フレーバーSU(3)ハドロン動力学を、QCDのカイラル対称性に基づいた有効理論を用いて研究する。カイラルユニタリー法を用いて、メソン・バリオン散乱とバリオン共鳴の性質を調べる。実験で行われる反応計算には、現象論的な有効ラグランジアンを用いる。エキゾチックなペンタクォーク粒子Θ+とバリオン反10重項の性質を、観測事実との関連から明らかにする。以下に最近の研究の内容をまとめる。