近年における弦双対性の広がり

String Duality and Related Topics in Recent Years

開催日: 2025年3月20日
日本物理学会 2025年春季大会 一般シンポジウム
領域世話人: 佐々木伸(北里大学)

シンポジウムの趣旨

1980年代に指摘されたT双対性に始まり、超弦理論における双対性は、現在では5種類の異なる超弦理論とM理論を結びつけるU双対性として確立している。弦双対性の有用性は超弦理論のみならず、その低エネルギー有効理論である場の量子論、超重力理論などの分野から数理物理学に至るまで広範にわたる。特にここ数年は、T双対共変な場の理論であるDouble Field Theory(DFT)、およびその拡張であるExceptional Field Theory(EFT)、弦シグマ模型の可積分変形(Yang-Baxter変形)、拡張されたT双対性の一種である非アーベルT双対性やPoisson-Lie T双対性、さらに一般化された超重力理論(generalized supergravity)、ブレーン統一理論など弦双対性にまつわる新しい概念や拡張・応用が大きく進展した。本シンポジウムは、この分野で活躍する研究者の方に最新の研究を紹介していただくことで、近年の弦双対性に関連する研究を概観し、今後の研究の可能性を議論する場を提供することを目的とする。

講演者と発表タイトル