講義録電子化サポート制度
素粒子論委員会の支援を受け、古い講義録 (冊子やそのスキャン)、手書きノートなどを電子化し、TeX形式で整備・公開するための支援制度を開始しました。本制度は、日本物理学会第80回年次大会における素粒子論懇談会での承認に基づき実施するものです。
制度の目的
本制度は、学生アルバイトの協力やAIツールを活用して文字起こしを行い、編集部がその公開・活用を支援することで、素粒子論グループの資産を保存・共有することを目的としています。
応募資格・対象とする原稿
- 申請者が原稿の著者である必要はありません。原稿を所有する方や管理されている方の申請を歓迎します。
- 講義録、手書きノート、講演原稿など、電子化して公開することで素粒子論グループに有用と判断される資料を対象とします。ただし、単独で読んで内容を理解できる原稿を優先します (現段階ではスライドは原則対象外)。
- 英語原稿の電子化も可能です。
原稿の著者と著作権
- 原則として、電子化された記事の著者は、元の原稿の著者とします。
- 原則として、元の原稿の著作権は、電子化された記事に継承されます。
財源
本制度は素粒子論研究の予算を用います。

準備事項
- 原稿ファイル (PDF、画像、スキャン等)。冊子はスキャンしたデータを準備してください。
- 著作権者全員による「素粒子論研究」への掲載同意 (同意取得が難しい場合は編集部へご相談ください)。
- 作業を担当するバイト予定者の手配 (学生または必要に応じてPDを想定)。
バイト代について
原稿の電子化の難易度に応じて、バイト代を編集部で判断します。バイト代の目安は原稿1ページあたり200~500円程度とし、原稿の内容を確認のうえ決定いたします。電子化に手間がかかる原稿については、高めの設定とします。時給換算では低めの水準となる可能性がありますが、学生バイトにとって、TeXやAIを用いた実務経験や原稿を読むことで研究にもつながり教育的効果があります。応募の際はバイト予定者にその点をあらかじめご説明ください。
応募方法
編集部宛にメールでご応募ください。添付またはファイル転送サービスのリンクで原稿ファイルをお送りください。可能であれば、事前にAIでTeX化したファイルを添付していただいても結構です。
応募先: sokenedアットマークyukawa.kyoto-u.ac.jp
その他の注意事項
- 著作権に関しては掲載前に必ず確認を行います。掲載可否は著作権の状況に依存します。
- 原稿の内容によっては予算上の制約により補助を行えない場合があります。あらかじめご了承ください。
- 公開後の差替えや削除にも対応いたします。差替えの場合は差分のリストを併せてご提出いただくと公開がスムーズです。
お願い
- 電子化の過程で誤植が発生する可能性がございます。誤植を確認された場合は、著者または編集部までご連絡くださいますようお願いいたします。
- AIの利用に詳しい方がいらっしゃいましたら、作業手順やツール選定、品質管理の観点からアドバイスをお願いいたします。ご協力いただける方は、編集部までご連絡ください。
連絡先
素粒子論研究編集部sokenedアットマークyukawa.kyoto-u.ac.jp