概要

基礎物理学研究所は、湯川秀樹博士のノーベル物理学賞受賞を記念し、1953年に「素粒子論その他の基礎物理学に関する研究」を目的として、日本初の共同利用研究所として創設されました。1990年には広島大学理論物理学研究所と合併し、新基礎物理学研究所として現在に至ります。当図書室は、専門図書館として理論物理学とその関連分野の資料を収集、保管しています。研究所の研究者、京都大学の研究者だけではなく、国内外の理論物理学研究者に対し、サービスを行なっています。

沿革 ※基礎物理学研究所が発行に深く関わっている学術雑誌についての記載も含みます

1949(昭和24)年 湯川秀樹博士がノーベル物理学を受賞する
1946(昭和21)年7月 Progress of Theoretical Physics』の刊行開始
1948(昭和23)年10月 素粒子論研究』の刊行開始
1952(昭和27)年4月 基礎物理学研究所の前身、湯川記念館が発足
1953(昭和28)年8月 基礎物理学研究所発足
1955(昭和30)年 Supplement to the Progress of Theoretical Physics』の刊行開始
1963(昭和38)年10月 物性研究』の刊行開始
1979(昭和54)年8月 湯川記念館史料室発足
1981(昭和56)年9月 湯川秀樹博士永眠
1990(平成2)年 広島大学理論物理研究所と合併。理論研の所員は一時的に宇治キャンパスに移った。広島大学から図書28,971冊、雑誌273種が移管された
1995(平成7)年7月 新庁舎(現・基礎物理学研究所研究棟)竣工。これにより宇治キャンパスの研究施設は閉鎖
1998(平成10)年 図書システム(閲覧)を導入
2003(平成15)年 図書室の所蔵目録データの遡及入力が終了
2005(平成17)年 広島大学理論物理研究所から移管された図書の分類記号変更作業が終了
2008(平成20)年 湯川記念館耐震工事実施
2009(平成21)年 『素粒子論研究』電子版の発行開始(冊子体は2011年度をもって廃刊)
2012(平成24)年 『物性研究』電子版の発行開始(冊子体は2011年度をもって廃刊)
2013(平成25)年 『Progress of Theoretical Physics』本誌とSupplement刊行停止。既刊分はWebで公開されている。後継誌『Progress of Theoretical and Experimental Physics』をオープンアクセス誌として発行開始
図書館機構貴重書公開展示『博物館学の世界』に湯川博士旧蔵書より出陳。

 

規定

図書室利用規則
「インターネット上で公開するデジタルデータの特別利用」の条件に係る申し合わせ