★ 5月
朝一の講義。混合性とKac's ring modelをやってからJarzynski等式のさわり。仕事 の符号でちょっと混乱していたのを指摘される。質問が多くて学生が元気なのは 教養の授業とはだいぶ違う。この講義は大学院と学部共通なんだが、元気のいい 3回生と半分を占めるM1の間で4回生が埋没しているかも。
國仲君との打合せ。水曜に慌てて作った現象論がちょっとまずかったので早速手直し。 英語はだいぶこなれてきた。(全く初投稿前のようだ)。
昨日の疲れもあるのか午後はぐったりしてしまった。
家族で比叡山に登山。一昨年より更に体力の衰えを痛感。今年は下山も雲母坂へ歩いて 帰ったので余計にしんどかった。
再投稿に向けて、現象論の部分を読み直す。あまりに支離滅裂なので完全に現象論を 作り直す。
茶椀谷ゼミ。それから4年の卒研ゼミ。
投稿した。 結果はきれいだし、発展性があると思うがどう判断されるか。
授業でしょうもない計算に詰まった。一回生はこういうところで分からなくなると 思うから余計によくなかった。
昼食会。投稿間近の内容について河原田君が報告。あのランジュバンは一見すごく 一般的な形をしているのでいろいろ使えそうなのだが、適用可能な系は他にもない のだろうか。
M1ゼミはまだ本格的なところに入っていない。
面談に来なかった学生の面談。
同志社の新学生会館(寒梅館)から相国寺、御所に行ってから図書館。
論文のレフェリーを仕上げる。
授業。H定理とそれがLiouville方程式を使ったエントロピーの時間発展と整合しない こと。質問も出て来たのはいい傾向だ。
國仲君と論文の手直しの議論。今度は英語を厳しく見る。まだ説明が分かりにくいの 大幅な訂正が必要。内容はオスミ付きがついたので後は英語だけなんだけど。
論文書き。データをちょっと追加してプロットの仕方を変えたら見栄えがするように なった。3点で直線を引くのではなく11点あればそれなりに説得力がある。 このLangevin方程式の使いでは他にもありそうなんだが。週末に寝かせて投稿か。
論文書き。大体固まったが、拡散係数と温度の関係に若干の不満がある。
昼に理学部の会議に出るとぐったりしてしまう。
午前はようやく出た結果を論文にインプットする。まあ予想通りの温度と拡散係数の 関係であったので、後は書くだけ。
勝木さんのセミナー。砂丘のパターン形成の問題をセルオートマトンのモデルを 使って解析。あのモデルの有効性は未だに分からないし、無次元化を 含めて物理的な解釈はないけど、モデルシミュレーションで実験や観測事実の殆んど が再現できるのは驚き。
卒研ゼミ。生物の話のイントロで終わってしまった。知識の整理だけで時間が潰れる。
科研費の交付申請の書類作り。額が少ない上にインドに行くのでピンチである。
気体論の輸送係数の計算を授業用にまとめる作業を全面的にやり直す。だいぶすっきり したが、やはり半年の授業でいろいろな分野の学部生向けに講義するのは無謀なので、 コピーして配ることにしよう。それにしてももうちょっと簡単にならんのか。
授業は特筆すべきことはない。その後、M1ゼミ。教育的効果を考えてBBGKYヒエラルキー の計算をきっちり書いてあるResibois and de LeenerのPart IIIをやることになった。 しかし時間がかかる。
市民オーケストラ。シューマンのピアノ協奏曲からブーラムスの交響曲1番はクララ 繋がりか。どちらも名曲でオケはそこそこだったが、ピアノのソリストの演奏が 雑だった。
蔵本退官パーティー。津田さんのよく分からない話、佐野さんのよくまとまった 話、藤坂さんの上手で面白い話の後にパーティー。非線形関係の研究者が一同に 会したという感じで、いろいろ懐かしい人とも喋る機会もあった。祝辞での佐々の 挨拶は相変わらずうまいので感心する。
講義。式を書き始めると出て行く学生がいるな。ボルツマン方程式まで。H定理まで をイントロと考えていたが、それに しては長すぎるので、このままボルツマンでつっ走るか。
という訳でChapman-Enskogのdetailsをノートにし始めたがとても講義にならない 程面倒だということを再認識した。
とりあえずピースを集めるということでボルツマン方程式の話を講義ノートとして まとめる。もうイントロからすぐ繋げてしまうか、一旦基礎的な確率論とかやって から戻るべきかまだ決まらない。
卒研で前期はBoalのMechanics of the cellをやることになる。時間は水曜に移動。 どうも木曜午後は会議日として空けておく必要がありそう。 教育委員会に出席。その後に月曜と同様の新入生の面接。早速一人現われず。
