夏学OB・OGと考えるアカデミックキャリア
∼第3回 三者共通 キャリアフォーラム∼
大学院進学率が上がり博士号取得者の多様なキャリアパスが開かれる中、「自身のキャリアパスにどの程度満足しているのか」や「そもそも博士進学時/学位取得時にどのような悩みを抱え、どのようにその悩みを解決したのか」といった「個人の気持ち」の部分は未だに不透明です。キャリアフォーラムでは多様な先輩をお招きし、調べても出てこない「気持ち」の部分を中心にご講演頂きます。尚、アカデミックキャリアに関する基本用語や前提となる知識・情報については2022年度キャリアフォーラムの藤原素子さんのスライドをご参照ください。
第3回にあたる今年度の夏の学校では、研究者としてのキャリアに限らず就職を含めた博士号取得後のキャリアパスに関して幅広いトピックでお話し頂きます。また昨年と同様、第二部では皆さんから募集したキーワードに沿ったパネルディスカッションも引き続き開催いたしますので、是非ご参加ください。
第一部
「一素粒子理論研究者の歩み ~大学院、海外ポスドク、テニュアトラック~」
大野 浩史 氏 (筑波大学 助教)
「博士のキャリア:または私は如何にして心配するのを止めて一般企業に就職するようになったか」
清重 一輝 氏 (株式会社大和総研)
第二部
春名 純一 氏 (大阪大学 特任研究員)
- 専門分野:素粒子論(hep-th,quant-ph)、主に素粒子論(場の量子論、汎関数繰り込み群)、量子コンピュータ(量子誤り訂正、量子シミュレーション)
- 経験した活動:国内ポスドク応募,国内任期付き教員応募,日本学術振興会特別研究員-PD応募,日本学術振興会海外特別研究員応募,専門分野外ポスドク応募
- 経験したキャリア:国内ポスドク
廣瀬 拓哉 氏 (九州産業大学 特任助教)
- 専門分野:素粒子論(hep-th,hep-ph)、主に高次元理論
- 経験した活動:国内ポスドク応募,国内任期付き教員応募,国内任期無し教員応募,日本学術振興会特別研究員-PD応募,民間企業就職活動
- 経験したキャリア:学振DC2→PD(資格変更),国内任期付き教員
青木 匠門 氏 (東京大学 学振 PD)
- 専門分野:素粒子論(hep-lat)、主に格子ゲージ理論、K理論
- 経験した活動:国内ポスドク応募,日本学術振興会特別研究員-PD応募
- 経験したキャリア:学振DC2→PD(資格変更)
五十嵐 律矩 氏 (民間)
- 専門分野:素粒子論(hep-ph)、主に摂動論的量子色力学
- 経験した活動:民間企業就職活動
- 経験したキャリア:民間企業就職