常設展示
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ソリトンのさまざまな顔
高崎金久(京都大学)
入口 --
KdV 方程式 --
変形 KdV 方程式 --
Sine-Gordon 方程式
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変形 KdV 方程式vt + vxxx + 6v2vx= 0
変形 KdV 方程式はもとの KdV 方程式と最後の非線形項が異なるだけである。
しかしこれがいくつかの実質的な相違を生む。見かけの相似性はむしろ
本質ではない。他方、これら2つの方程式はいわゆる「Miura 変換」に
よってより深いレベルで結ばれている。
- 2-soliton solution
[gif]
ここにお見せするのは変形 KdV 方程式の2-ソリトン解の
動画である。波形と衝突過程は定性的には KdV 方程式の
2-ソリトン解とよく似ている。しかし解の解析的な表示は
まったく異なる。
[profile of 2-soliton solution before collision]
solution: v = 2*(g_x * f - g * f_x)/(f^2 + g^2),
f = 1 - c12*Exp[eta1+eta2]/(4*k1*k2),
g = Exp[eta1]/(2*k1) + Exp[eta2]/(2*k2),
eta1 = k1*(x - x1) - k1^3*t, eta2 = k2*(x - x2) - k2^3*t,
c12 = (k1-k2)^2 / (k1+k2)^2.
parameters: k1 = 2, k2 = 1, x1 = -8, x2 = -2.
- Emergence of solitons from sinusoidal wave
[gif]
ここにお見せするのは Zabusky と Kruskal の数値計算を
真似た数値解である。初期値は正弦波である。結果は
半ば KdV 方程式に似ているが、相当に異なる面もある。
KdV方程式の場合と違って、2つのソリトン列が正弦波の
頂上と底から出現している。
[two soliton trains developed from sinusoidal initial value]