な挙動をみせる。飛行機の良くない点は、このような事態に対して明確な説明がなされないこと。これが余計な不安をあおっているように感じられるのだがどうだろうか。

そして約12時間後、関空へは南側からのルートでアプローチ、神戸空港が出来たせいだろうか。予定より少しおくれて着陸。関空は今日もいい天気でした。

Acknowledgment

The work presented in the conference has been prepared in collaboration with Professors D. Jido and A. Hosaka. This work is supported in part by the Japan Society for the Promotion of Science (JSPS) and by the Grant for Scientific Research (No. 17959600) from the Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology (MEXT) of Japan.


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