どうしようか迷っていたが、請求が来たのでBook proporsalを書く。
セミナーの打ち合せに学生が誰も現われず。どうもうまく伝わっていなかったよう だった。セミナー講演者の名前が上がらず。ネタ切れか。とりあえず勝木、茶碗谷、 犬塚まで決まって、講演をお願いする人の名前が幾人かが決まる。
講義準備:揺らぎと相反定理。量的に膨らみすぎかもしれない。外的な境界条件と うまく整合するか。
國仲君が挨拶に来る。ポスドクとして研究室を去る。
Shizgal が訪問して来る。ちょっと議論。金君が古典的な問題に取り組んだことに驚いて いた。我々も遭遇したがソフトコアで計算すると化学反応率が発散するという問題は 誰も解決していないとのこと。 一方、金君は用事で来れず。 しかし連絡もしていないようで相変わらず子供っぽい。
八尾さんの持ってきた問題を漠然と考える。
レフェリーのコメント(2回目)が来る。2人の判定は◯△。内容は2人ともOKとしたが ともかく書き方がまずいとのこと。(まあそれはそうだ)。 但し4ページ以内に収めて改訂するのはそれほど容易では ない。しかし峠は越えたので、やれやれというのが正直な印象。D論に華を添えて、 また就職にもそれなりのポイントになるだろう。 その他、Refereeに対するreplyの方が分かりやすいとの評も。こちらも論文にして おかないといけない。
基礎論Aの授業。昨年は1回目から聴衆が少なかったが、今年は一杯だった。 とりあえず活気がある。
昼食会に武末さんが参加。早々に打ち切ってようやく揃った書類を宅急便で出す。
新入生の面談。元気が学生もいれば社交性に欠ける学生もいる。線形代数演習の 時間を使ったためか数物志望者ばかりだった。物理は殆んど宇宙論志望。しかし 宇宙物理と第2教室内の宇宙論(天体核等)の研究室の関係を知っている学生は いなかった。
薮崎さんのパーティー。高校の同級生が喋るので講演会も聞いたがちょっと話が 細かすぎて素人には難しかった。パーティーは参加者が多く、盛会だった。
講義の一回目。出来は分からない。まだBoltzmannに到達しておらずMaxwellあたりを うろうろしている。聴衆は多かった。Decay rateはどうなるか。(まあ不可逆過程 だよな)。
宇宙フォーラムの提出書類を整える。しかしまだ研究科長の印鑑が届いていない。 キャンパスが遠いと不便。結局間に合わず。月曜に自腹を切る羽目に。
昼に交通指導で、午後は会議が3つ。終わると夕方。しかしこの4つはどれも無意味 だったような気がする。それで全く時間がなかった一日。
書類を書き上げる。忙しい佐野さんとの間で印鑑の往復が間に合わず。
門出に芝桜がきれいだった。
確率過程論のあたり。あまり手際よくない。書き直す必要がありそう。とりあえず 講義ノートのページを開設。勿論まだ何もない。
大学院新入生ガイダンス。
八尾セミナー。誘電緩和の実験とシミュレーションのずれ。多分シミュレーションで 見ている量が悪いのだろう。極性流体の話になる。
書類書き。勝木君と話す。
講義ノート。Jarzynski等式など。まあ変な式だな。
講義の準備を少し進める。しかし予想通りのところで詰まる。
昼食会で学会の報告をした後、新M1の卒研の発表。MDのかなり高速なアルゴリズム を自分で開発したようだ。数値計算に強い学生が入って来るのは初めてのことで ある。
講義プランを固めて徐々に進み始める。あっちこっちに寄り道をしそうでどこに 落ち着くか分からない。とは言え、そんなに独創的な講義をすることはできない のでオーソドックスな非平衡統計になるだろう。
今日の午前中には院生室に人がいっぱいいた。金君去る。
Xu氏と議論。MixturesへのLBMの適用について。ちょっと混乱がある。
井田さんにメールを送って、返事を頂く。当り前なんだが自己重力は重要だという 結論のようだ。志田・川合の論文の問題点を教えて貰う。世の中は厳しい。
昨日、長男は中学に行き、制服や教科書を貰って来た。クラスには公立並に友人が 多く、馴染みやすい環境になった。
去る人あれば来る人あり。金君は荷物を半分しか運び出していない。早速新人を 使うとは。。
朗報あり。昨日のうちだから四月馬鹿ということはない。
初等的な間違いを発見。ますます遅れる。
非平衡の講義プランが固まらない。
法人化で不便になることは間違いない。さしあたって緊急の場合以外に校費は使わない 方がいいようだ。
★ 3月