大学院進学先として関心がある方へ
▶ 私の研究分野は?
通常の分け方だと、「理論物理⊃素粒子理論⊃超弦理論」
となります。また超弦理論の分野でも特に重力理論としての
側面に重点を置いて研究しております。量子情報理論、
非平衡物理、物性物理など他分野との境界領域も研究対象
としながら、理論物理の知識を総動員してミクロな重力理論
(量子重力理論)を解明することを目標に研究しています。
メッセージ:当然ですが、自分が本当にやりたいと思うテーマ
を研究することが極めて重要です。大学院の研究室選びは,
ぜひ慎重に情報収集をするなどして行ってください。
大学院では、自分自身が主体となって独自の研究テーマを
見つけて、試行錯誤を繰り返し、最後までやり遂げて論文に
にする能力を養うことが最も重要です。博士課程まで進学する
場合は、この自立した研究者の能力を大学院で身に付ける
ことが必須であると私は指導しています。
▶ 大学院入試は?
当方の大学院入試の応募先は、以下の通りです:
京都大学大学院理学研究科物理・宇宙物理専攻
物理学第二分野 基礎物理学研究所 素粒子論グループ
私の所属する基礎物理学研究所 素粒子論グループ全体の
教員構成や研究内容についてはこのグループのページを
参照してください。
院試の情報についてはこのページをご参照ください。
▶ 私の研究内容は?
たとえば簡単な解説としてこのページや、岩波「科学」2024年8月号のこの記事、そして
私の非専門家向けプレゼン資料
[日本物理学会 第23回オンライン物理講話「量子エンタングルメントから創発するホログラフィック宇宙」 2024年9月] [スライドはこちら]
[学術変革領域研究A「極限宇宙」第一回市民講演会2022年]
[京大の11月祭本部講演2022年]
[南部コロキウム2022]
[Riken iTHEMS Colloquium 2023 (English)]
[量子情報春の学校2021]
[仁科記念講演会2019年12月][video]や
[JAXA宇宙科学談話会2017年5月]を参考にしてください。
もう少し専門的なものとして
[日本物理学会総合講演2022年3月]
[基研研究会「量子情報エントロピーと物理」の講演2022年3月]
[阪大集中講義2017年10月オープニング] もあります。
私の著書「量子エンタングルメントから創発する宇宙」(共立出版)
も参考になります。
パリティー「量子情報による時空の創発」丸善2017年12月号
日経サイエンス「ホログラフィー原理を解く」 2017年1月号
の記事も参考になると思います。
▶ 研究室訪問は?
京大物理の行事として、毎年5月ないし6月頃にローレンツ祭
が開催され、京大基研素粒子論グループの紹介もあります。
研究室訪問は、オンライン訪問、現地訪問どちらも可能です。
遠方の方は特にオンライン訪問を推奨します。
高柳の研究室紹介のスライドを公開中です:[スライド]
私の最近の研究内容の関しては、例えば、京都大学11月祭における
私の本部講演「量子情報から創発する宇宙」の[スライド]や、
極限宇宙市民講演会における髙柳の講演[動画]をご参照ください。
研究室に関する質問はメールで受け付けています。
高柳 takayana[at]yukawa.kyoto-u.ac.jp までご連絡ください。
▶ 京大基礎物理学研究所の研究生活は?
理論物理学の第一線の研究者が集まっており、また
外国人研究者の滞在も多く、国際的に高い水準で
研究活動に取り組むことができます。理論物理の各分野の
国際会議やワークショップが頻繁に開催されており、自分の
研究分野はもちろん、他分野や境界領域の最新の研究に
触れる機会が充実しています。
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