International Workshop on “Life and Matter and Society: Emergent Behavior Beyond Expectations”
京都大学・研究連携基盤・未来創成学国際研究ユニットの設置に先駆けて、京都大学国際ワークショップ「生命・物質・社会-想定外事態の創発-」が、京都大学旧演習林・ラウンジにて、2015年5月26日に開催された(15時から19時まで)。組織委員長は、村瀬雅俊(京都大学基礎物理学研究所 准教授)、講演者は、Aage Moller (テキサス大学医学部 教授)、Cynthia Trevisan(カリフォルニア州立大学 准教授)、大野照文(京都大学総合博物館 教授)、山口栄一(京都大学大学院総合生存学館 教授)らである。参加者は、約40名であった。物質科学における量子描像と神経科学の最前線についての話題提供がCynthia Trevisan、およびAage Mollerの二人の外国人研究者によって行われた。また、教育とイノベーションの課題と展望について、大野照文と山口栄一によって行われた。生命、物質、社会は、背後に潜むダイナミックスが単純に見えるにもかかわらず、しばしば多様で複雑な創発現象を提示する。興味深いことに、異なる組織構成をした異なるシステムであっても、フィードバックプロセスが似ていると、同じような振る舞いを示す。この種のトピックスについて多くの観点から議論された。 本国際研究ワークショップは、文部科学省科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究「統合科学の創造と統一生命理論の構築」(研究代表者:村瀬雅俊・京都大学・基礎物理学研究所、課題番号26560136)による研究費助成に基づいて実施された。
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講演者:Aage Moller、 テキサス大学医学部 教授(右端) | 講演者:Cynthia Trevisan、 カリフォルニア州立大学 准教授(右端) |