前回までは、学生に説明する Webpage を作ってもらいました。
今回は「プリント」を作ってもらいます。
プリントを作るには手書きの他に、Microsoft Word、一太郎などの 様々なソフトを利用する方法があります。 これらについては情報処理で学んでいると思いますので、 ここでは少し LaTeX について少し説明しておきます。 (ノートの説明も参照してください。)
LaTeX は複雑な式が頻繁に出て来る文書を比較的簡単に
(かつ美しく)出力するための文書作成システムであり、
数物・情報系の分野でよく使われています。
LaTeX は多くの Unix システムや Microsoft Windows 上で利用できます。
LaTeX の文書は次のような形式です。
\documentstyle{article}
\begin{document}
\title{微分方程式の解き方}
\author{数野一平 \\ 北海道大学}
\date{\today}
\maketitle
\section{変数分離型}
次のような形をもつ微分方程式を解いてみよう。
\[
{dy \over dx} = f(x) g(y)
\]
この微分方程式の特徴は、右辺が $x$ の関数と $y$ の関数の積で
表されていることであり、「変数分離型」と呼ばれます。
変数分離型の微分方程式は、...
\end{document}
LaTeX で式を書くには、次のような「約束」を知っておく必要があります。
こうした点に注意して、説明の LaTeX file (teach04.tex) を作成し、 PDF file に出力しましょう。 方法はノートの PDF file の作成 の項にまとめてあります。