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微分方程式の解き方
数野一平
北海道大学
October 27, 2001
次のような形をもつ微分方程式を解いてみよう。

この微分方程式の特徴は、右辺が x の関数と y の関数の積で
表されていることであり、「変数分離型」と呼ばれます。
変数分離型の微分方程式は、左辺と右辺に y と x の関数を
「分離」することによって解くことが出来ます。

これではまだ分離されているように見えませんが、
左辺は x で積分すると y の積分に置き直せることがわかりますね。

この両辺の不定積分が実行でき、
かつこれを y について解くことができれば、
微分方程式が解けたことになります。
さて、例として次の微分方程式を解いてみましょう。

説明にある通り、変数分離を行います。

ここで C は不定積分に伴う積分定数です。
これを y について解くと、解が得られます。

を改めて A とおき直しています。
微分方程式の解に現われる積分定数は、
通常、初期条件によって決まります。
例えば y(1) = 1 の場合には、両辺に x = 1, y = 1 を代入して
A=1 と決まります。
下の図に、この微分方程式の解のグラフを示します。
点が数値的に解いた答え、実線が
です。
Akira OHNISHI
10/27/2001