ポスドク実態調査第四回アンケート集計結果

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 2001年2月から3月にかけて素粒子論グループの皆様 アンケートをお願いしました。 今回は主にドクターコースのある研究室を中心にアンケートを行い、 72研究室からの回答を頂きました(内ドクターコースなしが9研究室)。 ドクターコースのある研究室からはほぼ回答を頂きました。('00年度 素粒子論グループにおいて規模が2名以上のグループが154、5名以上のグループ が57) この結果素粒子論グループに登録してい るポスドク195人のうち74%にあたる145人のデータが得られました。皆様のご協 力に深く感謝いたします。
 大学院重点化やポスドク1万人支援計画によりポスドクの数が増加する一方で、 研究職はこのままいくと現状維持もしくは減少するため、ポスドク問題がいっそ う深刻化すると考えられます。今回のアンケートによりこの状況を把握するため の具体的な数値が得られました。
 今回のアンケートでは昨年度新たに59人がポスドクになったことが確認されました。 今後2年の推移を博士課程学生数(90人前後)、卒業率(7〜8割?) とポスドクへ進む人の割合(7割前後)などのデータ(詳しくは以下のデータを参照) から予想すると、新ポスドクは毎年約40〜50人ずつ増えていくことが予想されます。 これに対し昨年度研究職についた人はアンケートの回答によると10人 (過去3年の平均は9人)でした。
 また今回のアンケートではポスドクの年数ごとの人数構成を調査しました。 ポスドク3年目から4年目にかけてポスドク人数が25人から7人に減少しています。 これは日本では1回目のポスドクを終えた後次のポスドクを続けるのが難しい 現状の反映と考えられます。



● ポスドクの数
● 学生の数とサポート状況
● 学振採用状況
● 最近3年の就職状況
● 主なコメント
● その他寄せられたコメント