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自作クラスタ計算機:ipマスカレードの基本設定

概要

設定手順

IPフォワードの設定

インターネットにつながったLANポートと、プライベートLANにつながったLANポートはそれぞれ独立です。 この2つをつなげるのがIPフォワードです。

  1. 管理ノードのIPフォワードを有効にします
    $ sudo vi /etc/sysctl.conf
    sysctl.conf
    (略)
    net.ipv4.ip_forward=1
    (略)
  2. 変更した設定を読み込みます
    $ sudo sysctl -p

IPマスカレードの設定

iptablesコマンドを使って設定します

  1. 管理ノードのIPマスカレードを有効にします
    $ sudo iptables -t nat -A POSTROUTING -s 192.168.0.0/24 -j MASQUERADE
    • オプション-sでプライベートネットワークのIPアドレスとネットマスクを指定します
  2. 計算ノードからpingコマンドを使って、インターネットへ接続できるか確認してください

iptables-persistent

iptablesの設定は再起動するとリセットされてしまいます。 iptables-persistentというパッケージを導入すると、iptablesの設定は起動時に /etc/iptables/rules.v4 から読み込まれるようになります。

  1. パッケージのインストールは次のようにします。
    $ sudo apt install iptables-persistent
    • 途中でIPv4とIPv6の設定ファイルを作成するか聞かれるので、全部「はい(Yes)」でよい
  2. iptablesの設定が終わったら、設定内容をファイルに出力します。
    $ sudo iptables-save -c | sudo tee /etc/iptables/rules.v4
  3. rules.v4を直接編集して設定した場合は
    $ sudo netfilter-persistent reload

    とすることで反映されます

自作クラスタ計算機/ipマスカレードの基本設定.txt · Last modified: 2021/06/27 22:04 by 127.0.0.1