Korteweg-de Vries (KdV) 方程式は非線形波動のモデル方程式の チャンピオンである。 19世紀に Korteweg と de Vries により 水面波方程式として研究され、長い休眠期間の後、ソリトン現象の 最も基本的な方程式として復活した。実際、Krusal と Zabusky が 「ソリトン」という言葉を導入したのはこの方程式の数値実験から である。
数値解は正弦波が間もなくソリトンの列に発達することを
示している。ソリトン列の末端は後方に成長し、遂には
ソリトン列の先頭と重なり合う。重なり合った領域の中に
ソリトンの衝突が見える。
[soliton train developed from sinusoidal initial value]